美しい雪景色を“ひとり占め”する温泉旅。〈里山十帖〉|まろが行く、ひとりホテルのすゝめVol.13

TRAVEL 2024.01.29

誰かと一緒に過ごすのはもちろん楽しいけれど、時にはひとりになりたい時間がある。そんな誰もが抱く欲求に、ひとり時間の楽しみ方を提案し、ひとりホテルステイに“沼っている”まろさんが寄り添います。第13回目となる今回は、新潟県・南魚沼市にある〈里山十帖〉を紹介。

この景色が、一番のごちそう。

越後湯沢駅からローカル線に乗り継ぎ、そこから送迎車で約5分。人里離れた里山に、ひっそり静かに佇むのが〈里山十帖〉です。

提供:里山十帖
提供:里山十帖

まず出迎えてくれるのが、築150年(!)の古民家を改装したレセプション棟。着いてすぐ、この中に入るだけで雰囲気があって、たまりません。

天井高は10メートル。“総欅(けやき)、総漆塗り”の立派な梁が巡らされる空間は圧巻です。

DSC07852 里山十帖 まろ ひとりホテルのすゝめ

チェックインが済んだら、お部屋へ。今回は、奮発して「露天風呂付 Viewコーナースイート」に宿泊。一歩足を踏み入れた瞬間、このマウンテンビューの絶景に大興奮。わ〜!!と、子供のように部屋中を走り回って、はしゃいでしまいました。笑

DSC07780 里山十帖 まろ ひとりホテルのすゝめ

コーヒーをいただきながら本を読んだり、露天風呂に浸かったりしながら、里山の雪景色を気が済むまでひとり占め。雪が音を吸収してくれるため、周りはしんとしていて、私しかいないのでは?と錯覚するくらいの静けさ。いや〜こんな贅沢があって良いのだろうか!

保温性の高いKINTOのタンブラーがあるのも最高です(逆光で見にくいですが)
保温性の高いKINTOのタンブラーがあるのも最高です(逆光で見にくいですが)
DSC07909 里山十帖 まろ ひとりホテルのすゝめ
こだわりの家具も空間を演出してくれます
こだわりの家具も空間を演出してくれます

そして、一番の目玉である、大浴場の湯処「天の川」へ。思わず息を呑むほどの、絶景が広がっていました。日本百名山・巻機山をはじめ、標高2000メートル前後の上信越国境の山々が見事に冠雪していて、その美しさたるや。

DSC07801 里山十帖 まろ ひとりホテルのすゝめ

この景色だけで、ご飯が何杯でも食べられそうだし、お酒もごくごく進んでしまいそうではないですか?この景色が一番のご馳走だな〜と、訪れるたびに思うのでした。

DSC07814 里山十帖 まろ ひとりホテルのすゝめ

そして、日の入り前に、もう一度入浴。夕焼けに染まる山々が、なんともロマンティックで。ラッキーなことに誰もおらず、景色を“ひとり占め”させていただきました。感無量。誰かと来ると、ついついお喋りしてしまうけれども(それも楽しい)、この景色をじっくり味わうのもひとりステイの醍醐味ですね。

DSC07821 里山十帖 まろ ひとりホテルのすゝめ

ちなみに私、いつもサンセットを楽しむため日の入り時間を調べるのですが、〈里山十帖〉ではチェックイン時に配られたおすすめの旅程の中にきちんと記載されていました。素晴らしいおもてなし!

雪国の自然の恵みも、最高のごちそう。

景色が一番のごちそうだ、というお話をさせていただきましたが、〈里山十帖〉はお食事も本当に素晴らしいんです。今まで、数々の宿に泊まってきた中でも、食事を推せる宿のひとつ。

雪国ならではの発酵・保存食文化」を現代の味覚にというテーマのもと、新潟・南魚沼自然の恵みを味わうことができます。食材の美味しさをそのまま活かした調理法だけど、シンプルすぎず、食材同士の豊かなハーモニーを楽しめるんです。

DSC07858 里山十帖 まろ ひとりホテルのすゝめ
古民家の空間を味わえるお食事スペースも
古民家の空間を味わえるお食事スペースも

この日のコースは全部で9皿。私が一番おいしいと感じたのが、山菜の数々。こんなに種類があるのかと、驚きました。料理の主役になったり、だしとして引き立て役に回ったり、山菜恐るべし!

