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恋人
- アイス・ジェラート SUGiTORAクープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー銀賞に輝いた杉田晋一さんが、両親が営んでいた果物店〈スギトラ〉の名を受け継ぐジェラート専門店。写真の「桃とサバランのパフェ」は、桃とミント×ミルクの2種類のジェラートと赤ワインのババが珠玉のバランス。経験をフルに活かし、焼菓子まですべて自家製。次はマンゴー×ライチ。一年中、楽しみが続く。
- ベーカリー soil by HOUTOU BAKERY新進気鋭の小森俊幸シェフを迎えスタイリッシュな店が横須賀にオープン。コンセプトは「地産地消」。東京の近くにこんなに豊かな食材があったのかと驚くほど地元食材を使ったパンが数多く並ぶ。「季節野菜のピゼッタ」390円は、バジルを練り込んだフォカッチャ生地に季節替わりで12種の野菜がのる。横須賀の猿島でとれた早採りわかめ「さるひめ」を使ったフーガスもユニーク。横須賀の食の思い出はここで作ろう。 京急本線県立大学駅直結。料理のような手の込んだ惣菜パンは必食。
- ベーカリー 中井パン店創業64年。この道50年以上の二代目主人が初代の製法を継ぐ。この店が発祥といわれる「ポテチパン」は、パンにポテトチップスを挟むという掟破りの横須賀名物。でも奇をてらっているのではなく、昔ながらのパンそれ自体がすごくおいしいのだ。「いもじゃん」や、ハバネロを使った「ヒーハー」などネーミングセンスも抜群の惣菜パンはどれも絶品。木製のショーケースも創業当時のままで、この店のすべてがいぶし銀の美しさ。 「ポテトチップス」はポテトチップの入荷状況により不定期販売。
- ベーカリー cimai桜並木に立つ白いキューブ。ドアを開くとブロカントのしつらえに、乙女じゃなくともテンションが上がり、幸福な気持ちになる。アンティークの木のテーブルに置かれたパンの美しさ。素朴でごつごつとした温かい褐色のパンは姉・大久保真紀子さんが焼いた天然酵母のパン。白さを感じさせる美意識の高いパンは、妹・三浦有紀子さんのパン酵母(いわゆるイースト)で発酵させたパン。東京から少し遠いけれど、ここに来て後悔したことは一度もない。 営業日はHPを確認。
- ベーカリー LIFEAT大宮からほど近い盆栽の街、土呂。白で統一された気持ちのいい空間に木の長いテーブル、そこにパンが置かれる。店主の鈴木伸一さんは、自家培養発酵種の名店〈ルヴァン〉出身で、北海道を経て独立。だから、発酵種のパンと北海道産小麦を得意とする。注目はカンパーニュ。大きくなまこ型に焼いて量り売りするから水分が中にこもってしっとりとした仕上がりに。好きな厚さで買えて、形も一定なので、サンドイッチにもしやすい。 JR東北本線土呂駅から徒歩2分。駐車場も完備。
- パティスリー ベーカリー アングランパパティスリーにパンがたくさん!? 麦の粒を取り寄せ石臼で自家製粉するなど力の入れようがハンパではない。カリカリのバゲットからは麦の香りがあふれ、パンドミはミルキーな香りとなめらかな口溶け。クロワッサンは豊潤なバター感。「バゲットだけは本気でやりたかった。クロワッサンはフランスのお菓子屋さんのものをイメージしています」と丸岡丈二シェフ。ケーキ屋さんとパン屋さんのいいところをクロスオーバーしている。
- ベーカリー 畑のコウボパン タロー屋春は桜、夏は桃、秋は巨峰、冬はリンゴ……。四季の果物やハーブから液種を起こし、発酵させる。パンが季節の香りをまとい、旬の素材と組み合わされてハーモニーを奏でる。たとえば5月ならバラ酵母のフリュイ。むせぶようなバラの香りと宝石のような果物たちのフレーバーはうっとりするほど美しい。売り切れ必至の人気店だけにオススメはお取り置き。HPでその日のメニューを確認し、メールか電話で事前予約することができる。 予約はHPを参照。
