南紀白浜でパンダ&田辺で世界遺産・熊野古道を巡る贅沢旅-2日目-
2019.03.04

川湯温泉が楽しめる旅館やご当地グルメまで! 南紀白浜でパンダ&田辺で世界遺産・熊野古道を巡る贅沢旅-2日目-

飛行機を使えば東京の羽田から80分でアクセスすることができる、和歌山県白浜町。南紀白浜空港から車で10分の場所に、パンダの飼育で有名な〈アドベンチャーワールド〉があり、昨年赤ちゃんパンダ“彩浜(さいひん)”が誕生したことで更なる注目を集めています。
また、白浜町のすぐ北にある田辺市には、世界遺産に登録された〈熊野古道〉〈熊野本宮大社〉も。ほかにも、このエリアには絶品グルメや絶景スポットなど盛りだくさん!今回はそんな和歌山県白浜町と田辺市を巡る二泊三日のプレスツアーに参加させていただきましたので、3回に分けてその様子をご紹介。今回は2日目の様子です。

中森 りほ / フリーランス

「元グルメメディア編集のフリーライター。カレーや喫茶店、音楽や映画が大好きな下北っ子です」

中森 りほ
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創建1600年を迎える神社〈鬪雞神社〉へ。

2日目は田辺市を中心とした観光です。朝食をすませて最初に訪れたのは、創建1600年を迎える〈鬪雞神社〉。

〈鬪雞神社〉の社名は、『平家物語』巻11「鶏合、壇浦合戦」に、源平合戦の際に源氏・平氏どちらに味方するか迷う湛増(弁慶のお父さん)が、紅白二色の鶏7羽を闘わせて神意を占い、すべて白色の鶏が勝利したことから源氏に味方したとする物語によります。

古くから熊野参詣の際は〈鬪雞神社〉に参り、心願成就を祈願したとされ、熊野三山の別宮的な存在でもありました。

境内地は江戸時代初めの絵図とほぼ変わりなく、1889(明治22)年の流失前の〈熊野本宮大社〉と社殿の配置が共通しているそう。

お土産として人気なのが「勝運守」。テレビ番組『しゃべくり007』が長寿番組になったのも、放送開始前に出演者にこのお守りを渡したからではないか、と住職が話されていました。

御朱印帳もかっこいいですね!


〈鬪雞神社〉
■和歌山県田辺市東陽1-1
■0739-22-0155
■8:30~17:00(社務所、参拝は終日可能)
和歌山県田辺市田辺観光協会HP

日本初のエコロジー提唱者・南方熊楠ゆかりの地へ。

続いて訪れたのは、和歌山市に生まれ、日本で初めてエコロジーを提唱した博物学者・南方熊楠が半生を過ごした〈南方熊楠邸〉と、そこに隣接する〈南方熊楠顕彰館〉。

熊楠は和歌山城下に生まれ、大学予備門(現・東京大学)退学後、1887年から1900年にかけて米英に遊学しました。帰国後の1904年からここ和歌山県の田辺に定住し、人生の半分、37年間を田辺で過ごしています。

最晩年の25年間を過ごし、研究の場とした邸宅は登録有形文化財として今も田辺市に残っています。

〈南方熊楠顕彰館〉は、熊楠が遺した蔵書・資料等を恒久的に保存・公開。熊楠に関する研究を推進、情報発信しています。

こちらでは熊楠が描いた猫の絵がプリントされた手ぬぐいや、扇子、可愛らしいマスキングテープなども販売されていました。


〈南方熊楠邸〉〈南方熊楠顕彰館〉
■和歌山県田辺市中屋敷町36番地
■0739-26-9909
■10:00~17:00(最終入館16:30)
■月曜日、第2・4火曜日 祝祭日の翌日休館
※平成30年度は火曜日も開館(但し、祝日の翌日を除く)
公式HP

ランチは田辺市のご当地グルメ「あがら丼」を!

