『LOCKERROOM』1128号 はみだしレポート 競泳 木村敬一選手 team:東京ガス LEARN 2017.03.23

birthday : 1990/9/11 blood type : O
height : 171cm  birthplace : SHIGA
きむら・けいいち/2歳の時に病気で視力を失う。10歳で水泳を始め、高3で北京パラリンピック出場。続くロンドンでは2つのメダルを獲得し、リオでは50m自由形と100mバタフライで銀、100m平泳ぎと100m自由形で銅メダルを獲得。

事なかれ主義なので争い事は苦手です。

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リオデジャネイロ・パラリンピック競泳男子(視覚障害)では銀2、銅2のメダル4個を獲得し、読売新聞社制定『第1回日本パラスポーツ賞』の大賞にも選ばれるなど、日本のパラスポーツ界を牽引する木村敬一選手。その素顔はとっても気さくでオチャメ。取材時、大ファンだという広瀬すずさんの話になると声が弾み、週3回行うウエイトトレーニングの話題では「すごく楽しくて、ジムには毎日でも行きたい。ボディビルダーを目指したいぐらいです」と、軽快なトークで周囲を楽しませてくれる。

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30分ほど準備運動を行ってから入水。

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本誌でも少し触れているが、日本大学卒業後は同大の大学院にも進学。大学院では教育学を学び、ゆくゆくは教員の道も?「学校の先生や大学の講師だったり、そういう道が開けたかな。…あ、開いてはいないか。そういう道もあるということを知ったぐらいです(笑)」。フレンドリーな木村選手だったら、生徒たちにもきっと大人気!ただし、ちょっぴり不安材料も。「あまり強く言えるタイプではないので、言うことを聞かない生徒がいても叱れないかも…。基本的に“事なかれ主義”なので(笑)。先生としてはダメですよね」。世界で戦い続けるトップアスリートも、プライベートでは争い事が苦手。「ホントはみんなと仲良くやりたいんです。でも、そこは勝負の世界なので、やるからには勝ちたい。競技と私生活では矛盾が生じています(笑)」

(Hanako1128号掲載/photo : Rie Odawara text&edit : Naoko Sekikawa)撮影協力: 立教大学
※この記事は、Hanako1128号掲載の「LOCKERROOM」で紹介しきれなかった写真&こぼれネタです。

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