生理に関する悩みはみんなのもの。女性が過ごしやすい生活のために、わたしたちにできること。 SUSTAINABLE 2024.03.29PR
生理の痛みや不快感は千差万別。家族や職場の理解も得づらく、人それぞれ違う悩みや課題を抱えがちです。でもだからって「人それぞれだから仕方ない」と我慢してしまっていませんか。生理が原因で本来のパフォーマンスが発揮できない女性もいて、その労働損失は年間4911億円とも言われています。経済への影響だけを切り取っても、社会一丸となって考えるべき問題なのは明白です。今回はLIXIL、花王(ロリエ)のお二人と日々のモヤモヤを共有し、問題解決のアクションを探りました。(PR/LIXIL)
Woman Wellness
1.急に生理になってしまった！ 外出先や勤務先で困ったあの日のこと。
お二人は、「生理用品が手元になくて困った」という経験はありますか？
カバンを変えた時にナプキンを移動し忘れてしまい、出先で生理になり、慌ててしまうことがありました。友人にナプキンを持っていないか聞いたり、トイレットペーパーを当てがって応急処置をしたことも……
私も過去にはそんな経験ありました！ “生理あるある”かもしれないですね。なんとなく、職場でナプキンを持っているか聞きにくいと時期もあって、コンビニにダッシュしたこともあります
会社の近くに生理用品が買える場所があるかどうかは重要ですね。工場勤務の社員から聞いたのですが、勤務中は安全上の都合などでポケットに入る分しか荷物を持ち歩けなく、ナプキンを変える度にわざわざロッカー室に戻らないといけないみたいで。そういうときに、トイレに＜職場のロリエ＞があると安心ですよね
そうなんです。ロリエが全国の20〜30代の働く女性に向けて行ったアンケート(2022年実施)では、仕事中の生理について悩みがある方が約6割、そのうち業務効率が低下していると感じている方は約8割という結果がでました。必要な時に生理用品がないことや生理による不調が個人のパフォーマンス低下につながっています。生理の問題は、安心して女性が社会で働くためにも解決したい課題ですよね
2.自分の生理の悩みについて、身近な人にはどれくらい伝えている？
私は生理中にがまんできないくらい眠くなってしまって、息子と一緒にお昼寝して私だけがそのまま寝続けてしまい、起きた息子の相手を夫が1人でしていることがあるんです。普段は体調に気遣ってくれる夫なのに、『寝すぎじゃない？』というムードを醸し出されることがあって、強い眠気やだるさが生理の症状だとわかっていなくてサボって寝ていると思っているのかも
眠気やだるさは、その程度を人に伝えづらいですし、人によっても違うので理解してもらうのが大変そうです……。職場で生理休暇をとりたくても、「サボっていると思われるかも？」と思ったり、「自分が抜けると周囲の人に迷惑をかけるかも」と我慢してしまうこともありますよね。
仕事が忙しいときでも、自分や家族の体調が芳しくなければ周りに相談できるような環境作りが理想ですよね。その上で、生理の事情まで伝えて相談するかどうかは個人の自由なのかなと……。生理について話すことがゴールではなく、話すかどうかを選べる環境づくりが重要だなと感じます
女性同士でも人によって症状が違うから全てをわかりあうのは難しくて、想像して労わるしかない。だからこそ、異性が分からないのはしょうがない部分もあるのかと。そもそも、生理のときの相手への接し方や体調の変化についてきちんと教わる機会もあったかどうか記憶に定かではないですし……。性別に関係なく、社会全体で生理に関する認知度を上げる取り組みができたら良いなと思います
3.少しでも生理期間を安心して過ごしてもらいたい！生理の悩み軽減を目指す二社の取り組み。
「生理によって本来のパフォーマンスが発揮できない」「職場や家族間の生理に対する理解度が低い」これらの解決にも繋がる、二社の取り組みについて教えてください。
弊社はシャワートイレのメーカーとして、生理の時もデリケートゾーンを清潔に保ち、快適に過ごせるようなビデの開発に取り組んで来ました。
ビデ洗浄を使用しなくても、”拭くだけで問題ない”と感じる方もいそうですが、やはりビデを使った方がいいのでしょうか？