ランチは地元グルメ「あがら丼」を食べに、〈宝来寿司〉さんへ。

「あがら」とは、田辺の方言で「私たち」という意味。あがら丼は、「当地の旬の食材を使った私たちの自慢の丼ぶり」という思いで名づけられたそう。

今回〈宝来寿司〉さんでいただいたあがら丼は、「かつおと釜揚げしらすのづけ丼ずし(ひとはめ・小梅入り吸物付)」(1,080円*税込み)。漬けマグロと柔らかく臭みのない釜揚げしらすが相性抜群でした。

ちなみにお店によってそれぞれの「あがら丼」を表現しているようで、熊野牛焼肉重を提供しているお店もあるそう。

今回はサービスで〈宝来寿司〉名物「ヒトハメのしゃぶしゃぶ」(1,080円*税込み)もいただきました。ヒトハメとはヒロメと呼ばれるワカメと同族、同類の海藻で、市場に出回らない田辺湾特産の貴重な海藻です。

その味わいはワカメに似ていますが、ワカメより軟らかく葉が厚くシャキシャキ!出汁でしゃぶしゃぶしてポン酢でいただいたのですが、何枚でも食べられそうなほどおいしかったです。


〈宝来寿司〉
■和歌山県田辺市湊18-12
■0739-22-0834
■10:00~21:00
■月曜定休
公式HP

いざ熊野古道へ!伏拝王子~熊野本宮大社ルートを散策。

午後は田辺市から車で約1時間かけて移動し、熊野古道へ。

古くから「熊野へ詣でたなら不思議な力を授かる」と言われ、多くの人が巡礼した熊野古道。道のりはいくつかあるのですが、苦しみが多いほどご利益も大きいと言われ、田辺から浜中に分け入る険しい中辺路ルートが昔から好まれてきたといいます。

今回はそんな数ある熊野古道のルートの中から、人気の中辺路ルートの一部「伏拝王子~熊野本宮大社」を散策。

全長約4kmの道中、地元の語り部の方がガイドをしてくださいました。

中辺路ルートの一部「伏拝王子~熊野本宮大社」は、古くからの景観が残りつつ、比較的歩きやすい人気のコースだそう。

伏拝王子社跡の石碑。

スタート地点である伏拝王子は、中辺路を歩いてきた参拝者が初めて熊野本宮の森(旧社地)を遠望できた場所で、ここから本宮の森を伏し拝んだことからこの名がつけられたと言われています。

和泉式部供養塔。

伏拝王子社跡にある石祠の横には、かの有名な和泉式部の供養塔が建てられています。

途中、橋を渡ったり、

昔使われていたという関所があったりと、見所も満点。

古道は道がぬかるんでいたり、急な山道を登ったりするので、歩きやすい靴や動きやすい服装、飲み水は必須でした。

木の根っこがたくさん浮き出た面白い風景とも出合えたり。

行程の後半に差し掛かり、ガイドさんオススメの見晴らし台にも行ってみました。

見晴らし台からは、あの熊野本宮大社旧社地〈大斎原(おおゆのはら)〉の大きな鳥居が見えました!この景色を見たら、なんだか疲れも吹き飛びます。

その後風情ある石畳の道をくだって行き、下山するといよいよ〈熊野本宮大社〉に到着。普段運動をしない私でも、気持ちよく散策を終えることができました!

熊野神社の総本山〈熊野本宮大社〉に到着!

今回〈熊野本宮大社〉は山の上の入口から入らせていただきました。こちらの鳥居をくぐるのかと思いきや……

なんとこちらの茂みをくぐるのが正式なんだとか!面白い。

進んでいくと拝殿が見えてきました。

そして社務所前には、黒い八咫烏ポストが!

日本サッカー協会のシンボルマークとして知られる八咫烏は、〈熊野本宮大社〉の主祭神である家津美御子大神(素盞鳴尊)のお仕え。導きの神として篤い信仰が寄せられています。

八咫烏は太陽の化身で三本の足があり、それぞれ天・地・人をあらわす、といわれています。

ちなみにこのポストから手紙を出すと、「出発の地より心をこめて 熊野本宮」というスタンプが押印されるそうですよ。

そしていよいよ本殿に到着!〈熊野本宮大社〉は〈熊野速玉大社〉、〈熊野那智大社〉と並び熊野三山の一つに数えられる聖地です。

もともと〈熊野本宮大社〉は、熊野川・音無川・岩田川の合流点に当たる〈大斎原〉と呼ばれる中州にありましたが、明治22年の洪水で多くが流出。現在の社殿は流出を免れた上四社3棟を明治24年に現在地に移築・遷座したものです。

そんな〈熊野本宮大社〉は2004年、「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成要素として世界遺産に登録されました。

