気軽に本格的な味を楽しもう! 肩肘張らない心地よさで、デートや女子会にもぴったり。都内のカジュアルフレンチレストラン3選 FOOD 2018.05.02

カウンター席で店主との距離が近かったり、グラスシャンパンが1杯500円だったり、名店出身シェフのフレンチがビストロスタイルで楽しめたり…まさにこんなお店がほしかった!というような気軽にフレンチが楽しめるお店をご紹介します!

1.フランスの伝統的ビストロを味わえる〈TROMPETTE〉/日本橋

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黒板メニューには、カスレやパイ包み焼きなど、フランスの伝統的ビストロ料理が並ぶ。イタリアンやパティシエなどいろいろなジャンルを経験したシェフの山田憲二さんがビストロを始めたのは、フランス料理の奥深さに魅了されたからだそう。古典的な技法を学び、誰が食べても間違いなくおいしい正統派ビストロ料理を作っている。

左から、「マッシュルームのムースを詰めたヒラメのパイ包み焼き」3,460円、「若鶏のバロティーヌ」3,240円、「イワシのマリネ」1,730円
左から、「マッシュルームのムースを詰めたヒラメのパイ包み焼き」3,460円、「若鶏のバロティーヌ」3,240円、「イワシのマリネ」1,730円

山田シェフは手間のかかる料理を丁寧に仕上げていく。どれも2~3人でシェアして食べられるサイズだが、ポーションは人数に合わせたカスタマイズも。ランチ1,000円~。夜コース4,500円も。

〈TROMPETTE〉
■東京都中央区日本橋小伝馬町17-4 電気防災ビル1F 
■03-6661-2474
■11:30~14:30LO、18:00~22:00LO、土日祝12:00~21:00LO/月休 
■10席/禁煙

(Hanako1153号掲載:photo : MEGUMI (DOUBLE ONE/LA BONNE TABLE), Jun Fujiwara text : Riko Saito)

2.昼からワインな日はココへ。〈ペコヴァン〉/自由が丘

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キッチンで黙々と料理と向き合う遠藤卓哉シェフが作りだすひと皿は、質実剛健で骨太な味わい。このユニークなバランスがこの店の持ち味であり居心地のよさに。ワインリストはあくまでも目安。「ざっくりとした味の好みを伝えてもらえば全然OK、好きな味を見つけてほしい」とポンポン抜栓する、ノリがいいオーナーソムリエの松田真実さん。開けても出ないくらいなら安くして飲んでもらおうと、グラスシャンパンは何杯飲んでも1杯500円という気前のよさ。

鴨のロースト1,550円、大根とポルチーニクリームソース850円
鴨のロースト1,550円、大根とポルチーニクリームソース850円

地味な色合いながら見た目も味わいもインパクト大の、大根を使ったスペシャリテはぜひオーダーを。意外な組み合わせにハマります。

ランチ1,200円は、前菜10種盛り合わせと選べる生パスタ。

(Hanako1143号掲載/photo : Kayoko Aoki, Michi Murakami text : Yukari Akiyama, Yumiko Ikeda)

3.料理、ワイン、空間が調和して、おいしい音色を奏でる〈calme〉/池尻大橋

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都内屈指のグランメゾンで出会い、時を経て再び同じ店で働くことになった、オーナーの佐野敏高さんとシェフの植松裕喜さん。ビル街ながら、中目黒へと道がのびる広がりのある景色に一目惚れしてこの地を選んだのだそう。

料理は、「おいしいとシンプルに思えるものを」とシェフ。これまで培ってきたクラシカルな技法を踏襲しつつ、崩して軽やかに仕上げている。

6品4,900円のコースから。「柔らかな白イカ サフラン香るイカ墨のリゾーニ 秋風の見たもの」(手前)、「美味 豆乳ブランマンジェオマールのコンソメゼリーずわい蟹と雲丹」。グラスワインは約40種、グラス700円~。
6品4,900円のコースから。「柔らかな白イカ サフラン香るイカ墨のリゾーニ 秋風の見たもの」(手前)、「美味 豆乳ブランマンジェオマールのコンソメゼリーずわい蟹と雲丹」。グラスワインは約40種、グラス700円~。

オマール海老のうま味が舌の上でとろける「コンソメゼリー」や、イカの墨やエンペラなどのエキスが凝縮した「イカ墨のソース」など、ふくらみのあるソースのおいしさが際立つ。

(Hanako1120号掲載/photo:Shin-ichi Yokoyama text:Yumiko Ikeda)

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