ジャンル別にご紹介。 お菓子の歴史研究家・猫井登さんが厳選!「わたしが本当に食べたいチョコレート。」
続々と登場する膨大なチョコレートと日々向き合うスイーツ・ジャーナリストの猫井 登さん。そんな彼が個人的に注目するブランドとは?男性受けするお味の参考にしてみて。Hanako『チョコレートと冬の男。』「わたしが本当に食べたいチョコレート。」よりお届けします。
【TABLET】〈ル・ショコラ・アラン・デュカス〉の「TRADITION 75% PÉROU NON CONCHÉ」
「敢えてコンチングしない革命的なチョコレート」。「敢えてコンチングをしないことで、新しい味わいや食感を生み出した興味深い一枚。カソナード(サトウキビ糖)のザクザクした食感が楽しく、カカオ豆本来の風味が際立つパワフルなチョコです」。
〈ル・ショコラ・アラン・デュカス 東京工房〉
■03-3516-3511
【BONBON】〈ラ・メゾン・デュ・ショコラ〉の「サルバドール」
「ガナッシュの魔術師R・ランクスの傑作」。「フランボワーズの果肉を使用したダークチョコレートのガナッシュをダークチョコレートで包んだフランス直輸入品。フランボワーズの酸味とダークチョコレートの苦みのハーモニーが大人の味わい」。
〈ラ・メゾン・デュ・ショコラ 青山店〉
■03-3499-2168
【DRINK】〈Minimal〉の「カカオパルプジュース」
「カカオが南国のフルーツと教えてくれる飲み物」。「カカオの実の中にはチョコレートの原料となる種の部分を包む白い果肉“パルプ”があります。現地ではカカオの発酵に使用される果肉を、冷凍して空輸した果肉100%のジュース。白色でライチのような独特の甘酸っぱい味わいです」。
〈ミニマル富ヶ谷本店〉
■03-6322-9998
【CAKE】〈ケンズカフェ東京〉の「特撰ガトーショコラ」
「温度によって味わいが変化するガトー」。「常温、冷製、温製と3つの異なった味わい方が楽しめる。常温ではしっとりした食感の濃厚な味わい。冷やすとさらに濃さが際立ち生チョコを食べているような感覚に。温めるとショコラが溶け出すフォンダンショコラ風に」。
〈ケンズカフェ東京〉
■03-3354-6206
【PARFAIT】〈ドゥバイヨル〉の「パルフェ ショコラ」
「チョコレートのグラスとソルベの2種を楽しめる」。「まず濃厚なチョコレートアイスを堪能。さらに進むとカカオを感じさせながらもサッパリとした味わいのシャーベットに辿り着く。改めてグラス(アイス)とソルベの違いを考えさせられる、私にとって興味深いパフェ」。
〈ドゥバイヨル丸の内オアゾ店〉
■03-5224-3565
【GIFT】〈ブルガリ イル・チョコラート〉の「ジェムズ1個入 セミドライいちじくとバルサミコ酢」
「オシャレに?感謝の気持ちを伝えられる」「ドライいちじくとバルサミコのミルクチョコレートガナッシュをビターチョコレートでコートしたボンボン。量より質の1個入り箱は、サプライズもあるちょっとしたギフトに最適」。銀座タワー店で販売。
〈ブルガリ イル・チョコラート〉
■03-6362-0510
今回教えてくれたのは…お菓子の歴史研究家・猫井 登
元エーデルワイスミュージアム(お菓子の道具博物館)館長。『お菓子の由来物語』(幻冬舎)、『スイーツ断面図鑑』(朝日新聞出版)など著書多数。「NIKKEIプラス1」何でもランキング選者。
Hanako『チョコレートと冬の男。』特集では、おすすめのチョコレートを多数ご紹介しています。
(Hanako1169号掲載/photo : MEGUMI(DOUBLE ONE), Kayoko Aoki, Tohru Takeda illustration : Shapre text : Kimiko Yamada)