菅原さん連載 第15回
2021.05.27

第15回 Hanako女子のお悩みをズバッと解決! 「旦那の浮気が発覚…!許すべき?許さないべき?」〜食いしん坊弁護士、そうこ先生のお悩み相談室〜

弁護士・菅原草子が、愛してやまない食の話とお役立ち法律情報、Hanako読者からきたお悩みを解決する連載。第15回は福岡のパン屋さんと、浮気についてのお悩みをご紹介します。
菅原さん連載 第15回

みなさん、5月もお疲れさまでした!ゴールデンウィークからなんとか仕事モードに戻ってきているところではないでしょうか。どうやら7月までしばらく平日の祝日はないらしく…俄然1ヶ月が長く感じ始めています。平日の祝日があるときってカレンダーが輝いてると思うの。
さて先日、私は〈福岡高等裁判所〉に出陣してきました。高裁というのは、地裁(地方裁判所)で1回戦を行った事件について2回戦を行うところ。1回戦で敗れた方はリベンジマッチ、勝った方はその称号を守りたい試合です。どちらにとっても熱い戦い。気合を入れ、それはもちろん無事に終えてきました。…が、出張の醍醐味、ご当地のうまい飯にも並々ならぬ思いを入れて準備をしていた私。それなのに福岡も緊急事態宣言の対象になるなんて…戦いのあとに乾杯ができないなんて…。異議ありと言えるわけもなく、私の心が敗訴しそうでした。

今月の食いしん坊ご飯~念願のパン屋さん@福岡編〜

菅原さん連載 第15回
菅原さん連載 第15回
菅原さん連載 第15回
菅原さん連載 第15回
菅原さん連載 第15回
菅原さん連載 第15回
菅原さん連載 第15回
菅原さん連載 第15回

夜の博多は楽しめなくとも、屋台に行けなくとも、食いしん坊は諦めが悪い。せっかくの福岡滞在を無駄にはできんと、毎日インスタでチェックしていたパン屋さんだけはお邪魔してきました。〈amomdacotan(アマムダコタン)〉さんです。うわさ通りの行列に耐え、人数制限を守り、いざ店内。魚が丸ごと一匹入っていたり、店頭で焼いた大きすぎるフランクフルトが入っていたり、あんことクリームがこれでもかと挟まれていたり…見たことないようなインパクト大のパンたち。毎朝オープン時には100種類以上のパンが並ぶという種類豊富なパン屋さんの中で幸せな迷子になれます。一番人気という「マリトッツォ」は、即売切れでお目にかかれませんでしたが、人生で一番たくさんパンを購入しました。

菅原さん連載 第15回
菅原さん連載 第15回
菅原さん連載 第15回
菅原さん連載 第15回
菅原さん連載 第15回
菅原さん連載 第15回

さらに系列店もハシゴ(笑)。博多駅前に先月オープンしたばかりの〈DACOMECCA(ダコメッカ)〉さんです。ここでは「パンパフェ」を食して大満足。ちなみに、総菜パンの数々は、もはやパンにあらず食事でした。メインの具材に施された「料理か!」という味付け。共に挟まれた副菜にもまた別のソースが絡めてある。お皿の上に広げたらフレンチの一皿になると思います。デザートには、胡麻パンに包まれたピスタチオクリーム、ミルククリーム、あんこという甘い集団。彼らが一丸となって闘い後の私を癒してくれましたとさ。

今月のお悩み:「旦那の浮気が発覚…!許すべき?許さないべき?」(H.K.さん 主婦)

もし、旦那さんの浮気・不倫に気づいてしまった場合、みなさんならどうしますか?私だったらどうするだろ…発覚したときの相手の態度にもよるかなぁ…なんて弁護士らしくない回答。
さて、現実に起こらなくないよ(というかもはやよくあるよ)な事件ですが、感情面はそのときの自分に任せるとして、冷静な間に損得面から何が良い選択肢なのか考えておきましょ。
浮気に傷つき腹が立ったあなたが考える反撃対象は、旦那(D)または旦那の不倫相手の女性(A)。慰謝料の額は、一般に数十万から300万円などと言われますが、婚姻期間の長さ、浮気期間の長さ、離婚の有無、など様々な要素から判断されます。では本当に、反乱を起こして請求した方がいいのか。

【ポイント1】求償権の存在!
気持ちとしては、Aだけに慰謝料請求したいと考えるかもしれません。ただし、そもそも不倫って片方だけが悪いわけじゃない。AとD両方に責任があるということで、Aに請求した慰謝料については、AからDに対し、求償権が行使できます。つまりAとしては「Dも悪いんだから慰謝料の一部を負担してよ」ってこと。このとき、あなたがDと離婚しないのなら、Dと一緒の家計であるため、Aに反撃した一部が結局跳ね返ってきてしまいます。離婚を決意した場合は、ここは問題なし。
【ポイント2】浮気相手が既婚であるかどうか!
Aにも旦那さん(B)がいる、いわゆるW不倫の場合には、反対にBからあなたの旦那Dに対し、慰謝料を請求される可能性があります。ただ、【1】同様に、あなたが離婚するのであれば、Dが請求されようが知ったこっちゃないかもしれません。

というように、離婚が分かれ道になり、離婚する場合には、あなたからDに対して財産分与やら慰謝料やらを求めることができます(Dの経済力によっては離婚せず、共同生活を続ける選択肢もあるから悩みどころですが)。現実に起きたとき、潔く離婚を決心して財産分与と慰謝料請求を行い、相手の女性にも慰謝料請求をした上で「さよなら、どうぞご自由に」とか言える、そんな軽やかな大人の女になれるだろうか。有事の際は感情に翻弄されるだろうな…。この知識は防災です。備えあれば患いなし。

結論:「金銭面だけでいえば、許さずに離婚+慰謝料請求をするのも選択肢の1つです。(高収入ハイスペック旦那の場合は例外あり)」

菅原 草子
菅原 草子 / 弁護士

「仙台で生まれ、都内に生息。町の何でも相談屋さんを目指している。農学部卒という異色の経歴から、食品商社の取締役という一面も。趣味はビール片手に美味しいごはんを食べること。海外旅行も好きで、20か国以上を旅する。Instagram:@sooco_s328

菅原 草子さんの記事一覧 →
2021年4月1日以降更新の記事内掲載商品価格は、原則税込価格となります。ただし、引用元のHanako掲載号が1195号以前の場合は、特に表示がなければ税抜価格です。記事に掲載されている店舗情報 (価格、営業時間、定休日など) は取材時のもので、記事をご覧になったタイミングでは変更となっている可能性があります。
TOPに戻る