早く行かなきゃ! 行列のできるベーカリー〈アマムダコタン〉の姉妹店が早くも大人気

FOOD 2024.05.13

マリトッツォブームの火付け役としても知られ、パン好きをも唸らす斬新かつ独創的なコンセプトとビジュアルに誰もが虜となった福岡発のベーカリー〈アマムダコタン〉。そのセカンドブランドとして誕生した、都市型ベーカリー〈dacō〉の魅力を紹介します。

色々な種類のパンが少しずつ食べられる

スイーツ系から惣菜パンまで、種類の多さは圧倒的。どれを食べようか、味や食感を想像しながら悩むのも、至福の時間になりそうだ。
スイーツ系から惣菜パンまで、種類の多さは圧倒的。どれを食べようか、味や食感を想像しながら悩むのも、至福の時間になりそうだ。

扉を開けてすぐ目に飛び込んでくるのは、カウンターにみっちりと並べられた、直径10㎝ほどの食べきりサイズのパンたち。ブリオッシュ生地で作ったクロワッサン「ブリオッシュ」など、平子良太シェフのユニークな発想のオリジナルパンに、小ぶりで可愛らしいサイズ感も相まってファンを熱くさせている。

手前からダコーバーガー(421円)、照り焼きバーガー(410円)。
手前からダコーバーガー(421円)、照り焼きバーガー(410円)。

約54種類ある中でも、イタリアンのシェフ出身だからこそできた、料理人のセンスが光る定番サンドイッチは外せない。例えば〈アマムダコタン〉の人気メニュー「ダコタンバーガー」を小さいサイズに落とし込んだ「ダコーバーガー」。ゴマやナッツの食感を楽しめるバンズは、敢えて土台部分に高さを出して具材が見えるように演出。自家製ハーブと粗挽き肉を使ったジューシーなパテに、トマト、アルファルファ、ちょっぴり苦みのアクセントにトレビスを挟み込んだ構成で、まるでレストランのコースに出てくるような満足感のある一品だ。生地の食感や水分量なども、小さいサイズに合わせて開発を重ねたという。

イートインスペースとキッチンが一体となっており、製パンする様子を間近で眺められる。
イートインスペースとキッチンが一体となっており、製パンする様子を間近で眺められる。

こうして生まれた店のシグニチャーを、その場でいただける空間づくりも面白い。2024年2月にオープンしたお茶の水店は、初のカフェ併設型。地層をイメージしたという曲線のカウンターがキッチンを囲い込んでいる。「作り手を見せられるようなエンターテインメント性を持たせたカフェベーカリーを目指したんです。カウンターを波打つような形にすることで、色々な距離感でライブキッチンを楽しめるようにしました」と平子さん。

御茶ノ水という古くからの学生街を選んだのも、平子さん自身が散歩しながら見つけた巡り合わせから。自由な発想でチャレンジ、進化して可能性を広げる一軒から今後も目が離せない。

dacō お茶の水

住所:東京都千代田区神田駿河台1-2-5
TEL:なし
営業時間:12:00~20:00(ベーカリーはパンがなくなり次第終了)
定休日:定休日はInstagram(@daco.pan)で確認を
席数:45席

桜新町に続き、2024年2月にオープン。

photo_Masanori Kaneshita text_Ami Hanashima edit_Kana Umehara

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