“ヌン活”熱は今年も止まらない!
アフタヌーンティー百花繚乱。【前編】 FOOD 2023.02.25

流行語大賞に選ばれるほどブームを巻き起こしているアフタヌーンティーを楽しむ“ヌン活”。今や定番の3段スタンドにとどまらず、多種多様に進化。映えはもちろん、味わいも本格派揃い。

ホテルで味わう、 新顔アフタヌーンティー。
季節感あふれる、ホテルメイドの新作スイーツやセイボリーに舌鼓。ヴィーガンコースからベリー尽くしのものまで、一流ホテルで憧れのヌン活を!

1. 東京マリオットホテル(品川)

ヴィーガン化の波は、ついにアフタヌーンティーの世界にも! 〈東京マリオットホテル〉では、乳製品や卵など動物性食材を一切使わないプラントベースのスイーツやセイボリーで季節を堪能するアフタヌーンティーを昨年4月から提供し、話題を集めている。
「Garden Party」をコンセプトに、四季によって変わる自然の表情を演出。2月末までは、白を基調にしたカラーを用い、雪化粧を思わせる白銀の世界を表現している。豆乳、大豆ミート、アーモンドミルク、ヴィーガンバター、ナッツ系など厳選した植物由来の食材を巧みに使い、ヴィーガンならではの後味の軽さはありながらも、パティシエの技で、優しい甘さや豊かな風味を感じられる仕上がりに。たとえば白いバルーンが印象的な「3種のベリーと豆乳ヨーグルトクリーム・ミントジュレ」は、バルーンが弾けるとベリーの香りに包まれる。センスの良さと驚きのおいしさに感動必至!

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Vegan Afternoon Tea -Winter-
きらめく雪景色を表現した冬のアフタヌーンティー。雪だるまやうさぎなど愛らしい見た目のスイーツ9種とセイボリー3種類。ドリンクは〈TWG Tea〉のティーセレクション8種と、コーヒーバリエーション5種がおかわり自由。1名8,470円※注文は2名から(~2/28)。

2. ザ・キャピトルホテル 東急(永田町)

日本の伝統的な建築様式を取り入れたホテルのアフタヌーンティーは和モダンなデザインが目を引く。鳥かご型のティースタンドは、江戸時代から静岡に伝わる、細い竹ひごをさして組み立てる「駿河竹千筋細工」で作られた優美な装いで思わず見入ってしまう。蓋を開けると、上段にスイーツ、下段にセイボリー13品が現れる。
3月末までは、イチゴやベリーを主役にしたメニュー構成で、春の訪れを感じられるような鮮やかさ。スイーツは、品種の異なるイチゴや、フレーズデボア、シーベリーなど個性豊かなベリーの食感や味わいを生かしたものばかり。たとえばタイベリーのサバランや、赤すぐりのソースを注入するモンブランなど、どれも瑞々しく、果実感にあふれる。セイボリーも、お米を加えてすっきりとした甘さに仕上げたイチゴのスープなど、組み合わせの妙が楽しめる。クオリティの高さが光るアフタヌーンティーで、ひと足先に春を感じて。

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ザ・キャピトル アフタヌーンティー
イチゴやベリーをふんだんに用いた、春色で彩られたアフタヌーンティー。スイーツ7種、セイボリー6種、ジャスミンの茶葉を練り込んだスコーンを提供。ドリンクは、コーヒー、紅茶、ハーブティーなど約30種類。紅茶セット6,957円(〜3/31)。

photo : Kayoko Aoki text : Emi Suzuki

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