今回は普段は入ることができない特別なエリアに入れる、瑞垣内参拝をさせていただきました。瑞垣内は、どこか神秘的で身が引き締まるような雰囲気が漂い、参拝後は清々しい気持ちに。

瑞垣内は12月31日までの期間限定・有料・予約制で参拝することができますよ。

授与所には八咫烏をあしらったグッズや、日本サッカー協会にちなんだサッカー守りがずらり。ここでしか買えないものが多く揃うので、ぜひチェックしてみてください。


〈熊野本宮大社〉
■和歌山県田辺市本宮町本宮1110
■0735-42-0009
■6:00~19:00
公式HP

日本一巨大な圧巻の大鳥居!〈大斎原〉も参拝。

〈大斎原〉の大鳥居。

続いて神が舞い降りたという〈大斎原〉へ。

その入口にそびえるのが、高さ約34m、幅約42mで日本一と言われる大鳥居です。鳥居の下にいるガイドさんが随分小さく見えることから、鳥居がいかに大きいか感じていただけるのではないでしょうか?

鳥居を進んだ先にある森が〈大斎原〉。かつて多くの人々の祈りを受け止めた〈大斎原〉には、流失した中四社・下四社をまつる石造の小祠が建てられています。

〈大斎原〉は特に大きな建物などがあるわけではなく、広場といった感じなのですが、どこか神秘的な雰囲気が漂っていました。

川湯温泉が楽しめる〈山水館 川湯みどりや〉に宿泊。

散策と参拝で疲れた体を癒やしに、2日目は〈熊野本宮大社〉より車で10分ほどの場所にある〈山水館 川湯みどりや〉に宿泊です。

〈熊野本宮大社〉の近くには川湯温泉、湯の峰温泉、渡瀬温泉と3つの温泉が湧いており、山と川に囲まれた大自然の中、歴史ある名湯を存分に味わうことができます。

〈山水館 川湯みどりや〉は、その名の通り川湯温泉を楽しむことが可能。12〜2月には川底を掘り、湧き出た湯を堰き止めて作る露天風呂「仙人風呂」というなんとも珍しい温泉に浸かることができるんです!

目の前に広がる川を見ながら温泉に浸かるなんて、自然と一体になれたようで開放的!天気が良ければ、夜は満天の星空を眺めることもできるそうですよ。

宿泊した客室は、スタンダードな和室。窓の向こうに杉木立が広がり、目の前を流れる大塔川を眺めることができる、心安らぐお部屋でした。

会席料理3品+約30種類が食べ放題の「ハーフバイキングスタイル」の夕食。

ミニ会席料理3品。

夕食は、前菜・お造り・和牛等、季節の野菜を中心にしたミニ会席料理3品とブッフェが楽しめるという、欲張りさんにはたまらないハーフバイキングスタイル!会席料理もミニといいながら手が込んでいてボリュームもあり、これだけでお腹いっぱいになりそうなほど。

約30種類の料理が並ぶブッフェ台には、季節の野菜や熊野産の食材を中心にした郷土料理などがずらり。蒸しうにとごま豆腐、うざくなど高級食材を使った料理もあって嬉しいですね。

また山奥らしいメニューとして、猪のスープや鮎の塩焼きも!

和歌山名物だというさんま寿司もあり、郷土料理をたっぷりいただくことができました。

ちなみに別途メニューで熊野古道麦酒なるものがあったので注文。黒ビールのようなしっかり苦味が利いた重めの味わいで、厳かな熊野の雰囲気を彷彿とさせる味でした。

ちなみに夕食と朝食会場は同じ場所。大塔川を望むリバービューの明るい空間です。

朝食は、和洋食のバイキング。なんと自家源泉より汲み上げた温泉を使用した「温泉玉子」や「温泉湯豆腐」、「温泉がゆ」が楽しめちゃいます!

温泉に浸かって、温泉を使った料理を食べて、体の外からも中からも温泉を満喫できるなんて贅沢です。


〈山水館 川湯みどりや〉
■和歌山県田辺市本宮町川湯13
■0735-42-1011
公式HP

2日目はこれにて終了。3日目の最終日も、みかん狩りやジャム作り、海鮮市場や絶景巡りと盛りだくさんの内容でお届けします。

中森 りほ

生きているうちに熊野参詣ができて感無量です!

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