カピバラを撮影したり、直島周辺のアートホッピング…一人で気ままに楽しむ癒し旅4選

TRAVEL 2024.03.28

あなたが理想とする癒し旅はどのようなものですか? 飛行機に乗って非日常を満喫する人もいれば、自宅沿線のワンマイル旅派もいるでしょう。今回は、一人旅が癒しという方にお話を聞きました。

直島、豊島、犬島アートホッピング…おひとりさまプロデューサーまろの癒しの1人旅

癒し旅におすすめなのが、ひとり島旅。自然に抱かれ何もせず、デジタルデトックス。島の人との交流も心の癒しになります。

直島、豊島、犬島アートホッピングのイラスト

私が今、出かけるなら、直島を中心に豊島や犬島など周辺の島をホッピングしながら美術館を巡る、アートに癒されるひとり島旅をしてみたい。自分のペースで作品と向き合い、内省する時間を持つ。以前、〈ベネッセハウス〉に宿泊したときには、宿泊者限定で夜の美術館を静かに味わうことができ、最高でした。美しい島々の景色も含めて〝作品〞で、とくに直島のオーバルから観た絵画のような絶景は今も忘れられません。

至福の旅は、カピバラ撮影…カピバラ写真家渡辺克仁の癒しの1人旅

最小限の荷物にカメラを入れ、空港へ。天候によって「今日撮影するのにベスト」な行き先を決められたら最高です。目的地に着いたら即、動物園へ。カピバラの前に直行し、息遣いや鼓動を感じながら撮影に集中。彼らが横になったら私も車に戻りお昼寝するなど、同じ時間に同じ行動をするのも楽しそう。

至福の旅は、カピバラ撮影のイラスト

おすすめは、カピバラの聖地〈長崎バイオパーク〉。長崎は、ごはんもおいしく観光スポットも充実、さらに〈九十九島動植物園森きらら〉や〈九十九島水族館海きらら〉〈長崎ペンギン水族館〉などもあって、動物好きは2度3度と楽しめそうです。

京都「右上のほう」で癒し旅…ブックディレクター幅允孝の癒し一人旅

京都の右上のほうを堪能するプランを楽しみたいです。まず、白川通〈だし料理十-じふ-〉でランチ。喫茶〈ルタンドゥグー〉や書店の〈恵文社一乗寺店〉に寄り道も。宿は〈moksa〉でサウナを堪能し、夕食は〈通しあげそば鶴〉で一杯。祇園で飲み歩きもしたい。〈喫酒幾星〉で珍しい薬草酒を飲みながらマスターの旅の話を聞き、さらにカラオケとナチュラルワインを楽しめるバー〈vino tagiri〉で八代亜紀さんを偲び「舟唄」を歌唱。

京都「右上のほう」で癒し旅のイラスト

翌日は大自然を通るケーブルカーで比叡山に登り、スキー場跡地でピクニック。洛北の自然を存分に満喫します。

南の島で酒浸りの旅…酒場ライターパリッコの癒し一人旅

那覇に最低でも1週間ほど滞在したい。ウィークリーマンションか最低限の自炊設備のある素泊まりの宿をとり、酒とつまみと共に気ままに過ごしたい。

南の島で酒浸りの旅のイラスト

活動は昼過ぎくらいから。角打ち〈節子鮮魚店〉で生牡蠣などをつまみに泡盛を飲むのもいいし、〈牧志公設市場〉や〈栄町市場〉で、適当につまみと缶ビール(オリオンビールの発泡酒版「麦職人」がいい)を調達し、そのへんのベンチで飲み食い。天気が良ければ「波の上ビーチ」に海を眺めに行くのもあり。一定期間、気分だけでも地元の人々に埋没しながら過ごせたら、かなりリセットができそうです。

illustration_Akiomi Fushiki text_Kana Umehara

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