【東京】ファストフード日本代表! 〈おにぎり〉の定番店&新店

【東京】ファストフード日本代表! 〈おにぎり〉の定番店&新店
食べごと放談 NEW&STANDARD
【東京】ファストフード日本代表! 〈おにぎり〉の定番店&新店
FOOD 2025.06.11
フードライター小石原はるかさんが、毎号、テーマに合わせて予算10,000円以下で、勢いに乗る注目の新店と「○○といえば」な納得の定番店とを紹介する連載。第10回は日本のNo.1ソウルフード、おにぎり。
photo_Shin-ichi Yokoyama text_Haruka Koishihara
小石原はるか

こいしはら・はるか/一度ハマるととことん偏りがちなフードライター。著書に『東京最高のレストラン』(ぴあ/共著)、『自分史上最多ごはん』(マガジンハウス)など。

おいしいものを熟知した人気料理家が監修。話題のおにぎりスポット。〈こめ笑〉

 今年4月にオープンしたできたてほやほやのおにぎり専門店。こちらは、インスタグラムのフォロワー数22万人超という人気の料理家・arikoさんがメニューを監修したことで話題に。「昆布」「明太子」といった王道から、食べごたえがありユニークなオリジナルまで、具材のバリエーションが幅広いのが魅力だ。

 〈平田牧場〉の三元豚を使った生姜焼きや、ariko家の定番おかずだという鶏そぼろ、えのき+青唐辛子の南蛮味噌、御用達の精肉店に依頼したローストビーフと塩昆布を組み合わせた、その名も「絶品ローストビーフ」など、食いしん坊の興味をそそるものぞろい。

 お米は山形産「つや姫」、海苔は〈五味商店〉の焼きたてと、おにぎりの“根幹”もぬかりなし。三元豚と根菜がたっぷり入った「ありこの豚汁」をお供に、かぶりつきたい!

〈こめ笑〉
目黒
白木を基調にした、和モダンな空間。

住所:東京都品川区上大崎2-15-19 MG目黒駅前ビル1F 
TEL:03-6450-3050 
営業時間:8:30〜19:00(土日祝9:00〜16:00) 
定休日:不定休 
席数:テーブル6席、カウンター2席 
instagram:@kome_show 

※予算1人900円〜。

東京が誇る名店のおにぎりはさらりと粋な味わい。〈おにぎり浅草 宿六〉

 昭和29年(1954年)。映画『ゴジラ』の第一作が公開された年に〈おにぎり 浅草 宿六〉は創業した。現在は、3代目である三浦洋介さんがお祖母さん、お母さんから受け継いだ店の暖簾をしっかりと守り“東京で一番古いおにぎり屋さん”として、その名を轟かせている。

 店があるのは、浅草寺の裏手の「観音裏」と呼ばれるエリア。このあたりの雰囲気が好きでたびたび訪れるのだけれど、昼時や夕方だと〈宿六〉の前にはたいてい行列が。絶大な人気だ。

 お米は毎年試食をして単一の品種を選び、羽釜で炊く。香り高くパリッと歯切れのよい海苔は、東京湾でとれた江戸前一筋。そして握るときは型で土台を整えたのち、最後は手で、ごくごくふんわり優しく握る。

 食べれば口中で米粒が再びほどけ、ふわっと軽い食後感。なんともいなせな味なのだ。

〈おにぎり浅草 宿六〉
浅草
浅草
お寿司屋さんのようなカウンターが主体。

住所:東京都台東区浅草3-9-10 
TEL:03-3874-1615 
営業時間:11:30〜、17:00〜 ※昼夜ともご飯がなくなり次第終了 
定休日:日、火・水の夜休 
席数:カウンター6席、テーブル8席 
instagram:@onigiri_asakusa_yadoroku 

※予算1人昼900円〜、夜約1,500円〜。会計は現金のみ。

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