早春の京都旅で訪れたい!京都のわびさび入門編「石庭」とは?
2020.01.11

石庭をスイーツづくりやボードゲームでも体感! 早春の京都旅で訪れたい!京都のわびさび入門編「石庭」とは?

外気の冷たさから凛とした空気が漂う、年明け1月から早春にかけての京都。砂や石など限られた素材を使って構成された「石庭」で、わびさびを感じながらじっくり向き合うのにおすすめのシーズンなんです。今回は、JR東海の「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンのプレスツアーに参加しながら、早春におすすめの京都旅をご紹介します。京都旅グルメ編はこちら
西尾 悠希
西尾 悠希 / フリーランス

「おいしい料理とお酒が大好きな、フードライター。自分でもおいしい料理を作れるよう日々邁進中です!」

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冬旅グッズを持って、石庭めぐりの旅へ。

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「そうだ 京都、行こう。」早春キャンペーン「石庭編」連動企画の旅行プランに参加すると、こんなオリジナルの可愛い「京の冬の足袋」がもらえます!

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靴下やタイツの上からでも履けて、中はボアが付いていて温かい。寺院の床は冷たいので、寒い冬から早春にかけての寺院観光に便利なんです。

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分かりやすい石庭解説が付いた、こちらの『禅めぐり帳』がもらえます。「石庭って何?」っていうところからの女子にありがたいグッズですね!

様々な石庭めぐり便利グッズをゲットして、いよいよ石庭めぐりをスタート!

〈大徳寺〉で「石庭」についてのイロハを学ぶ。

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一休さんゆかりのお寺と言われる、禅宗寺院〈大徳寺〉。20を超える塔頭(たっちゅう)の中から、今回は大徳寺山内でも特に古い〈龍源院(りょうげんいん)〉とキリシタン大名・大友宗麟(そうりん)創建の〈瑞峯院(ずいほういん)〉を訪れます。

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昭和の名作庭(さくてい)家・重森三玲氏の孫であり、自らも作庭に携わる重森千靑(ちさを)さんに解説していただきながら一緒に石庭をめぐります。

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〈大徳寺〉塔頭の中でも特に古い〈龍源院〉は室町時代から残る数少ない方丈建築を有し、庭の一部も室町時代からのもの。

主庭となる方丈前庭「一枝坦(いっしだん)」は、余分なものをできるだけ取り除いた、禅宗独特の枯山水庭園。神仙思想に出てくる蓬莱思想が表現されていて、奥の背の高い石が蓬莱山(ほうらいさん)、手前の苔の石組みが亀島、右奥の石組みが鶴島を表し、それらを配置されているのだとか。

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日本最小の石庭とも言われる、「東滴壺(とうてきこ)」。真ん中に平たい石が置かれ周りに砂で丸い波紋が作られている様子は、一滴の水が滴り落ちる姿が表現されています。

一滴の水が小川や大河、大海となっていく様に、一滴の大切さや一滴が大海につながっていることが表現されているそう。

〈大徳寺 龍源院〉
■京都府京都市北区紫野大徳寺町82-1

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続いて、〈瑞峯院〉へ。キリシタン大名として知られる大友宗麟が、室町時代に自分の菩提寺として創建したお寺です。こちらお寺の庭は、作庭家・重森三玲氏によって昭和に作られています。

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こちらの「独坐庭(どくざてい)」は、奥にある蓬莱山と島に見立てた岩に、描かれた砂紋で打ち寄せる荒々しい波が表現されています。よく見てみると、波のようにも見えてきますよね。

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実際には入ることのできない方丈の中に特別に入れていただきました。庭は、室内から眺めたときに一番美しくなることを想定して作られているのだそうです。

※取材により特別に撮影しております。一般の方は方丈内への入室及び内観の写真撮影禁止となっておりますので、ご注意ください。

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こちらの〈閑眠庭(かんみんてい)〉は重森三玲氏がキリシタン大名として知られる大友宗麟のことを想い、少し分かりにくいですが庭に斜めに配置された7つの石によって十字架をかたどっていて、万民の霊を弔っているのだとか。

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〈瑞峯院〉には茶室があり、お抹茶がいただけます。石庭をめぐった後に、ひと息付いてのんびり過ごせそうです。

〈大徳寺 瑞峯院〉
■京都府京都市北区紫野大徳寺町81-1
■石庭特別イベント『重森先生と大徳寺の石庭めぐり』の詳細は、記事下にある詳細URLをご確認ください。

〈曼殊院門跡〉で、「石庭スイーツづくり」を体験!

