HOME > その他
その他
- ベーカリー CICOUTÉ BAKERY開店時に列を作る団地の人々。隣には「手打ちそば」ののぼりがはためく。その光景を見て感動した。おしゃれなハード系の店というイメージのあったチクテが、団地に根づいて、地域貢献している。「スーパーが遠いので、お年寄りの方が買い物に困られていた。お昼にパンを1個買われる方もいます」と北村千里さん。 食べても感動。自家製酵母のパンは、酸味も余計な香りもなく、すいすい喉を通る。みずみずしく、もちもち、まっすぐな麦の味。ハード系でも食べやすい。 コンクリートの古い壁にイラストレーター秋山花さんの絵。半透明の波々型の塩ビのファサード、廃校から救い出した木材で作った棚。店員さんの笑顔も含め、すべてが愛おしい。 取り置き可(前日10:30までに要電話)。通販は月に1度オープンするオンラインストアにて受付。
- カフェ sens et sensちょっとした立ち話も「菅井語録」になる。なぜこの店はこんなに静かなのか? 「無になって食べるという行為を見つめ直してもらいたくて」。無が好き? 「自分の奥底から湧いてきた感情を大事にしています。まっさらなところから、ぱっと生まれてきたものから、パンを作っています」。パルマ産生ハムとグリュイエールチーズのサンドイッチはバターと生ハムとチーズが口の中で同時に溶ける。3つの味わいは交互に出入りし、やがて絶品リュスティックの味わいとともに、ひとつの甘さへ高まっていく。なんとめくるめく体験か。「バターは塗るのではなく薄く削いだものを置く(最初から溶けているのではなく)。舌にのせ、時を感じて溶けたほうがおいしい」。孤高のパン職人は時間さえパンの調味料にする。この瞬間の、このおいしさを味わう。そのためにパン屋を捨て、カフェを開いた。 現在は予約制の日が多いため、HPで確認を。予約とメニューの案内はHP内のブログから。テイクアウトのみの利用不可。
- カフェ ベーカリー La Belle Colline澤田利明シェフ。多くのパン職人からリスペクトを受ける、隠れた実力者。秘密の一端は黄金色の焼き色にある。焼き込んで皮の強い味を引き出すという一般的な考えに対し、澤田シェフはむしろパンのソフトさや、素材の微妙な味わいを際立たせようと努める。 クロワッサンの軽やかな香ばしさ。表面はカリカリとバターで揚げたようで、なめらかな中身からバターのピュアな甘さがじわーっとやってくる。油っぽさはみじんもなく、さわやか。 カレンズとゴルゴンゾーラのサンドイッチ。チーズの強烈な塩気と香りに対し、カレンズ、クルミ、そしてハチミツの甘さで、完全なバランスを作り上げる。カレンズ(山ぶどう)の粒をつぶさずに焼くという高度なテクニックも活きている。 カフェで出されるランチメニューの味つけも実に上品。たまプラマダム御用達の味である。 取り置き可。カフェメニューもあり。
- ベーカリー PAIN STAGE prologueなぜパンステージなのか。矢沢永吉マニアの山本敬三シェフいわく「パン屋っていうのはさ、パン職人の生き様を見せるステージなんだよ」。熱き思いは、はっきりと主張してくる小麦の味わいからも伝わってくる。それはルヴァンリキッド(自家製酵母)を全種類に使用し、長い発酵も厭わずきちんと取る、丁寧な仕事から生まれているのだ。 取り置き可。イートインスペース(テラス)、駐車スペースあり。
- ベーカリー ベッカライ 徳多朗カレーパン、ミルククリーム…。売り場は名物パンが目白押し。なぜそうなのか、厨房に入ってわかった。手作りゆえのおいしさ。大きな銅鍋にデニッシュ用のリンゴが煮えていて、煮汁の、なんとも美しいピンク色。「皮まで使うのがコツ」と、久美子さんは教えてくれた。本当に料理が好きな人。元気いっぱいに厨房を走りまわる。「おいしいものを食べてもらいたくて。お客さんの顔を思い浮かべて作ります」 食パン、バゲットは取り置き可。カフェスペースあり。ブレンドコーヒー300円、ジンジャーレモン300円。
