2022年、いまこそ行きたい神社。 【岡山】御祭神は桃太郎のモデル。温羅伝説残る備中国一宮〈吉備津神社〉へ。

TRAVEL 2022.01.13

日本には日々の喧騒から離れて静かに心を取り戻す場所が守られている。敷地内を心地よい風が抜け、鳥の声が聞こえる神社やお寺だ。昔の人もそっと自分をかえりみたり、大事な人の健康を願った。私たちも時間に余裕ができたら大自然に抱かれた社寺へも、参拝を目的に訪れてみてはどうだろう。緊張した日々を過ごしたこの一年、2022年への希望と共に新たなる一歩を踏み出すために。今回は、岡山〈吉備津神社〉を訪れました。

【授与品】桃太郎にまつわるものと郷土に受け継がれる土人形。

〈吉備津神社〉

1.こま犬1,000円。かつて大吉備津彦命が犬と鳥を愛したこと、神宝の狛犬があることから数百年前に作られるようになった土人形は、三体で一組。真ん中がとり。とりは食事の時にお膳に置くと喉につまらないと伝えられる。

2.中を覗くと鬼退治をする桃太郎と除災・招福の文字が見える桃守り700 円。

3. 肌守り(大)700円。

4・5.画家・渡辺明節による桃太郎が描かれた絵馬各700円。手元に置いておきたくなる愛らしさ。

〈吉備津神社〉

〈吉備津神社〉

創建は不明ながら、『続日本後紀』には承和14(847)年の神階授与の記載が見られる。
■岡山県岡山市北区吉備津931
■086-287-4111
■5:00~18:00(授与所9:00~16:00)/鳴釡神事9:00~14:00受付 金休
■祈祷料3,000円~

(Hanako1204号掲載/photo : Yoshiko Watanabe text : Mako Yamato)

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