言わずと知れた “人生最高のチーズケーキ”。 〈Mr. CHEESECAKE〉から夏限定フレーバー「hirami lemon(ヒラミレモン)」が発売。 LEARN 2020.07.15

「世界一じゃなく、あなたの人生最高に」。シェフ・田村 浩二氏が手掛ける〈Mr. CHEESECAKE〉から発売される夏限定フレーバー「hirami lemon (ヒラミレモン)」の試食レポートと気になる購入方法、併せて田村シェフによる「チーズケーキをつくる技術」についてのインタビューもお届けします。

待望の夏限定フレーバー!

Mr. CHEESECAKE ヒラミレモン

来たる19(日)、〈Mr. CHEESECAKE〉より夏限定フレーバー「hirami lemon(ヒラミレモン)」が発売されます。第一回目の販売はこの週末に終えたばかりで、SNSでその反響の大きさを目にした方も多いのではないでしょうか。

キャッチーな「平実檸檬(ヒラミレモン)」というネーミングはシークヮーサーの和名であり、その爽やかな果汁を抱き込んだ清涼感たっぷりのチーズケーキにオリーブオイル、山椒、ミント、沖縄の塩が加わることで、ひとくちで酸味・甘味・苦みの移りゆくさまを楽しむことができる、他にはないデザート。

素材の羅列だけでは想像もつかない味わいですが、料理を科学する田村シェフによって、味のバランスはもちろん、香りまで計算し尽くされた、この夏必食のスイーツです。

Mr. CHEESECAKE ヒラミレモン

購入にあたり、事前に公式LINE@の友だち追加を済ませ、配送先やクレジットカード番号の登録を行っておくとスムーズです。

当日は9:45頃に公式LINE@からお知らせが届くので、販売ページを開いて待機。時間になったらページをリロード(再読み込み)し、カートに商品を追加して、購入に進んでください。健闘をお祈りします・・・!

おうちに夏がやってきた!

「hirami lemon」は夏の海のイラストが施されたオリジナルの包装紙で届けられます。淡いグラデーションは、いつまでも眺めていられる美しさ。

冷凍商品につき手早く開封作業をおこなうと、箱の中にもまた、蒼い海が広がっていました。新しい季節を迎えるごとにアップデートされる〈Mr. CHEESECAKE〉のおもてなしに、実食前からノックアウトです。

おいしいチーズケーキ作りに欠かせない“火入れ”と“乳化”。

Mr. CHEESECAKE ヒラミレモン

こちらはまだカットしていない状態の「hirami lemon」。ミルク感たっぷりの甘い香りの中に、ヒラミレモンのさわやかな主張も感じられます。黒い粒はミントの葉です。

「チーズケーキは材料を混ぜるだけで簡単に作ることができると思われがちですが、素材の選び方や配合のバランス、作り方に道具の選び方など、本当においしいものを作るためには技術と知識が必要です。
〈Mr. CHEESECAKE〉はなめらかな口溶けを実現するために“湯煎焼き”(ケーキの型が熱湯に浸った状態でオーブンで焼き上げる)という火入れの手法をとっています。お湯に触れている部分のチーズケーキ生地は100℃を超えないので、生地が沸騰することがありません。沸騰すると油脂と水分が分離してしまい、ボソボソとした舌触りの悪い食感になってしまうんです。
なめらかな食感にするには、焼く前に生地がしっかり“乳化”した状態に仕上げることも大切で、ここがきちんとできていないと解凍したときに水分が出てしまい、舌触りに大きく影響します。もっと言うと、牛乳やサワークリームなど、季節によって変わる素材の状態を見極められる目も必要。冷凍スイーツのオンライン販売が増えていますが、正直“乳化”ができていないものも散見されます。“乳化”はおいしいチーズケーキ作りに欠かせない技術です」と田村シェフ。

実食。

Mr. CHEESECAKE ヒラミレモン

「hirami lemon」は冷凍から半解凍の状態でいただくのがおすすめとのこと。でも、せっかくだから完全解凍状態のものも味わってみたい!贅沢に二切れを切り出してみました。

アイスケーキのような状態でいただく「hirami lemon」は、メインタイトルのヒラミレモンが大きく打ち出された最高のステージでありながら、オリーブオイル、山椒、ミントもしっかりと主張する、重奏感のある仕上がりです。つめたい状態で酸味や苦みを感じやすいヒトの味覚を味方につけた、まさに考え尽くされたフレーバー!

完全解凍状態でいただくと、酸味や苦みは控えめに、ミルキーなコクとなめらかな舌触りを楽しむことができます。時々舌で感じる塩気がアクセントに。

ノンアルコールがうれしい、本格ペアリング体験。

Mr. CHEESECAKE ヒラミレモン

香り成分の知識にも長けている田村シェフ。チーズケーキに限らず、Twitterで大反響の桃モッツァレラ(2019年版)(2020年版)や、「香りを食べる」食用バラのアイスクリーム〈FRAGLACE〉の開発など、斬新かつ科学で裏づけされたフレーバーを多数提案されています。

今回「hirami lemon」のペアリングドリンクに選ばれたのは「ジャスミンオレンジサイダー」。濃い目に煮出したジャスミンティーをよく冷やして炭酸水で割り、オレンジのスライスを添えたドリンクです。

ジャスミンとオレンジに共通して含まれる「インドール」という成分に着目して生まれたペアリング。華やかな香りがヒラミレモンと共鳴し、また違った表情をみせてくれます。家庭で作ることができる簡単ドリンクで、本格ペアリング体験ができるなんて・・・試さない理由はありません!

濃い目のジャスミンとオレンジの皮の苦味がチーズケーキの塩気を引き立てるのもまた、至福の味わいでした。

レシピの公開にポジティブな理由。

Mr. CHEESECAKE ヒラミレモン

「4月に〈Mr. CHEESECAKE〉のレシピを日本語・英語・中国語で公開したところ、海外でも話題になっているみたいで。
2018年に一人で〈Mr. CHEESECAKE〉を始めたとき、まだレストランで働いていた頃からレシピ本の出版の話がありました。レシピも大切だけど、おいしいものを作るためには調理工程の意味を理解できていないといけない。その時から手の内を見せることに抵抗はありませんでした」

コロナウィルスの猛威で一気に浸透した「オンライン販売」という手法。ブランド立ち上げ当初から一貫してオンライン販売を行っていた先見の明があったことに加え、ブランディングやプロモーションに長けているが故に、販売方法に着目した取材が多く集まってしまうのも頷けます。

「イタリアのプロ向けのスイーツメディアから、技術面にフォーカスした取材依頼がきたときは嬉しかった。国内の料理業界でも、エンジニアみたいにオープンソースでお互いの知識を高め合うような文化が広がっていけばいいなと思っています。
それに、〈Mr. CHEESECAKE〉はいろいろな想いを持って販売している。流行っているからといって始めた人に負けないと思っているので、レシピの公開をネガティブに感じたことはありません」

夏限定フレーバー「hirami lemon」の原材料はクリームチーズ、サワークリーム、ヨーグルト…と続きます。記述はありませんが、筆頭にくる材料は確実に「技術」と「知識」だと感じました。

数量限定です。ぜひこの機会に味わってみてくださいね。

〈Mr. CHEESECAKE〉

■日・月 10:00〜販売
■「hirami lemon 」は7/19(日)10:00〜公式LINE@にて販売
公式サイト

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