- ベーカリー Boulangerie Koshuka秋元英樹シェフに電話をすると「いやー、人が辞めちゃって大変で」と忙しそう。取材に行き、パンが出てくる様をじっと見ていたら、大変さが身に染みてわかった。小さい店にパンがぎっしり。あんなに上手にバゲットが焼けるのに、下町のような惣菜のパンにまであふれんばかりの情熱を傾ける。 取り置き可。幅広いジャンルのパンが並ぶ。店内にパンがすべてそろうのは12:00過ぎ。東急大井町線「等々力」駅2番出口より徒歩約15分。
- カフェ ベーカリー CAMELBACK sandwich&espressoこの店で心血が注がれていないものはなにもない。最後の一滴まで最高の抽出を狙う鈴木啓太郎さんのエスプレッソ。具材同士のマリアージュ、口に入るときの噛みごたえ。微に入り細にわたってこだわる、寿司職人出身・成瀬隼人さんが作るサンドイッチ。 パンマニアにはうれしい、近隣の名店3軒、〈カタネベーカリー〉〈365日〉〈タルイベーカリー〉で仕入れたバゲットそれぞれに合わせた具材で作られる。 「パルマ産生ハムと大葉、ゆずとバターの香り」には王道のカタネバゲット。「ブリーチーズ、リンゴ、蜂蜜のハーモニー」には、発酵種が香るタルイバゲット。 もはや奥渋谷名物となった「すしやの玉子サンド」。卵焼き器を縦横に操り、毎日数時間かけて焼き上げた卵焼きはまるでスフレのエアリーさ。サンドイッチを芸術に高めた。 フリーハンドで描かれたORDERの文字が。バゲットサンドはそれぞれダブルサイズもある。オーダーが入ってからトーストして仕上げていく。
- カフェバー フレンチ ベーカリー RÉFECTOIRE〈ル・プチメック〉の西山逸成オーナーは、オープン前、この店の構想を熱っぽく語ったものだ。 「パン屋でサンドイッチを売るときは、冷蔵ケースに入れとかなきゃいけない。食堂という形式なら、いちばんおいしい瞬間を出せる」 フランスで修業をした西山さんのクリエイティビティが解き放たれた。時間をかけ丹念にダシを取ったオマール海老のビスクに、自家製のアイスを使ったアシェット・デセール(皿盛りのデザート)に。「タルティーヌ ローストビーフ」は、肉汁したたる牛肉に青カビチーズのソースがかかり、サラダがたっぷりと盛られたのを、ナイフとフォークで食べる。このサンドイッチが、1,000円札1枚でお釣りがくるとは。見下ろす明治通りの街並みも、ランドスケーププロダクツによる内装もパンをおいしくする。 ランチセット1,020円(平日限定)、オマールエビ ビスク670円、ワインは250ml 480円。
- イタリアン ワインバー Stonewell駅前にある古い市場のような場所に、コンクリート打ちっぱなしの壁、木のテーブルと、ここだけシンプルモダン。目の前の〈SEIJO TAMAI〉の倉庫だったという場所をワインバーに改造。「酒屋でワインを置いていても、言葉や文字だけで味わいをお伝えするのは難しい。試飲の延長で気楽に飲んでいただければ」と石井さん。 奇跡のコラボである。特別メニューとして〈ラトリエ ドゥ プレジール〉のパン、〈サルメリア 69〉のサラミと生ハム、そして名トラットリアとして名を轟かせる〈フィオッキ〉のズッパが、ここ1軒で全部そろうのだから、歓喜にむせびながら食べるほかない。 窓から駅前ロータリーが見える。一杯やりながらバスを待ったり、夫婦待ち合わせてタクシーで帰ったり、帰宅前のひとりの時間を楽しんだりと、実に使い勝手がいい。 ワインは自然派や日本産も。グラス400円〜、ボトルは隣の〈SEIJO TAMAI〉の販売価格+1,000円で。おつまみ150円〜(各税込)。
