愛知の紅葉めぐり旅へ【後編】。国宝「源氏物語絵巻」も鑑賞。
2018.11.25

桜と紅葉がまさかの共演!? 愛知の紅葉めぐり旅へ【後編】。国宝「源氏物語絵巻」も鑑賞。

愛知県とJRグループ6社では、2018年10月から12月にかけて「愛知デスティネーションキャンペーン」を開催中。今回は前編に引き続き、紅葉と同時に咲く珍しい桜が鑑賞できる紅葉スポットや焼き物の町瀬戸の陶房見学や窯元の職人たちが食べていたという郷土料理などをご紹介。意外と知られていない、愛知の旅の魅力をたっぷりお伝えしていきます!

前編はこちら

西尾 悠希 / フリーランス

「おいしい料理とお酒が大好きな、フードライター。自分でもおいしい料理を作れるよう日々邁進中です!」

西尾 悠希
  • Facebookでシェア
  • Twitterでシェア
  • LINEでシェア

徳川歴代将軍の位牌が祀られている、松平家・徳川家の菩提寺〈大樹寺〉。

1475年に松平親忠が創建した松平家・徳川将軍家の菩提寺である〈大樹寺〉は、松平家8代の墓や歴代の徳川将軍の位牌、家康73歳の時に造られた木像などが祀られています。

本堂から三門、総門を通して、約3km南方にある徳川家康の生まれた岡崎城を望むことができるよう伽藍の配置が工夫されていて、その眺望は現在まで約370年間守り続けられています。

歴代の徳川将軍の位牌はその将軍の身長に合わせて造られており、それぞれ大きさが違います。この将軍はこの将軍より背が低かったんだな…などと感じられて、とても興味深かったです。

〈大樹寺〉
▪️愛知県岡崎市鴨田町字広元5-1
▪️0564-21-3917
▪️9:00〜17:00
▪️https://www.aichi-now.jp/spots/detail/38/

ピンク色の桜の花と赤く色づいた紅葉が美しく競演する〈小原四季桜〉。

こちらの〈小原四季桜〉は、春と秋の年に2回咲く四季桜の花と秋に色づく紅葉が同時に楽しめる、フォトジェニックな紅葉スポット。こちらは11月上旬〜12月上旬が見頃です。

〈小原四季桜〉の中で四季桜が一番多いとされている〈川見(せんみ)四季桜の里〉では、約1200本の四季桜と紅葉が色づいた絶景が眺められます。

地元の小原観光協会が何か四季桜にちなんだお土産を、ということで作られた「四季桜フィナンシェ」。刻んだ四季桜の葉の塩漬けが入った生地は、ほんのり桜の香りがしました。

〈川見四季桜の里〉
▪️愛知県豊田市川見町堂の洞
▪️0565-65-3808(小原観光協会)
▪️http://www.kankou-obara.toyota.aichi.jp/?p=600

昭和のせともの作りの町を再現!瀬戸焼の総合博物館〈瀬戸蔵ミュージアム〉。

“せともの”という言葉の発祥でもある瀬戸。復元された焼き物工場や商家など、懐かしい昭和の瀬戸の町並みを巡りながら、千年余りに及ぶ瀬戸焼の歴史と文化を体感することができます。

館内には、明治後期から昭和30年代まで活躍した石炭窯も高さ約9mの煙突と合わせて復元。これは市内に実際に残されている石炭窯と煙突をモデルとしたそう。

〈瀬戸蔵ミュージアム〉
▪️愛知県瀬戸市蔵所町1-1
▪️0561-97-1190
▪️9:00〜18:00(最終入館17:30)
▪️瀬戸蔵の休館日及び年末年始
▪️http://www.city.seto.aichi.jp/docs/2011031500092/

SNSで話題!パンダや花など可愛い柄をモチーフにした陶器を作る〈水野教雄陶房〉。

色の異なる粘土を重ねて模様を作る「練り込み」の技法を祖父から3代に渡り受け継ぎながら、独自の感性を活かした水野智路さんの作品が今インスタグラムなどのSNSで話題に。その水野智路さんの実演を見に、〈水野教雄陶房〉へ。

実際の制作過程を見学させていただきました。均一な厚さになるよう、丁寧に素早く生地を延ばす様子はまさにプロの技。

パンダや花柄など、可愛らしい柄の陶器が若い世代を中心に人気を集めていて、制作が追いつかずなかなか購入できないほどなのだとか。

〈水野教雄陶房〉
▪️愛知県瀬戸市東町5
▪️0561-84-4150
▪️10:00〜17:00
▪️不定休(要問い合わせ)
▪️https://www.instagram.com/tomoro.m/?hl=ja
▪️昼食&陶芸体験付き!観光タクシーツアー
瀬戸の郷土料理「五目めし」を食べた後は、水野智路さんの父である水野教雄さんから学ぶ珍しい練り込み技法での作陶体験ができます。