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奈良から平安にかけての時代に、天台宗の宗祖・最澄により道場として比叡の地に創建されたのが始まりとされ、天台五門跡の1つにも数えられる洛北屈指の名刹〈曼殊院門跡(まんしゅいんもんぜき)〉。

門跡寺院とは、皇族や貴族の子弟が代々住職となった別格寺院のことを指すそうです。

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こちらの〈曼殊院〉で体験できるのが、石庭を自分で作って体感できる「石庭スイーツづくり」。

近くにある和洋折衷菓子で知られる人気店〈一乗寺中谷〉とコラボして、石庭スイーツが完成しました。〈一乗寺中谷〉の人気商品「絹ごし緑茶てぃらみす」の土台の上に、石を飾って作っていきます。

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材料となる羊羹で作られた岩やアーモンドを砕いて粉砂糖をまぶした砂利など、とってもリアルに再現されています!昼間に見た石庭たちを思い出しながら、どんな庭にしようか考えます。

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模様を描きながら、石を配置していきます。なかなかクリームの上に線を引くのが難しい!

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出来上がった石庭スイーツを、抹茶とともにいただきました。なんだか食べるのがもったいなかったです。笑

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こだわりの白あんや豆乳、生クリーム、フロマージュブラン、抹茶を使って作られた「絹ごし緑茶てぃらみす」は、なめらかな舌触りで甘過ぎずお茶の香りが豊かでとってもおいしい!オンラインショップでの販売が「予約8カ月待ち」となっているほど人気なのも納得です。

〈曼殊院門跡〉
■京都府京都市左京区一乗寺竹ノ内町42
■石庭特別イベント『曼殊院 オリジナル石庭スイーツづくり』の詳細は、記事下にある詳細URLをご確認ください。
※イベント当日は、箱の大きさ(石庭スイーツの面積)が若干異なります。

〈妙心寺 退蔵院〉で坐禅と『枯山水ボードゲーム』を体験!

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室町時代に建てられた、〈妙心寺〉の塔頭〈退蔵院〉。国の史跡・名勝に指定されている枯山水庭園があるほか、宮本武蔵のゆかりのお寺でもあります。

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室町時代の画聖・狩野元信(もとのぶ)が作った「元信の庭」。絵画的な優美さがありながら独特の風格を備える枯山水庭園です。

庭木には常緑樹を使っているため一年中いつ来ても変わらずに美しく、「不変の美」を求めたものだと考えれています。

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奥にある〈大休庵〉で、坐禅を体験させていただきました。

現代は情報過多ですが、坐禅をして心を空っぽにすると、ひとつひとつの物事をより味わい深く感じられるようになるそうです。今では坐禅を研修の一環として、多くの有名企業で取り入れられているのだとか。

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坐禅の基本姿勢とは「結跏趺坐(けっかふざ)」と言って、右の足を左の腿に左の足を右の腿にのせるスタイルが正しいのだそうですが、慣れていないとなかなか苦しいのでこちらの片方の「半跏趺坐(はんかふざ)」というスタイルでも◎。

姿勢を正して、両手をおへその下で組みます。

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照明を落として、住職が鐘を鳴らすまで15分間静かに瞑想します。早春の澄んだ空気の中で坐禅を行うと、より頭の中がクリアになったような気がしました。

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石庭特別イベント『京都の朝を楽しむ 妙心寺退蔵院坐禅体験と朝がゆプラン』では、坐禅体験の後に精進料理店「阿じろ」で作られたこちらの朝がゆセットも味わえます。

※一般のお客様はいんげん豆の煮しめが青唐辛子の煮しめになります。
※2月頃から菜の花のおひたしが添えられて提供されます。

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こちらの人気ボードゲーム『枯山水』。なんと石や苔、砂紋を置きながら、「石庭づくり」を体感できてしまうゲームです。枯山水らしい、渋いパッケージです。

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アマゾンなどのネットショップでは話題のボードゲームらしく、実際に教わりながら遊んでみると結構難しい!

でも、とっても細かく作り込まれていてハマります。せっかく石庭の知識も得たので、どこかでこのゲームがあればもう一度挑戦したいです。

こちらは残念ながら今回イベント等にはなっていないので、やってみたい方はアマゾンなどのネットショップを検索してみてください。

〈妙心寺 退蔵院〉
■京都府京都市右京区花園妙心寺町35
■石庭特別イベント『京都の朝を楽しむ 妙心寺退蔵院坐禅体験と朝がゆプラン』の詳細は、記事下にある詳細URLをご確認ください。
※屋内は取材により特別に撮影しております。一般の方は写真撮影禁止となっておりますので、ご注意ください。

今回「京都の石庭めぐり」と聞いたときは地味なテーマだと感じられたのですが、ちゃんとどういう意味を持つのか教えてもらいながら庭を鑑賞すると味わい深く感じられました。

凛とした空気の中、無駄を削ぎ落とした静かな庭の前に座っていると、自分の人生などについて奥深くまで考えるような時間が持てそうです。

また、スイーツづくりやボードゲームなどを楽しみながら石庭の世界を体験できて、石庭を少し身近に感じられるように。ぜひ早春の京都で、石庭めぐりを体験してみませんか。

今回ご紹介した、石庭めぐりが組み込まれた旅行商品の詳細はこちら
■『京都 禅寺と石庭めぐりプラン』旅行商品
詳細URL

今回ご紹介した、石庭特別イベントの詳細はこちら
■石庭特別イベント
詳細URL

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