- パティスリー ベーカリー uneclefトロペジェンヌは誘惑する。ふとした瞬間にまた食べたいと思いだし、せつない気分にさせる。むにゅにゅと動くやわらかなブリオッシュ。サンドされたミルククリームの甘さがじーんと喉にまとわり、イチゴジャムの酸味は激しく響く。酸味と甘さに感覚が引き裂かれるゆえに、えも言われぬ快楽がやってくるのだ。あるいはデーツとバターのサンドイッチ。ねっとりとしたデーツがバターといっしょにとろけいく狂おしさ。その甘さはクルミとカンパーニュ生地の香ばしさとマリアージュを見せる。どのパンにも巧みなバランス感覚があり、それが味覚の飛行航跡を美しいものにしているのだ。 店内にはカウンターが2席、テーブルが8席。ドリンクは自家製果実シロップのソーダ500円など。クッキー各 種 250円〜。
- カフェバー ベーカリー ワインバー 365日パンシーンの先端を走る杉窪章匡シェフが2013年12月にオープンさせた「食のセレクトショップ」。 「食って血となり、肉となり体を作る。もっと楽しんでいいし、大切にしていい」。添加物や農薬の影響を受けない国産素材でパンを作り、野菜や乳製品まで扱う。ひと口食べて驚く杉窪マジック。〈365日〉×クロワッサンの、しゃりしゃりと音を立てる繊細な皮と、高原のミルクのようにフレッシュで豊かなバターの香りは衝撃の一語。素材の持ち味を限界まで引き出す、すばらしい仕事である。 店には、ワインソムリエが常駐。パンとワインの最高の組み合わせを訊いてみてほしい。 取り置き可。パンのほか、店内 には自家製コンフィチュールやコーヒー豆、ブレッドナイフなど、パンのお供やグッズも豊富にそろう。
- カフェ ベーカリー Boulangerie Le Ressort素材とはこんなに香りに満ちていたのか。〈ル・ルソール〉のサンドイッチを食べると、当たり前のことにまざまざと気づかされる。たとえば、パストラミビーフと人参のマリネ。苦味も草っぽさも含んでいない甘いニンジンの風味のすばらしさに改めて感動する。それが活きているのも、ビーフのコクや赤玉ねぎの辛みを、ニンジンとうまくバランスさせているから。 「バランスの悪いものはおいしくない。いいお店でしか働いてこなかったので、わかってるつもりです」 さらりと言ってのける清水宣光シェフはシャープな感性の持ち主。素材を厳選し、具材の微妙な量さえスタッフ任せにせず、このハーモニーを生む。チャバタ、フォカッチャ、そしてバゲット。サンドイッチを食べてクローズアップされるのはパンのおいしさである。個性に満ちた麦に自家製酵母のフェロモンのような香りがクロスする。 私が深く愛する、小さなバゲットによるおやつパン。ジンジャーフランス、ミルクフランス、チョコとバターをはさんだショコラ55。バゲットがおいしければ、はさむものはシンプルであればあるだけおいしい。 取り置き可。「パンブリエ」460円やカカオ 55%のベルギー産チョコレート使用の「ショコラ55」170円(各税込)など、ていねいな作りのパンが所狭しと並んでいる。
- カフェ ベーカリー ルヴァン 富ヶ谷店その歴史は日本、東京での発酵種(いわゆる天然酵母)パンの歩みとほぼイコール。1984年創業の老舗。オーナー甲田幹夫さん自筆の絵、野の花が無造作にテーブルに置かれる。甲田さんの手にかかれば、なにをやっても味になるのだ。 厨房の壁や天井に見えるにじみこそが、この店にすみついた酵母や乳酸菌たち。約30年ものあいだ種をかけ継ぐことで、継ぎ足し続けたウナギのタレのように熟成が進み、パンのまろみや深みを増す。 〈ルヴァン〉のパンを食べることは、この店の歴史を食べることだ。 平日のみカフェ予約可。取り置き、取り寄せ可(FAXにて受付)。エコバッグを持っていくとベター。
- カフェ ベーカリー Boulangerie et Café Main Mano〈マンマーノ〉でぜひ食べてほしいのは、なんといってもクリームパン。カスタード、というよりクレーム・パティシエールと呼びたい。バニラの芳醇さ、ミルク、卵。フランスのレシピそのままというこのクリームは、溶けるごとに、内側からぷんぷんとさまざまな香りが飛び出てくるのだ。 マンマーノブレッド(角食)も秀逸。ヨーグルトの乳清から起こした種を使うという優れたアイデア。自家培養なのにふわふわで、さわやかな甘酸っぱさがある。 取り置き、取り寄せ可(ウェブ、電話にて受付)。カフェスペースあり。クリームパンは 1日4回焼き上がる。
