大銀座から始まる東京小旅行
#噂の新店 有楽町で食べましょう! FOOD 2023.03.31

ノスタルジーを誘う高架下の酒場からファインダイニングまで“食の楽しみが豊富に有る町”、有楽町。偏愛系フードライターが太鼓判を押す、今が行きどきな2軒とは?

銀座や東京駅に隣接する有楽町界隈は全国のアンテナショップが軒を連ねることでも知られるが、つねに“食のアンテナ”を張り、最新の情報をキャッチするライターの小石原はるかさんにとってもこの町は銀座と同じくらい魅力的にうつるという。「〈アピシウス〉など、食通に愛される名店も多く、駅前ビルの地下では思わぬ穴場を見つけることも多い。酒場の町といえば新橋のイメージが強いですが、有楽町の高架下にも京都から東京進出を果たした焼肉の〈アジェ〉といった良店があります。最近のイチオシは、〈よもだそば〉が始めた立ち呑み店。名物のカレーでサクッと飲めるしあわせたるや(笑)」

あまり気取らず、ハレの日の気分を楽しめるレストランも。「スペイン料理の〈MASIA〉はモダンに走りすぎず、コースの価格もこなれているので満足度が高くておすすめです」

街並みや食に懐かしさと新しさが混在するから、発見の喜びもひとしお。食いしん坊の合言葉は「有楽町で食べましょう」。

立呑みよもだ

名古屋と東京を中心に店を展開する〈よもだそば〉初の立ち呑み業態。16品前後のつまみはひと皿300円から。〈よもだ〉名物のカレーを使った「よもだカレーグラタン」(400円)にはセルフで注ぐ酎ハイをお供に。

MASIA(マシア)

スペイン・カタルーニャ出身のシェフが伝統料理をモダンにアレンジ。ランチコースは5,000円から用意。「金目鯛、海老、アサリのサフランソース」といった美味に心が満たされる。ディナーコースは12,100円〜。

photo : Takuya Suzuki text : Keiko Kodera

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