環境省と考える 曜日を決めてやってみる。 地球にも私にもおトクな「食」の7DAYS。 SUSTAINABLE 2022.06.03PR

環境への意識が高まる今、そろそろ自分にできることを始めたい。
環境省が提案する「サステナブルで健康的な食生活」をベースに
料理家の黄川田としえさんが”楽しく、おトク”な週間メニューを紹介。(PR/環境省)

Navigator|料理家・フードスタイリスト 黄川田としえ

きかわだ・としえ/情報番組の料理コーナーディレクターなどを経験後、料理家に転身。『毎日のごはんと心地よい暮らし』(宝島社)など著書も多数。
きかわだ・としえ/情報番組の料理コーナーディレクターなどを経験後、料理家に転身。『毎日のごはんと心地よい暮らし』(宝島社)など著書も多数。

環境のためにとストイックに活動するのは難しくても、できることから始めたいですよね。野菜がおいしくなる季節だから地元の野菜を食べてみたり、農業体験に出かけたり。都内の私が住む地域にもブルーベリー農園があり、見つけると買っています。大豆ミートも取り扱うメーカーが増え、これからぐんぐんおいしくなりそう。育ち盛りの我が子も、大豆ミートの唐揚げが大好物なんですよ。

MON.「ミートフリーマンデー」をやってみる。

ポール・マッカートニーが提唱した、“月曜日は脱・お肉”の運動。お肉の生産に伴う温室効果ガスの排出量は植物性の食材に比べて多めだと言われる。そこで活用したいのが大豆ミートなどの代替肉。見た目も味もしっかりひき肉で、ベジなタコライスの完成だ。「お肉は大切な栄養源。でも環境に配慮し週に1度、大豆ミートも楽しんで」(黄川田さん、以下同)

TUE.食品ロスを減らせるよう工夫をする。

環境省

食品ロスと聞くと、お店など事業系の廃棄を思い浮かべがちだが、実は約半分は家庭から出されている。そのうち約44%は「直接廃棄」で、手もつけずに捨てられたもの。地球にもお財布にも、もったいない。「意外な野菜も実は冷凍できるので活用を。ネギやキャベツは冷凍のまま味噌汁に、トマトはひき肉と一緒に冷凍しておくと、炒めればすぐソースができます」

[ ロスを減らせるほかのアイデア ]

■買い物の前に冷蔵庫を確認。スーパーではすぐ食べる商品は陳列順に手前から取ろう。
■調理には食材をまるごと食べられるレシピ・食材の使い切りレシピを活用しよう。
■保存を意識しよう。塩漬け・味噌漬け・マリネなどでおいしく&調理時間の短縮にも。
■飲食店では食べ切れる量の注文を心がけ、残 った場合持ち帰れるかお店に確認してみよう。
■食べ切れない贈答品はフードドライブなどを活用し、フードバンクへの寄付も検討を。

WED.「地産地消」「旬産旬消」する。

栽培方法によって、エネルギー消費量は雲泥の差。旬の露地野菜をその地元で食べるのが、生産・輸送・保管すべての面でエネルギーが一番少なくて済む。何より旬の新鮮な野菜は、おいしい。「スーパーの地元野菜コーナーはおトクなことが多く、ぜひチェックを」

環境省

THU.「自産自消」する。

自分で育てて食べる、これぞ究極の地産地消。環境省によれば、育てることにより環境や地域への理解が深まるというアンケート結果も。豆苗は根を浸せば生えてくる様子も楽しいし、バジルも摘みたての香りは最高だ。「豆苗は“自産”の2回目が柔らかくて好き」

環境省

FRI.有機野菜など、オーガニック食品を取り入れる。

化学肥料や農薬を使わない有機栽培の畑や田んぼのほうが、昆虫やカエル、鳥などの数が多いのだという。つまり有機であることは、生物多様性を保つことにもつながる。日本では、有機JASマークが目印だ。「有機野菜なら皮ごと食べられて、廃棄も手間も減ります」

[ 有機JASマーク ]
化学物質に頼らず自然の力で生産され、認証されたことを証明する印。マークは太陽と雲と植物をイメージしたデザイン。
[ 有機JASマーク ]

化学物質に頼らず自然の力で生産され、認証されたことを証明する印。マークは太陽と雲と植物をイメージしたデザイン。

SAT.ジビエを取り入れる。

地方では鹿や猪による農作物被害、森林被害が深刻だ。しかもハンターが仕留めてもその肉の9割は廃棄されている。ジビエを食べることで、ハンターを増やし環境保全と地域活性にもつなげたい。「ジビエは高タンパク、ビタミンや鉄分も豊富なんです」

SUN.地球の未来について考える。

月~土曜日のアイデアは、環境省が提案する、お手軽にできる「環境に良い」こと。日曜日は環境に対し、何か自分が実行できることはないか、考えたり調べてみよう。小さなアクションを積み重ねることが、地球の未来を変えていく。「楽しんで続けられるものを見つけたいですね」

環境省

CHECK! 6月は環境月間!
6月5日は、環境の日。1972年6月5日からストックホルムで開催された「国連人間環境会議」を記念して定められた。国連では日本の提案を受けて、同日を世界環境デーとしている。そして日本では「環境基本法」(平成5年)が「環境の日」を定めている。つまり6月5日は、世界で多くの人が環境について意識し、活動する日。
また、6月の1ヶ月間を「環境月間」とし、全国の自治体でゴミ削減運動や清掃活動など環境保全のためのイベントが行われている。自治体だけでなく、近年は6月にサステナブルなキャンペーンを打ち出しているブランド・メーカー、百貨店などもある。6月は、年々おしゃれに、身近になっているサステナブルなアイテムと、たくさん巡り会える月でもある。アンテナを立てて、自分が取り入れられるもの、参加できるものを見つけたい。環境省の取り組みは、環境月間HPでぜひチェックしよう。

#環境の日はグリーン
6月の環境月間の中で、6月5日の「環境の日」はさまざまな取り組みが行われる。特に今年は、「#環境の日はグリーン」と称して、日本全国のライトアップを実施しているランドマーク約250施設の協力のもと、環境を想起させる「グリーン」の特別ライティングが実施される。あなたの身近な施設でもライトアップされているかも。気になったらSNS(Twitter、Instagram)でハッシュタグ「#環境の日はグリーン」で検索したり、投稿してみて。

photo : Kengo Shimizu text : Miho Arima edit : Nao Yoshida

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