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2019.07.31

あなたはどう思う? 精神科医・星野概念のあまから恋わずらい No.18「国内旅行」

Hanako本誌で連載中の精神科医・星野概念さん「あまから恋わずらい」を掲載。今回は、1175号「国内旅行」特集よりお届けします。

今回のテーマは、「国内旅行」と恋。

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今回のHanakoの第1特集は「国内旅行」。
先日秋田に行きました。まずは白神山地に行き山菜採りのおっちゃんに同行。こちらが初心者なんて構わず山奥へ入り、「ちゃんとついてこないと遭難するぞ。ちなみに俺は2回した」と笑うので不安でいっぱいでした。でも2時間後には、荷物がササダケやウドでいっぱいに。すげー。続いてジュンサイ沼へ。その沼を管理するのは別のおっちゃん。各自箱舟に乗って、沼に生えるジュンサイを手で摘みますが、彼は女性の箱舟にばかり寄って行って、ここでは書きにくい下ネタを連発しています。僕は心が乱れそうになりつつ、黙々と摘みました。そのおっちゃんが全国の高級和食店に卸されるジュンサイを一人で管理していると知ったのは摘み終わった時でした。

最後はさくらんぼのビニールハウス。またもや別のおっちゃんが登場。「実がなりすぎ」と言いながら、どんどん実をもいでは捨てています。こんなに捨てて大丈夫なのか、と思いましたが、かなり高級なさくらんぼの生産者らしい。そしてそのおっちゃん、実は有名なセリ農家で、さくらんぼは副業。でも、「冬はスキーをしたいからセリの生産をやめたい」と毎年販売者を困らせているそう。はぁ。秋田のおっちゃん達、自由すぎる!実力と奔放さのギャップに惚れそうでした。まさかおっちゃんに恋する5秒前な国内旅行をするなんて。人生は不思議なものです。

星野概念(ほしの・がいねん)/精神科医として総合病院に勤務。雑誌・webでの執筆業や、音楽活動も行う。いとうせいこう氏との共著『ラブという薬』が発売中。

(Hanako1175号掲載/illustration:Misaki Tanaka text:Gainen Hoshino)

☆『精神科医・星野概念のあまから恋わずらい』No.17「ハワイ」はこちらから。

編集部
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