【群馬・前橋】アートホテル〈白井屋ホテル〉にミナ ペルホネン監修の客室が登場!

【群馬・前橋】アートホテル〈白井屋ホテル〉にミナ ペルホネン監修の客室が登場!
【群馬・前橋】アートホテル〈白井屋ホテル〉にミナ ペルホネン監修の客室が登場!
TRAVEL 2025.05.23
群馬県前橋市の〈SHIROIYA HOTEL/白井屋ホテル〉にミナ ペルホネンが監修した客室が誕生。隣接の「ばばっかわスクエア」内にオープンした店舗〈minä perhonen ovi〉とともに世界観に浸りたい。
photo_Shinya Kigure(SHIROIYA HOTEL), Manami Takahashi(minä perhonen ovi)
text_Hanako

創業300年の歴史を誇る前橋市の老舗旅館〈白井屋ホテル〉が、建築とアートをテーマに再生したのが2020年。「大阪・関西万博2025」の会場デザインプロデューサである藤本壮介が設計したことでも話題になった。

藤本壮介はもちろん、建築家のミケーレ・デ・ルッキ、アーティストのレアンドロ・エルリッヒ、デザイナーのジャスパー・モリソンなどによる客室をはじめ、全室に異なるアート作品が展示されている。そして開業5周年にあたる今年4月、隣接建物内に⻑期滞在も視野にいれた3部屋のレジデンス型客室を増設。内2部屋を〈ミナ ペルホネン〉が監修した。

フィンランド語で「光」を意味する“valo”、そして同じくフィンランド語で「森」を意味する“metsä”と名付けられた2つの部屋。どちらもミナ ペルホネンのテキスタイルがふんだんに使われ、デザイナー・皆川 明のアートワークも。京都の書店〈誠光社〉の堀部 篤史によってセレクトされたレコードも用意され、世界観に没入できる空間になっている。

こちらに宿泊したら立ち寄りたいのが、今年5月に隣接する建物にオープンした新店舗〈minä perhonen ovi〉。東京、京都、石川、長野、神奈川、盛岡に続く19店舗目の直営店で、“ovi”とはフィンランド語で「扉」のこと。こじんまりとした愛らしい空間で、コンセプトは「ミナ ペルホネンのKIOSK」だという。小さな箱型の空間に入れ子のようにもう一つ箱型のショップが入っているデザインが特徴。韓国の建築家、リム・テヒが設計を手がけた。バッグや小物などを中心に揃え、木を多用した清々しい店内でゆっくり買い物ができる。

近隣にアート施設も多く、散策するのが楽しい前橋。宿全体がアートである白井屋ホテルは、パブリックに開かれた部分を見るだけでも楽しい施設だ。これを機会にミナ ペルホネンファンもぜひ訪れてみてほしい。

Information

SHIROIYA HOTEL/白井屋ホテル
●群馬県前橋市本町2-2-15 ☎️027-231-4618 
「valo」「metsä」1泊1部屋86,400円〜。
https://www.shiroiya.com/

minä perhonen ovi
●群馬県前橋市本町2-2-4-A ☎️ 027-225-2437 10:00〜18:00

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