【にごり酒】まるで乳酸菌飲料のような甘酸っぱさ「純米にごり原酒 英雄 -ひでお-」~『伊藤家の晩酌』第二十二夜3本目~
2021.04.04

第84回 娘から父へ…おいしい日本酒おしえます! 【にごり酒】まるで乳酸菌飲料のような甘酸っぱさ「純米にごり原酒 英雄 -ひでお-」~『伊藤家の晩酌』第二十二夜3本目~

弱冠23歳で唎酒師の資格を持つ、日本酒大好き娘・伊藤ひいなと、酒を愛する呑んべえにして数多くの雑誌、広告で活躍するカメラマンの父・伊藤徹也による、“伊藤家の晩酌”に潜入! 酒好きながら日本酒経験はゼロに等しいというお父さんへ、日本酒愛にあふれる娘が選ぶおすすめ日本酒とは? 第二十二夜の3本目は、すっきりとした甘さで飲みやすいにごり酒。
(photo:Tetsuya Ito illustration:Miki Ito edit&text:Kayo Yabushita)

第二十二夜3本目は、日本酒初心者にもオススメな「純米にごり原酒 英雄 -ひでお-」。

埼玉県加須市にある老舗の釜屋。伝統の技術を生かしつつ、日本酒の新しい可能性に挑み、生まれたという1本。
埼玉県加須市にある老舗の釜屋。伝統の技術を生かしつつ、日本酒の新しい可能性に挑み、生まれたという1本。
「純米にごり原酒 英雄 -ひでお-」720ml 2200円(税込・ひいな購入時価格)/株式会社釜屋
「純米にごり原酒 英雄 -ひでお-」720ml 2200円(税込・ひいな購入時価格)/株式会社釜屋
埼玉県加須市にある老舗の釜屋。伝統の技術を生かしつつ、日本酒の新しい可能性に挑み、生まれたという1本。
「純米にごり原酒 英雄 -ひでお-」720ml 2200円(税込・ひいな購入時価格)/株式会社釜屋

娘・ひいな(以下、ひいな)「お次は『英雄』です」
父・徹也(以下、テツヤ)「ひでお? 白いボトルって、今までなかったんじゃない?」
ひいな「ね。直接、瓶に印字してあるし。珍しいよね」
テツヤ「でも、白いボトルだと中が、にごり酒なのかわからないね(笑)」
ひいな「中が見えないからね」
テツヤ「お? これはアルコール度数11度なんだね」
ひいな「そうなの!」
テツヤ「もはや、これはジュースみたいなもんだな」
ひいな「デザートワインみたいな感じだと思ってもらえたら」
テツヤ「よく振ってからお飲みくださいって書いてあるね」

【にごり酒】まるで乳酸菌飲料のような甘酸っぱさ「純米にごり原酒 英雄 -ひでお-」~『伊藤家の晩酌』第二十二夜3本目~

ひいな「よく混ぜてからね」
テツヤ「中が見えないから、どんなにごり酒なのか気になるね」
ひいな「さっき飲んだ『ど』と『とろとろと』とは違うイメージだよ」
テツヤ「わ、サラサラだ!」
ひいな「注いだだけで違いがわかるね」
テツヤ「これは飲みやすそうだ。順番、間違えたんじゃないの?」
ひいな「いや、これは最後に飲んでもらうからいいの」

さっきまでのにごり酒と違い、サラサラ〜。
さっきまでのにごり酒と違い、サラサラ〜。
さてはて、まずは乾杯!
さてはて、まずは乾杯!
ゴクゴクいっちゃいます!
ゴクゴクいっちゃいます!
さっきまでのにごり酒と違い、サラサラ〜。
さてはて、まずは乾杯!
ゴクゴクいっちゃいます!

テツヤ&ひいな「乾杯!」
テツヤ「大人のヤ○○トだ(笑)。これはうまい。ずっと飲んでいられるね。これが一番マッコリのイメージに近いかも」
ひいな「確かに。乳酸発酵が強めだね」
テツヤ「でも甘くはないよね。これはおみやげとかに喜ばれそうな気がするな。誰でも好きな味だと思うな」
ひいな「海外を意識してる感じもあるし」
テツヤ「外国人、好きだよねこの味。で、英雄さんは誰なの?」
ひいな「(笑)。英雄さんの所在は私もわからない。これは、株式会社JO と蔵元の釜屋の共同開発商品なんだって」
テツヤ「へぇ。釜屋は埼玉県の加須市(かぞ)なんだね」
ひいな「そうそう。『英雄』は、日本酒にとっての英雄=ヒーローになってもらいたいという願いを込めて造られたんだって」
テツヤ「あ、英雄(えいゆう)なんだ! 人の名前だとばっかり……(笑)」

