娘から父へ…おいしい日本酒おしえます! 【日本酒】今までにない最高温度の熱燗に挑戦!「玉川 山廃純米 雄町 無濾過生原酒」~『伊藤家の晩酌』第二十八夜3本目~ LEARN 2021.12.26

弱冠24歳で唎酒師の資格を持つ、日本酒大好き娘・伊藤ひいなと、酒を愛する呑んべえにして数多くの雑誌、広告で活躍するカメラマンの父・伊藤徹也による、“伊藤家の晩酌”に潜入!酒好きながら日本酒経験はゼロに等しいというお父さんへ、日本酒愛にあふれる娘が選ぶおすすめ日本酒とは?今回は、寒い季節に飲みたくなる燗酒にぴったりな日本酒をご紹介。第二十八夜の3本目は、熱燗にしておいしささらに増す、京都のお酒。

「玉川 山廃純米 雄町 無濾過生原酒」に合わせるのは、ごまだれたっぷりの「坦々風水餃子」。

【日本酒】今までにない最高温度の熱燗に挑戦!「玉川 山廃純米 雄町 無濾過生原酒」~『伊藤家の晩酌』第二十八夜3本目~

テツヤ「うわ〜うまそう!」
ひいな「坦々風水餃子です」
テツヤ「ごまだれで食べるんだね。うまい〜!この酸味は何?」
ひいな「ポン酢を隠し味に入れてみたよ」
テツヤ「なるほど〜。このお酒に合うね。中華だね。紹興酒だね」
ひいな「これは絶対にごまだれだな!と思って。ごまだれのなかでもごまをもっと感じたい!と思ってごまを追加したんだけど、ラー油も入れてアクセントにしました」
テツヤ「いいね、いいね。うまいよ」
ひいな「クセとクセを合わせる感じで」
テツヤ「お酒と合わせるといい調和になってる。ポン酢の酸味が『玉川』の酸味とも合ってるし」
ひいな「よかった」
テツヤ「お燗って楽しいね。こんなにおいしくなるなんてね」
ひいな「自分でひと手間加えて、日本酒をおいしくするのが楽しいよね」
テツヤ「そうそう。自分で調整しておいしさを追求する楽しさがあるよね」
ひいな「ちなみに『玉川』はどれだけ温度を上げてもOKって言ってて、熟成もOKって言ってる蔵だからやってみるのもいいと思う」
テツヤ「さっきの70度のおいしさを知っちゃうと、50〜55度ってちょっとつまらなく感じちゃうな。間違いのない味だけど、さっきのほうがパンチがあって好きだな。ふりきったほうが絶対いいよ」
ひいな「そうそう。50度くらいって無難でしょ?」
テツヤ「可もなく不可もなくって感じだね。温度が高いほうが酸も感じた」
ひいな「でも、50度がふつうの熱燗っていわれる温度なの。このお酒は、燗にしたほうが酸が立つけど、冷やして酸が立つお酒もあるし、そのお酒に合わせたおいしい温度帯があるんだよね。このお酒の蔵の推奨は55度以上だから」

【日本酒】今までにない最高温度の熱燗に挑戦!「玉川 山廃純米 雄町 無濾過生原酒」~『伊藤家の晩酌』第二十八夜3本目~

テツヤ「もう一回飲みたいから温めよう!」
ひいな「酒造のスタッフさんは55度以下に低くつけることはありませんって書いてたよ。ぬる燗にすることはありません!って」
テツヤ「おいしさを知ってるから、そう断言できるんだね。絶対さっきのほうがおいしいもんな」
ひいな「ね。ほんとに」
テツヤ「不思議だよ。温度によってこんなに違うなんて」
ひいな「好みに合わせて冷たくも、温かくもできるのがいいよね」
テツヤ「こうやって自分で温度を変えて味わいの変化を楽しめるのが日本酒の良さでもあるって、まさに蔵の言う通り!」
ひいな「そうそう。その自由度が楽しい!」

Videos

Pick Up