- ベーカリー Le Pain Gris*Gris夫婦ともフランスに渡った夫妻のお店は、パリの子供部屋に迷いこんだようなかわいさ。ブルーのタイルに手書きのプライスカード。水玉や花模様の皿。パンの形も然り。小さなパン1個1個に心をこめてかわいく作る。たとえば、生ハム、カマンベール、マッシュポテトと、丸パンサンドを3つつなげて1本にしたサンドイッチがあったり。木いちごとチョコレートのデニッシュは、生の木いちごとチョコクリームをさくっとした生地でサンド。かわいい酸味とほろ苦い甘さの愛おしいランデブー。 キャラメルとチョコ、2種のコロネがくっついたコルネ180円も人気。
- ベーカリー CICOUTÉ BAKERY開店時に列を作る団地の人々。隣には「手打ちそば」ののぼりがはためく。その光景を見て感動した。おしゃれなハード系の店というイメージのあったチクテが、団地に根づいて、地域貢献している。「スーパーが遠いので、お年寄りの方が買い物に困られていた。お昼にパンを1個買われる方もいます」と北村千里さん。 食べても感動。自家製酵母のパンは、酸味も余計な香りもなく、すいすい喉を通る。みずみずしく、もちもち、まっすぐな麦の味。ハード系でも食べやすい。 コンクリートの古い壁にイラストレーター秋山花さんの絵。半透明の波々型の塩ビのファサード、廃校から救い出した木材で作った棚。店員さんの笑顔も含め、すべてが愛おしい。 取り置き可(前日10:30までに要電話)。通販は月に1度オープンするオンラインストアにて受付。
- カフェ sens et sensちょっとした立ち話も「菅井語録」になる。なぜこの店はこんなに静かなのか? 「無になって食べるという行為を見つめ直してもらいたくて」。無が好き? 「自分の奥底から湧いてきた感情を大事にしています。まっさらなところから、ぱっと生まれてきたものから、パンを作っています」。パルマ産生ハムとグリュイエールチーズのサンドイッチはバターと生ハムとチーズが口の中で同時に溶ける。3つの味わいは交互に出入りし、やがて絶品リュスティックの味わいとともに、ひとつの甘さへ高まっていく。なんとめくるめく体験か。「バターは塗るのではなく薄く削いだものを置く(最初から溶けているのではなく)。舌にのせ、時を感じて溶けたほうがおいしい」。孤高のパン職人は時間さえパンの調味料にする。この瞬間の、このおいしさを味わう。そのためにパン屋を捨て、カフェを開いた。 現在は予約制の日が多いため、HPで確認を。予約とメニューの案内はHP内のブログから。テイクアウトのみの利用不可。
- カフェ ベーカリー La Belle Colline澤田利明シェフ。多くのパン職人からリスペクトを受ける、隠れた実力者。秘密の一端は黄金色の焼き色にある。焼き込んで皮の強い味を引き出すという一般的な考えに対し、澤田シェフはむしろパンのソフトさや、素材の微妙な味わいを際立たせようと努める。 クロワッサンの軽やかな香ばしさ。表面はカリカリとバターで揚げたようで、なめらかな中身からバターのピュアな甘さがじわーっとやってくる。油っぽさはみじんもなく、さわやか。 カレンズとゴルゴンゾーラのサンドイッチ。チーズの強烈な塩気と香りに対し、カレンズ、クルミ、そしてハチミツの甘さで、完全なバランスを作り上げる。カレンズ(山ぶどう)の粒をつぶさずに焼くという高度なテクニックも活きている。 カフェで出されるランチメニューの味つけも実に上品。たまプラマダム御用達の味である。 取り置き可。カフェメニューもあり。
- カフェ ベーカリー カタネベーカリー2002年にオープンした〈カタネベーカリー〉は、駅から徒歩10分ちょっとの住宅街の中。にもかかわらず、朝から閉店まで人が途切れることなく訪れるお店だ。また、近所の飲食店にもパンを卸していたりと、食のプロも認めるパンを作り続けている。ここのオーナーシェフを務めるのが片根大輔さん。毎日でも食べてもらいたくなるパンを目指し、腕を磨いてきた。スペシャリテを尋ねると、「絞れないなぁ」と悩む。それほど、すべてのパンへの愛情が深い。
