TOWN&CITY GUIDE 蔵前の魅力#2 カフェでほっとひと息編 FOOD 2024.05.08
古くから続く問屋街が元気に残り、“江戸っ子”らしい人情深さが今も感じられる蔵前。近年は若き職人が始めたショップや、NYスタイルの飲食店に老若男女問わず人があふれ、アップデートされた“下町っぽさ”を感じるユニークな街だ。今回はほっとひと息つけるカフェ4軒をピックアップ。
INDEX
1,100年続く伝統の味と茶の魅力を新しい世代へ〈NAKAMURA TEA LIFE STORE〉
静岡県藤枝市で1919年からお茶農家を営む中村家による直販店。蔵前駅から程近く、元は左官職人の倉庫だった場所にモダンなラベルの茶缶が並ぶ。中身は藤枝市の特異な地形を活かし無添加で栽培した茶葉。品種の特性から淹れ方まで教えてくれる、お茶入門にとっておきの店だ。●東京都台東区蔵前4-20-4 03-5843-8744 12：00〜18：00 月休
2,2世代で歴史を繋ぐ、温もりあふれる街のシンボル。〈らい〉
昼は喫茶、夜はバーとして1962年に開業。現在のオーナーは創業者の故・中島義夫さんの遺志を受け継いだ娘のし乃さん。牛タン入りの「ナポリ舌」（1,200円）など名物メニューやレコードの音色など、タイムレスな空間が落ち着く。
3,蔵前の職人の心に触れられる手仕事が集まる小さなカフェ。〈CAMERA〉
田村晃輔さん・美和子さん夫妻が営むカフェ。晃輔さんの革ブランド「numeri」の商品を販売するカフェ併設のお店として始まり、今年で10年目。スコーンなどの焼菓子を求めて訪れる常連や、クラフトマンシップに興味を持つ外国人観光客などでいつもにぎわう。
4,ムードあふれる音楽とコーヒーを朝から晩まで楽しんで〈ARC〉
店内のアンプやスピーカーは、オーナーの西岡さんの手作り。人気メニューの「オーツラテ」650円にはインドネシアのオーツミルクを使用。ワインやオリジナルクラフトビールなどのお酒も充実している。
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