水のご縁でつながった〈上賀茂神社〉と〈味の素AGF〉のSDGsへの取り組みを紹介します 京都最古の神社が守る水と出会い、完成した究極のジャパニーズコーヒー「神山湧水珈琲」の魅力 LEARN 2021.10.15

〈味の素AGF〉が世界文化遺産〈上賀茂神社〉の境内を流れる神山湧水と出会い、作り上げたジャパニーズコーヒー「神山湧水珈琲」。そもそも、両者の“水のご縁”はどのようにして始まったのか。コーヒーの開発秘話から、現在まで続く文化事業までの歩みをお届けします。水、そして自然を守るための取り組みを通して、いま私たちにできることとは?(PR/味の素AGF)

「一人でも多くの方に、神山湧水珈琲を味わってほしい」という願いから、味の素AGFは上賀茂神社に相談。「世界文化遺産 上賀茂神社 式年遷宮記念文化事業」として“水の大切さと文化”を伝えていく取り組みを始めます。ちょうど平成27年は式年遷宮最高潮の年。5、7、10月の3回、神社の境内でしか味わえないコーヒーを振る舞うという味の素AGFならではの方法で、式年遷宮のお祝いに参加しました。
さらに、コーヒーを入れる器は、東北の窯元が焼き上げた陶器に。東日本大震災以降、味の素AGFが続けてきた東北の窯元の復興応援に、上賀茂神社が賛同・共鳴し、東北の器でおもてなしをすることに決めました。
また、式年遷宮の特に重要な儀式である「正遷宮」を味の素AGF特設サイトからインターネットにて放映し、全国に発信されました。

「式年遷宮記念文化事業」での提供をきっかけに、「和菓子に合う珈琲」をコンセプトに、神山湧水珈琲が開発のベースになった「煎」レギュラー・コーヒーが誕生。お家でも手軽に楽しめるようになりました。また、自然を守り続けてきた神社の姿勢に賛同した味の素AGFは、“活動を通じて、水の大切さと自然の豊かさを未来に伝えていきたい”という考えから、式年遷宮で使用する檜皮を採取するヒノキの植樹エリアの下草刈り、除伐、獣害対策に協力する活動を始めます。
現在も式年遷宮記念文化事業は継続し、味の素AGFと上賀茂神社の水のご縁は続いています。横綱白鵬関の奉納土俵入りや神社での披露宴など、様々な場面でコーヒーが提供され、平成31年4月には、鎮座以来初の常設お休み処《神山湧水珈琲|煎》が開設。神山湧水珈琲の輪はどんどん広がっています。

味の素AGFコーポレートコミュニケーション部・小梶智也さんに話を伺いました!

味の素AGFコーポレートコミュニケーション部・小梶智也さん。
味の素AGFコーポレートコミュニケーション部・小梶智也さん。

「当時の味の素AGFの社長は日本の和食と出汁の文化に詳しく、ヨーロッパで圧をかけて淹れるエスプレッソが主流である理由は、ソースなどの調味料も“足し算”をして作るからなのではないかと言ったんです。一方、ドリップが主流である日本は、素材の味を活かす“引き算”で出汁をとる。そこでわかったのが、水の違いです。出汁は結果的に軟水だから引き出せますが、海外の硬水だとむずかしい。『もしかしたら、日本の水に合ったコーヒーが作れるかもしれない』という話が社内で出て、名水の調査が始まりました。神山湧水に出会ったときは、言葉が出ないくらい感動しましたね。日本の和食にある“引き算の文化”を具現化できると確信しました。
神山湧水珈琲をベースに『煎』レギュラー・コーヒーを開発しましたが、経緯を含め、とにかくみなさんに知ってほしい、味わってほしいと思える自信作です。
上賀茂神社の方々が長い歴史の中でも守り、体現し続けているSDGsへの考え方にも共感しました。弊社でもインスタントコーヒーのパッケージをコンパクト化して、プラスチックの廃棄量を減らしたり、剥がしやすいラベルで分別を徹底してもらうなど、環境を考えた運動をしています。今後も式年遷宮記念文化事業を含め、活動の意義を社員がしっかり理解して、長く継続していくことが、重要なことなのかなと思います」(小梶さん)。

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