47都道府県・全グルメガイド 【東京駅・丸の内グルメ】フードエッセイスト平野紗季子さんが
厳選!東京駅周辺で絶対行きたいグルメスポット5選

TRAVEL 2024.03.04

雑誌Hanako2024年1月号「47都道府県、おいしいあの町へ」では、地元在住の食通が教える、47都道府県のおいしい食を求める旅を紹介しました。Hanako Webでは、誌面では紹介しきれなかった47都道府県のオリジナル記事を限定で公開。

今回ピックアップする都道府県は、東京都。ガイド役は、人気フードエッセイストの平野紗季子さんです。東京駅周辺〜丸の内エリアにフォーカスし、最旬ダイニングから、駅構内のマストスポット、高架下のサンドイッチ専門店まで、平野さんらしい視点でセレクトしてくれました。

INDEX

1.東京駅の真横にして、東京最高峰のダイニング〈SÉZANNE〉

東京駅〜丸の内エリアは、立地的にも、そして美食が集まる最重要地点という意味でも、まさに「東京都の中心」と言えると思います。まずなにより、東京駅の真横にあるダイニング〈SÉZANNE(セザン)〉の存在。“食のアカデミー賞”と称される「Asia's 50 BEST RESTAURANTS」では、2023年に第2位につけ、アジアナンバーワンに選ばれる日もきっと近いはずです。エグゼクティブ シェフのダニエル・カルバート氏が東京で料理をしているという事実自体が幸運なこと。

ダニエル氏の作るフレンチは、口の中に、クリスタルでできた宮殿を建築するかのよう。食材のピュアネスを尊ぶ繊細な仕事と、鍛え抜かれた確かな技術。クラシックへのリスペクトとモダンな軽やかさ。日本の食文化への理解が増すごとに、年々美味しさが深まっていく、その底知れぬ魅力に震えています。こんな最旬のダイニングがあるかと思えば、高架下にはレトロなサンドイッチパーラーがあり、駅構内には目移り必至の駅弁屋があり。食の振れ幅の豊かさも、このエリアの魅力なのです。

SÉZANNE セザン
SEZANNE セザン
SEZANNE セザン

SÉZANNE(セザン)

〈フォーシーズンズホテル丸の内 東京〉のメインダイニング。2021年7月に開業して以来、わずか1年半の間に「ミシュランガイド東京2023」にてミシュラン2つ星を獲得。ランチコース27,830円〜、ディナーコース50,600円(サービス料込み)。

住所:千代田区丸の内1-11-1 パシフィックセンチュリープレイス丸の内 フォーシーズンズホテル丸の内 東京7F 
TEL:03-5222-5810
営業時間:12:00〜13:30最終入店、18:00〜20:00最終入店
定休日:月火休

2. 世界に店舗を構える点心専門店が日本上陸!〈YAUMAY〉

YAUMAY ヤウメイ

界隈を訪れるたびに、つい吸い寄せられてしまう飲茶スポット〈YAUMAY(ヤウメイ)〉(千代田区丸の内3-2-3 二重橋スクエア2F)。上質な空間と、ぶれない美味しさの飲茶たち。一人でも誰かとでもつい足が向く引力あるお店。

3.〈中里 大丸東京店〉の揚最中は塩気とあんこのバランスが抜群

中里 大丸東京店 揚最中

駒込にある和菓子店〈中里〉の名物おやつ「揚最中」。〈中里 大丸東京店〉(千代田区丸の内1-9-1 大丸東京店B1)では、東京駅すぐの立地で買えるのがうれしい。皮を香ばしい胡麻油で揚げた揚最中は、塩気とあんこのバランスがたまりません。

※揚最中は1日3回、10:00、14:30、17:30の入荷・販売(各回1人12個まで。なくなり次第終了) 

4.ずっと在り続けてほしい! ガード下の小さな名店〈サンドイッチ ココ〉

サンドイッチ ココ

東京駅のガード下にある手作りサンドイッチのお店〈サンドイッチ ココ〉(東京都千代田区丸の内1-10-5) 。レトロな佇まいが愛らしく、こういうお店が一生在り続けてくれないと困るのだ、という気持ちになります。

5.東京駅構内で日本各地の名物駅弁が買える〈駅弁屋 祭 グランスタ東京〉

駅弁屋 祭 グランスタ東京

〈駅弁屋 祭〉(千代田区丸の内1-9-1 JR東京駅構内 グランスタ東京内) には、日本各地の名物駅弁が約150種類並ぶのでとにかく楽しい。電車に乗る前に、つい覗いてしまいます。

One More Place
東京駅からも至近。散歩するなら「皇居外苑」へ

皇居周りは妙に空気が澄んでいる気がするので、「皇居外苑」(千代田区皇居外苑1-1)を散歩するのはとても心地よいものです。皇居方面から、東京駅あたりのビル群が夕日に照らされているのを見ると、これぞ東京の景色! と思います。

photo_Yuki Sonoyama text_Hanako

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