- カフェ ベーカリー カタネベーカリー職人気質の片根大輔さんと、料理上手の奥さま智子さん。毎年家族でフランスへ出かけ、アパルトマンで暮らしてバカンスを過ごす。そこでの発見がこの店をどれだけ充実させていることだろう。フランスのパン屋のように、〈カタネベーカリー〉は早朝7時から営業する。地下のカフェに下り、旅行気分で、「パリの朝食セット」を頼む小さな贅沢。 「パリの一ツ星か二ツ星の、安いホテルの朝食をイメージ」と、片根さんは笑う。素っ気ない食堂のテーブルに置かれるカゴ盛りのパン、そのおいしさに感動した記憶が甦る。特に謳うわけではないけれど、このパンには、片根さんのありったけの技と情熱が注ぎ込まれる。クロワッサンをひとかじりしたとき、流れ込んでくる圧倒的なバターの香ばしさは、きちんとバターを折り込み、焼き込む、という職人仕事の積み重ねからしか生まれないものだ。 カフェで出てくる食器やカトラリーが素敵だなぁと思っていたら、隣にセレクトショップ〈アコテ〉もオープン。カタネテイストの雑貨を多数取りそろえているので、こちらも注目。 フランスパンは7:00・10:30・16:30、クロワッサンは7:30・13:30・17:30に焼き上がる。
- ベーカリー アカリベーカリー大好きな国立の街で、丁寧にパンを作る店主の高山顕さん。店名の由来は、食卓の「灯り」から。家族が食卓に集う情景を思い描き、日々食べたくなるパンを目指す。その願いが一番感じられるのが「アカリブレッド」。生地本来のおいしさが伝わることを追求し、湯種製法で仕込んだ食パンは、その味わいともちもちの食感が評判に。パンの種類も豊富で、訪れるたびに食べたいと思えるパンに出合える温かなお店。 毎日食べたくなるように、どれも価格は200円前後なのもうれしい。
- カフェ ベーカリー ソンカ村山さんがフランスパンのおいしさに開眼したのは、パン職人になってから。毎日作り続けるうち、自分好みの味を追い求めてみたくなった。あらゆるお店で食べ比べ、研究を重ねること2年。独学で辿り着いたのは、発酵に2日間かけ旨みを引き出す製法。発酵中も頻繁に生地に空気を含ませる作業を繰り返す。丁寧に作業する姿を見るだけでも、おいしいパンを地道に目指す姿勢がわかる。 南阿佐ケ谷駅から徒歩約15分。
- カフェ ベーカリー ブーランジェリー オンニ店名の〝オンニ〟は、フィンランド語で「幸せ」という意味。店名の由来を聞くと、「独立するなら、この名前をつけようと妻と話していたんです」とオーナーの近賀健太郎さん。パン職人を目指していた修業先で奥様と出会って結婚。あるとき、松戸の人気店〈ツオップ〉に夫婦で訪れた際、その魅力にはまったという。その魅力を知るため〈ツオップ〉で修業した後、夢だった店名を掲げて2015年7月にオープン。 駐車場2台あり。
- ベーカリー Moulus a la Meuleまずは、湘南小麦を50%用いた石臼バゲットをぜひ味わって(残り50%は北海道産)。最近、国産小麦の質が上がり、2014年からすべてを国産小麦に切り替えた。小田急線伊勢原駅よりバス八雲神社前下車。
- カフェ ベーカリー Bread Code by recette1本3000円以上する最高級食パン〈ルセット〉が非日常の食パンなら、〈ブレッド コード〉で作られるのは、まさに日常の食パン。製法や原材料は違っても、“日本のパンの価値を高める”というコンセプトは、創業当初から変わらない。 素材はすべて国産。北海道産小麦「キタノアカリ」、秋田県産のこだま酵母、伊豆大島産の自然海塩、喜界島産のきび砂糖などを使用。日本の小麦特有のもっちりとした食感は、食パンの素材にとても適しているのだとか。まさに、日本の素材で作る、日本人のための食パンだ。 食パンは全部で7種。10時のオープンから順次焼き上がり、14時にすべて焼き上がる。鎌倉散策の合間に食べ歩きができるミニサイズもあり、「焼きたてを食べたい!」、そんなわがままも叶えてくれる。 テイクアウトのみの食パン専門店。近くには〈カフェ ルセット鎌倉〉もあり、〈ルセット〉のパンを使った「究極のフレンチトースト」や、〈ブレッドコード〉の「トースト3種類食べ比べセット」(各ドリンク付き1,400円)なども味わえる。 電話で取り置き可。
