花井さん連載 86回
2021.01.21

第86回 花井悠希の朝パン日誌 四日市市観光大使おすすめ!創作サンドが楽しい、コッペパン専門店〈miku.〉。

上京して10年以上が経ちますが、お正月に実家に帰らなかったのは今年が初めてな気がします。昨年12月、コンサートが地元で開催されて実家に立ち寄れたのでまだよかった。今回はその際に、私に食べさせたいと母が買っておいてくれたパンを紹介します。涙なしには食べられません(笑顔で完食した)。

パンの可能性は無限大!?

そのパンというのが、私も前から好きで度々食べている三重県四日市市のコッペパン専門店〈miku.〉さんのコッペパンサンド。四日市市観光大使としてもいつか必ず紹介したいと思っていたお店。三重になかなかゆっくりと帰ることができないフラストレーションを今回の連載で昇華させたい所存です!おかず系からスイーツ系、流行りのフルーツサンドからガッツリ系まで、毎日20種類程ラインナップがあるそう。和のお惣菜系やバーニャカウダなど、こちらの想像を超えてくるラインナップは、訪ねるたびにおもしろい出会いがあります。

「味噌串カツ」。
「味噌串カツ」。
パンに串カツがのっているのを見るのは初めてです!
パンに串カツがのっているのを見るのは初めてです!
「味噌串カツ」。
パンに串カツがのっているのを見るのは初めてです!

胃は強い方だ(突然なに)。朝からカレーだっていけるし、アメリカンドックを朝パン代わりにすることもあるし、なんならポテチさえ寝起き5秒でも食べられます(怖)。そんな私でも朝から串カツというアイデアはこれまでありませんでした。でも、この子は確かに串カツをサンドしている。さすがに朝パンに串カツはヘビーかなって思いながらも一口いただいたら、ノンノンノン。まず先にやってくるのは味噌ダレの甘みです。味噌ダレと聞くと濃い味がガツンとくる名古屋の味噌カツを思い出しますが、こちらのはすっきりとした味噌ダレ。甘辛さが濃くなくて、味噌ダレと聞いて胸焼けを起こしそうな人こそ(周りに結構いる)ぜひトライしてみてほしい気持ちです。
メインのカツはというと、肉らしさを味わわせながらも柔らかく、こちらもあっさりな印象。レタスの量がこれ以上も以下も考えられないほどピッタリな塩梅で、さやさやと爽やかにそよぎカツと味噌だれをスマートに包み和らげています。表面にぱらりとトッピングされた白髪ねぎが辛みでグッと味をひきしめて、味噌だれと一体となって届く辛子はコクに緩急をつける大切なお役目を。ふわっふわのパンは甘さをほんのり舌に残しつつこれまたさっぱりとしていて、具材を生かしきる気概に溢れています。頼もしい!カツとサンドイッチってやっぱりナイスパートナー。そこにこの味噌ダレ。新たな1ページの爆誕です(大袈裟?)。

花井さん連載 86回

そして忘れちゃいけないのが、こちら「味噌カツ」ではなく「串カツ」ということ!その串はというと、なんと揚げたスパゲッティではありませんか!食べればカリカリともちろんおいしい。お子さんにも危なくない上に、すっかり大人な私はその遊び心にもニヤリ。映えも狙えます(おそらく)。最後に一応お伝えしておくと、私は朝パンにしちゃっていますが、きっとお昼や間食、夜用だと思います。はい。でも朝からもおいしくいただけるお惣菜サンドです。ちなみに、こちらは12月限定の月替りサンド。毎月違う限定が出るそうなのでそれも楽しみ!

「小倉クリームサンドきなこもち」。
「小倉クリームサンドきなこもち」。
上からの画は、ほぼわらび餅パフェ。
上からの画は、ほぼわらび餅パフェ。
切ると露わになるたっぷり生クリーム(じゅるり)!
切ると露わになるたっぷり生クリーム(じゅるり)!
「小倉クリームサンドきなこもち」。
上からの画は、ほぼわらび餅パフェ。
切ると露わになるたっぷり生クリーム(じゅるり)!

トップに生クリーム、コッペパンの間にもたっぷりの生クリーム。粒あんに求肥、そして仕上げにきな粉でお化粧を。女子の好きなものを網羅したてんこ盛りな姿を眺めているだけでも豊かな気持ちになるのに、それをこの後いただけるなんて…はぁ、胸がいっぱいで息が苦しい(←病)。
あがる息を整えてそびえ立つ山にがぶりつけば、トップとパンの間のダブルクリームの存在感はやはりスペシャルで、もはやパンの方がクリームにサンドされているような形勢逆転っぷり。相性の良さは抜群の餡子をそこに掛け算してたっぷりと甘やかされてから、ふわふわと歯切れのよいパン生地が落ち着きを与えてフラットに戻してくれます。わらび餅にきな粉も加わって、もはやこれはパンに擬態した和パフェの疑い。

「鳴門金時のスイートポテト」。
「鳴門金時のスイートポテト」。
大小様々な粒々からさつまいもが主張します。
大小様々な粒々からさつまいもが主張します。
「鳴門金時のスイートポテト」。
大小様々な粒々からさつまいもが主張します。

秋から冬にかけての限定品。スイートポテトはさらりとした質感で重たさはないのに、さつまいもの粒々はしっかりとたっていて、「あぁ、私いまさつまいもを食べているのね」実感が一口毎に押し寄せます。さつまいもスイーツはやっぱりこうでなくっちゃ。さつまいも好きとして大きく頷きながら食べ進めます。その粒を噛むともちろん、風味がさらに花開いてスイートポテト感は膨らんでいくばかり。そこにたっぷりのふわふわ生クリームで甘やかしの合いの手をいれるから、口内はますます華やかに甘さが舞って気分はスイーツバイキングさながら。スイートポテトとパンって、炭水化物同士なのにこんなに相性抜群だなんて困っちゃいますね。罪です(カロリー爆弾製造罪)。

今回紹介したのはほんの一部。お店のHPにメニューの紹介や最新1週間の人気ランキングなども発表されているので、見ているだけでも味の想像が掻き立てられ、イメトレ力が鍛えられそうです(本当?)。予約も承ってくれるというのも安心感ありますよね。人と一緒になかなか外食ができない分、お店の方が手の平で一つ一つ丁寧にサンドしてくれる温かみ宿るサンドイッチに励ましてもらいましょう(いいなお近くの方)。私は帰省できるその日まで、イメトレの研鑽を積んでおきます!

花井 悠希
花井 悠希 / ヴァイオリニスト

「三重県出身。三重県四日市市観光大使。3歳よりヴァイオリンを始める。 2010年4月21日コロムビアよりデビュー。〈1966カルテット〉メンバー。http://columbia.jp/hanaiyuki/

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