- かき氷 DESSERT CAFE 雪のはなブラームスの小径沿いにあるカフェでは、韓国で一大ブームを巻き起こしている「粉雪氷」を提供。細かく削ったミルク氷を使ったかき氷で、夏におすすめなのが「生キウイ雪」1,200円(税込)。
- ビアバー ブリューパブ GUBIGABU“城崎発”の生ビール「城崎 地ビール」が味わえる、地ビールレストラン。工場でつくりたての贅沢なビールは、ピルスナー、スタウト、ヴァイツェン、カニビールの4種類から選択可能。ちなみに、カニビールは城崎名物の“カニに合うように”。ジョッキ700円など。
- アイス・ジェラート 高秀牧場 ミルク工房搾りたての牛乳を使ったジェラートやチーズを販売し、ジェラート(ダブル380円)は、ブルーベリーやバジルなど、地元産の旬の果物や野菜を使ったものを中心に約12種類。牛舎を望むテラス席あり。
- カフェ cafe GAKE「ガトーショコラ」650円、「アールグレイミルクティーのシフォンケーキ」600円など。テラス席のみペット可。
- カフェ デリ ザ・リッツ・カールトン カフェ&デリ大人の贅沢には「サマーサンデー アフォガード」1,200円(サ別)。エスプレッソをキャラメルアイスにかけると、ショコラが溶けてナッツのムースと運命の出会い。
- ピッツェリア BACAR OKINAWA生地を回したかと思うと、パパッと具材をのせ、あっという間に焼き上げる。焼きたて熱々を1秒でも早く食べてほしくてスタッフが勢い込んで持ってくる。ピッツァは「マルゲリータ」と「マリナーラ」各1,620円の2種のみ。県産マグロの塩漬け、島ダコの ソプレッサータなど島の恵みいっぱいのつまみがおいしい。ワインとね。
- かき氷 ダイニングバー ワインバー パレスホテル東京 グランド キッチンフルーツをふんだんに使用したトロピカルな一品。ライム果汁でマリネして出たフルーツの甘みとフレッシュフルーツの酸味、そしてミントの香りづけをしたグラニテ、レモンのリキュールまで、さまざまな味の変化が楽しめる。アルコールが苦手な人はリキュールなしでもOK。よりミントの爽やかさが堪能できる。1,400円(税込・サ別)。
- カフェ 自然食・オーガニック Rice Terrace Cafe写真家のエバレット・ブラウンさんと料理研究家の中島デコさんが手がけるエコビレッジ〈ブラウンズフィールド〉内にあるカフェ。「週替わりランチプレート」1,200円は、畑で育てた無農薬野菜を中心に、手作りの調味料でシンプルに味付けされた6~7種類の惣菜に、羽釜で炊いた玄米ごはんと汁物が付く。ヤギがいる里山の景色にも心が和む。 スイーツも充実。
- 郷土料理 島豆腐と、おそば。真打田仲そばラーメン店〈ソラノイロ〉の宮崎千尋さんがレシピ考案。さんぴん茶で炊く「島豆めし」も必食。(編)
- コーヒー専門店 Tettoh Coffee鉄塔のふもとにたたずむ静かな店で店主のこだわりを象徴するのが、ふっくらとまろやかな苦みとテクスチャーが持ち味の深煎りブレンド。豆のコンディションによって器具や湯を注ぐスピードを調整するなど、丁寧に淹れられたコーヒーが心にしみる。
- コーヒー専門店 YAMADA COFFEE OKINAWA豆の選定、焙煎、ブレンド、抽出まで行う〈ヤマダコーヒー オキナワ〉には“MELLOW”や“VELVET”など好奇心がくすぐられるネーミングのブレンドも。飲みごろのコーヒーや淹れ方のポイントを店主に教わるのも対面販売ならではの楽しみ。
- かき氷 カフェ cafe CAHAYA BULAN目の前に伊江島を望む絶好のロケーション。美しい海とともに心を癒してくれるのが「チェー」というベトナムのひんやりスイーツ。フルーツがたっぷり入った「トロピカル」のほかに、沖縄の昔からのおやつをアレンジした「あまがし」や「金時」を用意。
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