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広がる日本茶の楽しみ方に注目! ほっと落ち着きたい時に訪れたい。こだわりの日本茶専門店3軒
日常に寄り添う日本茶の可能性を追求する専門店が続々オープン!ほっと落ち着きたい時に是非訪れたい、こだわりの日本茶専門店3軒をご紹介します。
1.最先端でありながらアットホームな〈幻幻庵〉/渋谷
「お茶は最高のエナジードリンクです」と、店長の田邊瞭さん。店先には茶葉が入ったガチャポン、店内はまるでバーのような空間と、従来のお茶のイメージを覆す遊び心に満ちた店だ。
![〈幻幻庵〉/渋谷 〈幻幻庵〉/渋谷](https://img.hanako.tokyo/2018/02/0921hnkGENGENAN_0717.jpg)
お茶には風味を引き出す超軟水、屋久島の縄文水を使用。
扱う茶葉は、茶師・松尾俊一さんが吟味してそろえた品。佐賀県嬉野の嬉野茶をメインに、昔ながらの製法の釜炒り茶や、各地の選りすぐりのお茶など、1年半かけてたどり着いた究極のお茶を楽しめる。
![「釜炒り玄米茶」400円など。 「釜炒り玄米茶」400円など。](https://img.hanako.tokyo/2018/02/0921hnkGENGENAN_0529.jpg)
![「玉緑茶 お茶うけつき」450円 「玉緑茶 お茶うけつき」450円](https://img.hanako.tokyo/2018/02/0921hnkGENGENAN_0739.jpg)
茶葉は「奥豊」(時季により変更)。40℃、40㏄の湯で淹れることで玉露のような甘味に。ポン酢や塩でいただく出がらしもオツ。
ここではお茶を飲んで終わり、ではない。お客さんはみなカウンターで楽しそうに、お茶を片手にスタッフと談笑している。そんな豊かな時間も醍醐味だ。
![「テイスティングセット」1,080円 「テイスティングセット」1,080円](https://img.hanako.tokyo/2018/02/0921hnkGENGENAN_0495.jpg)
![〈幻幻庵〉/渋谷 〈幻幻庵〉/渋谷](https://img.hanako.tokyo/2018/02/0921hnkGENGENAN_0485.jpg)
2.【閉店情報あり】茶葉の個性や淹れ方にこだわり日本茶の楽しみ方を広げる〈UNI STAND〉/吉祥寺
![DSC3107 DSC3107](https://img.hanako.tokyo/2018/02/DSC3107.jpg)
大きなガラス扉を開けるとお店の中へと続く階段があり、地下ながら光が降り注ぐ開放的な空間が。ここではバリスタならぬ“茶リスタ”の小山和裕さんが、こだわりの日本茶を淹れてくれる。
![右・ブレンド茶「猿島」は渋味や甘味のバランスが絶妙。左・単一品種の「はるみどり」はフローラルな香り。各M 550円。 右・ブレンド茶「猿島」は渋味や甘味のバランスが絶妙。左・単一品種の「はるみどり」はフローラルな香り。各M 550円。](https://img.hanako.tokyo/2018/02/DSC3306.jpg)
全10種の茶葉はすべて単一農家から仕入れており、風味と個性を最大限に引き出すための淹れ方も追求。
![DSC3296 DSC3296](https://img.hanako.tokyo/2018/02/DSC3296.jpg)
シングルオリジンに使う茶海。
シングルオリジンの場合は、まず急須に氷水を入れ茶葉を開かせたあと、熱湯を入れた茶海という茶器に注ぎ、また急須に注ぎ、と繰り返して煎じていく。ブレンドの場合は、茶海に入れて熱湯を注ぎ、3分かけてゆっくりと抽出することで、味の重なりを生み出す。
![「宇治抹茶オレ」520円。甘さ控えめの大人味。 「宇治抹茶オレ」520円。甘さ控えめの大人味。](https://img.hanako.tokyo/2018/02/DSC3280.jpg)
3.日本茶、伝統、アートetc.さまざまな文化が集まるスポット〈artless craft tea & coffee〉/中目黒
アートディレクターの川上シュンさんが手がける日本茶とコーヒーの店が、今年原宿から中目黒高架下に移転。
![DSC3566 DSC3566](https://img.hanako.tokyo/2018/02/DSC3566.jpg)
オーダーごとに目の前で一煎一煎淹れてくれる。
茶室がコンセプトの空間は、日本の伝統美を現代的に再構築。内装は洗練されており、人間国宝の高橋敬典氏が手がけた茶釜を設えたカウンターや、アート作品のような美しい茶器が並ぶ。
![「焙じ茶ミルク」600円。サクサクの「トロウマッド クッキー」300円(各税込) 「焙じ茶ミルク」600円。サクサクの「トロウマッド クッキー」300円(各税込)](https://img.hanako.tokyo/2018/02/DSC3447.jpg)
オーガニックミルクでまろやかな香ばしさに。
提供される日本茶は、川上さんが選りすぐった無農薬栽培のほうじ茶や玄米茶、京都ではなじみ深い手炒りの刈番茶など、いずれも少数しか生産されていない貴重なものばかり。
![DSC3575 DSC3575](https://img.hanako.tokyo/2018/02/DSC3575.jpg)
オリジナルのタンブラーも販売。
![DSC3382 DSC3382](https://img.hanako.tokyo/2018/02/DSC3382.jpg)
店内にはアポイント制のギャラリーも併設されている。
(Hanako1145号掲載/photo : MEGUMI (DOUBLE ONE), Yoichiro Kikuchi)