- カフェ ベーカリー ブーランジェリー スドウ須藤さんのお宅では、お店が定休日の日だけ、自宅で食パンを食べる。スドウ家のおいしい食べ方は、ちょっと贅沢な「山食1斤を3枚切りにした“超”厚切りバナナトースト」。作り方は簡単。トーストした山食に、北海道産の無塩発酵バターを厚く切ってのせ、さらにバナナの薄切りをのせて、上からメープルシロップをたっぷりかければできあがり。 待ちに待って手に入れた食パンだから、カロリーなんて気にせず、贅沢に。当日はそのままで、翌日からはトーストして。焼きすぎないよう、さっと高温で焼くのがコツだとか。 東急世田谷線「松陰神社前」駅からすぐ。朝9時のオープンと同時に、甘いデニッシュやボリューム満点のお惣菜系パン、ハード系まで美しいパンが所狭しと並ぶ。行列ができるほどの人気店のため、平日でも午後には売り切れることも多く、早めの来店がオススメ。一番人気の食パンは、朝9時50分と夕方17時30分、1日2回焼き上がる。角食、山食ともに合計88斤分は予約で完売するため、電話と店頭で事前に予約を受け付けている。
- ベーカリー 央製パン堂のどかな住宅街に現れる真っ白な一軒家。この1階にベーカリーを作ったのが梅澤夫妻。元々、〈浅野屋〉でパン職人として働いていたご主人の和矢さんと、販売をしていた奥様の正恵さん。念願のオープンは2015年の5月。「この辺はパン屋が少ない地域で。地元の人に愛されるパン屋にしたいんです」と、地元の流山でお店を構えることが昔からの夢だったというご主人。その言葉通り、開店1年足らずで住民が足しげく通うお店へと成長。また、週末には県外からのお客も多いそう。 駐車場あり。流山セントラルパーク駅徒歩約10分。
- ベーカリー la Boulangerie Naif惜しまれながら一度閉店した〈ナイーフ〉。この店名を聞いてピンときた人も多いはず。中目黒から始まり、代官山で大盛況だったお店が閉店したのは2007年のこと。店主の谷上正幸さんは、店を閉めた後も様々な場所でパンを焼き続け、昨年、満を持して9年ぶりに実店舗を構えた。「昔はパンはこうじゃなきゃいけないという思いが強くて」と谷上さん。それが変わったきっかけは、数年前に国産小麦に出合ったこと。いまは、日本中から厳選した国産小麦を使い、最初から最後までひとりで作っている。それを支えるのが、奥様のフミエさん。二人が新拠点に選んだのは、世田谷の若林。「とにかく地域の方が温かくて」と夫婦でこの場所が好きになり、地名をつけた若林ブレッドも登場。18時間発酵させ、粉の旨みと甘みを引き出したこの食パンは早くも看板商品になっている。
- カフェ ベーカリー カタネベーカリー2002年にオープンした〈カタネベーカリー〉は、駅から徒歩10分ちょっとの住宅街の中。にもかかわらず、朝から閉店まで人が途切れることなく訪れるお店だ。また、近所の飲食店にもパンを卸していたりと、食のプロも認めるパンを作り続けている。ここのオーナーシェフを務めるのが片根大輔さん。毎日でも食べてもらいたくなるパンを目指し、腕を磨いてきた。スペシャリテを尋ねると、「絞れないなぁ」と悩む。それほど、すべてのパンへの愛情が深い。
Pick Up
Hanako Magazine
最新号No. 1240 2024年12月26日 発売号No.1240 『温泉と。』12月26日発売のHanakoは、約2年ぶりとなる温泉特集! 『温泉と。』をテーマに、「温泉+α」の特別な体験を楽しむ旅をご提案。温泉とグルメ、温泉と開運、温泉と美容、温泉と絶景、温泉と酒場、さらには、温泉と手仕事、温泉とアート…なんていう新感覚の旅まで。食べて飲んで、観て触れて、全身で土地の魅力を吸収する、年の始まりにふさわしい旅をご紹介します。RANKING