TOWN&CITY GUIDE 蔵前の魅力#1 下町のギャラリー巡り編 TRAVEL 2024.05.08

古くから続く問屋街が元気に残り、“江戸っ子”らしい人情深さが今も感じられる蔵前。近年は若き職人が始めたショップや、NYスタイルの飲食店に老若男女問わず人があふれ、アップデートされた“下町っぽさ”を感じるユニークな街だ。今回はアートに触れるギャラリーを3つピックアップ。

INDEX

1,隅田川を望む秘密基地で一生モノの逸品と出合う〈一月〉

一月 ギャラリー
雨の降る中に咲く花という意味が込められた晴雨兼用傘「雨花」25,300円。
雨の降る中に咲く花という意味が込められた晴雨兼用傘「雨花」25,300円。

「わざわざ目指して辿り着いてくれた人との出会いを大事にしたい」とお客さんを迎えるギャラリーショップの〈一月〉。ほの暗い階段を上がった店内と窓からの景色は、訪れた人のみが楽しめるご馳走。月一で開催される企画展も必見だ。

2,型にはまらない展示スタイルで新たなアーティストに出会う〈水犀〉

光本貞子さんが、友人の進藤尚子さんと共に、築50年の自動車整備工場を改装しオープン。工芸品を中心としながら、陶器や版画などのグループ展や、異なる作家の企画を同時開催するなどのオルタナティブな展示が魅力。2月3日より澤井昌平さんによる油絵を展示予定。

3,築78年の旧市丸邸を改装。物を通して人々に笑いを届ける〈ルーサイトギャラリー〉

“自称絵日記作家”として絵画や彫刻、パフォーマンスなどの表現を発表する神山恭昭による作品。
“自称絵日記作家”として絵画や彫刻、パフォーマンスなどの表現を発表する神山恭昭による作品。
ルーサイト ギャラリー

店主の米山明子さんが、昭和の唄姫だった市丸姐さんが住んでいた屋敷を改装し、ギャラリー兼カフェをオープン。物が人を繋ぎ、笑いが生まれる空間にしたいと、骨董品や作家ものの器を中心に展示。今後は芝居や朗読会のイベントも増やす予定だ。

photo_Hikari Koki,Miyu Yasuda,Yuki Sonoyama illustration_Yosuke Yamauchi text_FIUME Inc.

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