瀬戸の郷土料理「ごも飯(五目めし)」が味わえる〈名代五目めし 四季乃舎〉でランチ。

焼き物の街である瀬戸の窯元には、仕事始めや窯入れ、窯出しの時には「ゴモ」と呼ばれる五目飯を食べる習慣があるそう。こちらの〈名代五目めし 四季乃舎〉では、実家が元窯元だったという店主が職人に振舞っていたレシピを再現した五目めしが味わえます。

「黄瀬戸(きぜと)」。

瀬戸伝統五目めしに鮎の榾火焼き!ほか6品にデザートが付くメニュー。釜で炊かれる五目めしはお焦げが香ばしくて、とっても風味豊かな味わいでした。

〈名代五目めし 四季乃舎〉
▪️愛知県瀬戸市東横山町188-1
▪️0561-83-9294
▪️11:30〜14:30(13:30LO)、17:00〜20:00(19:00LO)
▪️月・火休
▪️http://shikinoya-seto.com

廃線トンネルの赤レンガに紅葉がロマンチックな〈愛岐トンネル群〉。

愛知県春日井市にある庄内川の渓谷に沿って、1900(明治33)年開通当時のまま残された〈愛岐トンネル群〉。1966年に廃線となり、レールや枕木が撤去されて藪の中に埋もれていた廃線路を、市民グループの探索により2005年トンネル群とともに発見。現在では、登録文化財に認定されています。

愛岐トンネル群の赤レンガトンネルと紅葉の織りなす美しさを多くの人に鑑賞してもらうため、11月23日(祝)〜12月2日(金)の間、「第22回 秋の特別公開」を実施中。

〈愛岐トンネル群「第22回 秋の特別公開」〉
▪️愛知県春日井市玉野町JR「定光寺駅」下車、上流へ徒歩300m
▪️国鉄中央線跡片道1.7km往復約2時間の散策コース
▪️9:30〜15:00(入場〜14:00)
▪️http://aigi-tunnel.org

国宝「源氏物語絵巻」など、尾張徳川家の宝庫が展示されている〈徳川美術館〉。

〈徳川美術館〉は、62万石の大名尾張徳川家に伝えられた大名道具をそのまま収めた美術館です。徳川家康の遺品を中心に、家康の9男である初代徳川義直をはじめ歴代の遺愛品やその家族が使用していたものなど一万点あまりを収蔵。

国宝9件、重要文化財59件、重要美術品46件を含み、種類の豊富さや質の高さ、保存状態の良さを誇ります。大名家の宝庫・コレクションとして国内で唯一まとまった存在なんだそう。

こちらが、国宝「源氏物語絵巻」。平安時代に作られたもので、現存する日本最古のテキストです。かなり古い書物で原本の展示は極めて短期間に制限されているそうなので、ぜひこの機会に鑑賞しましょう!

〈徳川美術館〉
▪️愛知県名古屋市東区徳川町1017
▪️052-935-6262
▪️10:00〜17:00(入館〜16:30)
▪️月休(祝日の場合は翌平日休)、12月17日(月)〜1月3日(木)
▪️https://www.tokugawa-art-museum.jp
▪️11月3日(祝)〜12月16日(日)まで、特別展「源氏物語の世界ー王朝の恋物語ー」開催中。国宝の「源氏物語絵巻」だけでなく、平安から江戸時代にかけての『源氏物語』に貴重な写本や注釈書、絵画など70点の作品から『源氏物語』愛好の歴史を振り返る展覧会です。

紅葉と桜が同時に鑑賞できる紅葉スポット〈小原四季桜〉や、多くの大名道具が収蔵される〈徳川美術館〉、瀬戸の職人たちが食べていた五目飯など、自然から歴史遺産、ご当地グルメまで、まだまだ知られざる多くの観光資源のある愛知県。そんな観光スポット盛りだくさんの愛知県を、実際に体感しに訪れてみませんか。

西尾 悠希

〈徳川美術館〉では学生時代に教科書で見た国宝「源氏物語絵巻」を目の前で実際に見ることができて、とても貴重な体験でした!

  • Facebookでシェア
  • Twitterでシェア
  • LINEでシェア
TOPに戻る