シェフに聞くと今年は暖冬で、野菜などにも影響があったそうなのですが、そんな厳しい環境で育ってきた食材たちの強さにも感動し、しっかり噛み締めました。

DSC07863 里山十帖 まろ ひとりホテルのすゝめ
DSC07882 里山十帖 まろ ひとりホテルのすゝめ
DSC07878 里山十帖 まろ ひとりホテルのすゝめ

そして、コースの〆で出てくる土鍋で炊くお米が、これまた美味しいんです〜!〈里山十帖〉の周辺の大沢という地域は、魚沼産コシヒカリの中でも、最も美味しいお米ができる場所と言われているそう。一口食べるだけで、お米の甘さがふわ〜っと、口の中いっぱいに広がります。幸せ。

お米の旨みを引き立てるように土鍋で炊くご飯のおいしさを再発見し、我が家では〈里山十帖〉のショップで購入した土鍋を使っています。

お米からご飯に変わるときの“煮えばな”を味わう演出も
お米からご飯に変わるときの“煮えばな”を味わう演出も
余ったご飯は、お夜食用におにぎりに。あんなに食べたはずなのに別腹なのは、なんでだろう…
余ったご飯は、お夜食用におにぎりに。あんなに食べたはずなのに別腹なのは、なんでだろう…

〈里山十帖〉は、お宿がメディアであるという大きなコンセプトがあるので、良いなと思ったライフスタイルを自分の日常にも取り入れられるような仕掛けが、実はたくさんあるんです。部屋着も含めて色々売っていて、ショップがすごく広いので、ぜひお立ち寄りください。

DSC07835 里山十帖 まろ ひとりホテルのすゝめ
この雪だるまデザインの爪楊枝入れにも一目惚れして、お持ち帰り。
この雪だるまデザインの爪楊枝入れにも一目惚れして、お持ち帰り。

翌朝は、しんしんと雪が降っていて、昨日の方が見晴らしは良かったものの、この霞んだ景色もまた趣があるなぁと。朝から露天風呂に入ったり、お味噌汁のおいしい朝ごはんをいただいたりして、チェックアウトしました。

DSC07924 里山十帖 まろ ひとりホテルのすゝめ
DSC07933 里山十帖 まろ ひとりホテルのすゝめ

【HOTEL INFORMATION】

今回宿泊した宿:里山十帖
住所:〒949-6361 新潟県南魚沼市大沢1209-6
公式HPhttps://www.satoyama-jujo.com/

まろの編集後記 〜Vol.13のステイを終えて〜

DSC07794 里山十帖 まろ ひとりホテルのすゝめ

いかがでしたでしょうか?冬は出不精になりがちという方も多いと思うのですが、こうして雪景色ひとり占めしに行くのは、最高に優雅贅沢。ぜひ雪国へ足を運んでいただきたいです。

実は私、四季の中で冬が一番好きで、ここぞとばかりに全国各地雪景色巡りをしています。白馬にもよく行っていて、「スキーもしないで、何しに来たのかな?」と街の人には不思議がられますが…笑

DSC07806 里山十帖 まろ ひとりホテルのすゝめ

冬は、いわゆる閑散期なところが多いので、お宿の値段グッと下がるんです。空いているうえに、安くてお得なんて一石二鳥!ちなみに、〈里山十帖〉には平日限定のひとりプランもあって、おひとりさまでリーズナブルに泊まれるので、とってもおすすめです。

それでは、冬こそHAVE A NICE HITORI HOTEL!

text&photo_Maro

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