ようこそ、パリのキッチンへ#1
【料理が苦にならない、ミニマルでシンプルなパリジャンカップルのキッチン】

LEARN 2023.11.29

キッチンは、どんな人にとっても生活に欠かせない大切な場所。誰かをおもてなししたり、夜中にちょっとお腹を満たしたり...。何気ないおしゃべりが生まれることもある。それは海の向こうの国、フランス・パリでも同じはず。

今回は今年からパリに移住したデザイナーの水谷優里さんに、パリジャン・パリジェンヌのリアルな最新のキッチン事情を3つのこだわりと共に紹介してもらった。

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今回のゲスト...Alex&Sara

デザイナー/ファッションPR、マーケティング
ファッションの仕事に携わるアレックスとサラは、世界を旅することで日々さまざまなインスピレーションを得ている。

ゲストプロフィール候補1 2

いつでも料理ができるように整頓された、ミニマルでシンプルなパリジャンカップルのキッチン

ミニマリストでシンプルなものを好むAlexとSaraカップルのキッチンは、食器や調理器具の色も統一されており、驚くほどクリーンな印象。収納力があり広々としたキッチンは、このアパートに住む際の大きな決め手だったとか。

そんなキッチンスペースのこだわりは3点。

①基本的に調理器具は棚の中に。お気に入りの包丁はすぐに使える見える場所に

フランス人の自宅には、日本で日常的に使用する通常サイズの包丁がないこともしばしば。元々はふたりとも包丁にこだわりがなかったが、同棲を始め本格的に料理をしたいということで日本製kaiの和寂という包丁を購入。購入してみると料理をするモチベーションもクオリティも上がって一石二鳥。そんな2人とって大切な包丁は、壁に磁石で付けられて、いつでも取り出しやすくしている。

②調理器具や陶器のほとんどを日本製に

シンプルでミニマルなデザインを好む2人が集めているのは日本製のもの。意識せずとも自然と日本の物が集まったそう。調理器具はピザカッター以外はYANAGI SORI。陶器はHASAMI PORCELAINで揃えている。

③毎朝習慣のコーヒーを、ゆっくり飲むスペースを

フランス人の多くは朝ごはんにコーヒーとパンを食べる習慣があるが、Alexもそのうちの一人。時間のある朝は、お気に入りのイタリア製ALESSIのコーヒーメーカーを使ってコーヒーを淹れているそう。アパートの一階にあるパン屋でクロワッサンとパンオショコラを購入し、コーヒーと一緒に頂くひとときは贅沢な時間。旅行に行く度に思い出として買い集めている陶器には、季節の果物や野菜をストックしている。

こだわり3コーヒーを飲むスペース
こだわり3コーヒーを淹れているところ
こだわり3果物ストック

インタビュアー

Photo,text_Yuri Mizutani Edit_Wakaba Nakazato

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