そうですね。わかりやすい例が、手にべちゃっとした汚れが付いた時に、ティッシュペーパーで拭き取るのと、お湯で洗ってから軽く水気を拭き取るのでは、どちらがキレイに汚れが落ちると思いますか？やっぱり後者のお湯で洗う方がキレイに落ちて、さらに摩擦も少ないので肌にもやさしいです。
たしかにお湯で洗った方がキレイに落ちそうですし、肌にもやさしそうですね！
お湯で洗う役割を担ってくれるのが、まさに”ビデ洗浄”で、産婦人科専門医の先生も「汚れを落とす際、ゴシゴシするのはNG。ビデ機能を使っていただくと効果的」と推奨いただいています
ビデのメリットがよくわかりました！私も家ではビデを使っているのですが、実は外出先で使用するのには少し衛生面で抵抗があって……
ビデを使用されない方の理由の1つに、”ノズルの衛生面が気になる”というお声をよくいただきます。ノズルは毎回、使用前後に自動で洗浄しているので、衛生面には非常に配慮しているんです。ただそうはいっても”おしりを洗ったノズルでデリケートゾーンを洗いたくない” という方もいらっしゃるので、INAXのシャワートイレはノズルを2本搭載し、おしりとビデそれぞれに専用ノズルを設けています。そうすることでおしり洗浄時に、ビデ専用ノズルはトイレ内部に隠れるので、おしり洗浄時の便のはね返りなどを気にせず、安心して使用することができます
今のお話を聞いて、これからは外出中でも安心してビデを使用できるなと思いました
ほかにも、デリケートゾーンを洗うので、「やさしい洗い心地」にもこだわっています。ビデ専用ノズルなのでたくさんの穴を開けることができ、そこから空気を含んだ泡沫水を出すことでやわらかな洗い心地を実現しています
INAXのシャワートイレ
LIXILのシャワートイレブランド「INAX」では、すべてのモデルにノズルが2本(おしり専用とビデ専用)搭載されている。35年以上前から搭載し続けているこだわりの機能で、全機種に2本のノズルがあるのはINAXだけ※。
※一般社団法人 日本レストルーム工業会会員の温水洗浄便座メーカーにおいて。2023年6月現在。LIXIL調べ。
生理中の不快を解消するのには、様々な解決方法がありそうですね。職場のトイレにナプキンを常備する＜職場のロリエ＞という取り組みは2022年にスタートしたそうですが、きっかけは何だったのでしょう？
社内の1〜3年目の女性社員に職場で生理に関する悩みがあるかどうかアンケートを行ったところ、半数以上が生理に関する悩みを持っているという結果が出ました。社外でも調査を進める中で、「トイレットペーパーと同じように、トイレにナプキンを常備する」ことで、ロリエとして職場の生理悩みを解決できないかと始めたのが＜職場のロリエ＞です。実際に導入した企業の9割以上から、これからも継続したいとの声が寄せられるほど良い反響をいただいています。しかし、導入したいけれどなかなか社内許可が出ないという企業もあるようで、社会全体で生理への理解を深める必要があると感じています
<花王>職場のロリエ
4.生理は個人の問題なんかじゃない。社会全体で考えよう。
被災地で生理用品が贅沢品のような扱いを受けているという衝撃的なニュースもありました。生理の認知度の低さは、性別に関係なく、これまでの性教育できちんと教わらなかったという社会全体の問題のように思います。お二人は、ビデや職場のロリエが普及することで、どんな社会になっていってほしいですか？それぞれが思い描く、生理と社会の理想のあり方について教えてください。
今はまだビデの使用率は約半数。トイレメーカーという立場からビデのメリットをお伝えして、知っていただくのが第一歩なのかなと。せっかくビデを使用するなら『ノズルが2本のトイレなら、安心して使えそう！』と思っていただける方が増えると、プロジェクト担当者としてはより嬉しいです。またこういった話題が、オープンに話せるような社会になってほしいですね
＜職場のロリエ＞を導入してくださった企業には、オリジナル動画コンテンツ 「生理を知る。考える。」を配布しています。性別問わず、 一緒に働く人が生理を改めて知ることでより働きやすい職場環境を考えるきっかけにしてほしい。そのきっかけ作りを職場のロリエが作っていきたいです