「純米にごり原酒 英雄 -ひでお-」に合わせるのは、日本酒を練りこんだ「生チョコ」。

【にごり酒】まるで乳酸菌飲料のような甘酸っぱさ「純米にごり原酒 英雄 -ひでお-」~『伊藤家の晩酌』第二十二夜3本目~

テツヤ「この甘酸っぱい感じは、食後にいいよね。スイーツの上にかけてもよさそうじゃない?」
ひいな「お?」
テツヤ「リキュール的な?」
ひいな「このお酒に合わせるものは……生チョコです!」
テツヤ「わ! え? 打ち合わせしてないよ? すげー! 俺すげー!」
ひいな「本当に打ち合わせしてないもんね。生チョコなんだけど、お酒を上にかけるんじゃなくて、生チョコの中に『英雄』が入ってます」
テツヤ「へぇ〜、そうなんだ! 英雄on英雄。W英雄。ウイスキーボンボン的な?」
ひいな「英雄ボンボン」
テツヤ「いいねぇ。今日はバレンタインだしね。いただきます!」(ライター注:撮影日は2月14日でした)
ひいな「召し上がれ!」

【にごり酒】まるで乳酸菌飲料のような甘酸っぱさ「純米にごり原酒 英雄 -ひでお-」~『伊藤家の晩酌』第二十二夜3本目~

テツヤ「うまい、うまい。めっちゃうまいよ!」
ひいな「ほんと? よかった!」
テツヤ「うん、お酒の味がする。ウイスキーが入ってる舶来ものより、ぜんぜんうまい(笑)」
ひいな「喜んでくれてよかった。チョコと生クリームと『英雄』だけなの」
テツヤ「え、それだけ? めちゃくちゃうまいよ」

【にごり酒】まるで乳酸菌飲料のような甘酸っぱさ「純米にごり原酒 英雄 -ひでお-」~『伊藤家の晩酌』第二十二夜3本目~

ひいな「え? え? え? 何してるの?」
テツヤ「英雄と英雄を合わせようかと」
ひいな「英雄フォンデュ? どう?」
テツヤ「これは合う。おいしい! 生チョコ食べた後に英雄を飲むと、甘みと酸味のバランスが素晴らしい」
ひいな「我ながら最高だな」
テツヤ「このさわやかさはすごいよ。めちゃくちゃ名マリアージュだよ」
ひいな「生クリームの量に対して、かなり少なめの『英雄』を加えたんだけど、ちょっとだけでも十分お酒の味がするね」
テツヤ「これは名酒だよ。でも、ごはんに合わせる感じじゃないのかも?」
ひいな「食後にデザートかな」
テツヤ「乳酸飲料と考えると……確かに合わせるメニュー、思い浮かばないな」
ひいな「カルボナーラとかは?」
テツヤ「あぁ、クリーム系と合わせるってことか」
ひいな「チョコも、生クリーム感と合うかなと」
テツヤ「この甘みが生チョコと合いすぎて想像ができないな」
ひいな「ホームページには、ステーキや焼肉など肉料理と合わせるのがオススメって書いてある」
テツヤ「肉、肉(笑)! 肉の脂を流してくれるのか。まさにマッコリだね」
ひいな「チーズダッカルビとかも合いそう。辛さとにごり酒が合うことはわかったからね」
テツヤ「いいかもしれないね」

日本酒初心者におすすめの『英雄』。軽い飲み口で、氷を入れれば夏もさわやか!

【にごり酒】まるで乳酸菌飲料のような甘酸っぱさ「純米にごり原酒 英雄 -ひでお-」~『伊藤家の晩酌』第二十二夜3本目~

テツヤ「このお酒は、日本酒初心者の人にもすごくいいと思うな。普通に手に入るもの?」
ひいな「うん。買えたよ」
テツヤ「お酒弱い人にもいいと思うし、なんてたって飲みやすいよね」
ひいな「製造年月日が2020年3月で今からちょうど1年前くらいだから、長く楽しめていいね」
テツヤ「すごく人気のお酒なのかな?」
ひいな「SNSでは、そんなには見かけないかな。でも、もっと飲んでほしいよね」
テツヤ「にごり酒のイメージが変わるよね」
ひいな「にごり酒の導入としてもいと思う」
テツヤ「にごり酒の概念が確かに変わったよ」
ひいな「よかった。おもしろかったでしょ?」
テツヤ「これ、氷入れてもOK?」
ひいな「いいよ! 入れてみる?」
テツヤ「そろそろ、暖かくなってきたし、さっぱりとひんやりしたもの飲みたくなるよね。パッケージ感もいい感じだよね。日本酒のパッケージってさ、まだ、渋いのが多いから」
ひいな「ここまで思い切るのはすごいと思う」
テツヤ「ナチュールワインみたいに、飲んでみたいなって手に取れる気軽な感じがいいなと思うからさ。日本酒のイメージが広がるといいよね」
ひいな「はい、氷入れてみたよ」
テツヤ「氷入れるとめっちゃいいね。こりゃ夏の酒だな」
ひいな「いつ飲んでもいいってことだよね。冬に限らず」
テツヤ「夏にさ、氷入れてさわやかにゴクゴクと。そういうキャンペーンすればいいのにね」
ひいな「いいね!」
テツヤ「にごり酒って、どうしても冬のイメージだったからさ。白さが雪のイメージなのかな」
ひいな「一番有名なにごり酒は『仙禽』の雪だるまとか」
テツヤ「はいはい。家で飲んだことあるよね。あれも確か吹いたよな」
ひいな「そうそう(笑)。今、〈ユナイテッドアローズ〉とコラボしてるの。雪だるまがアローズの紙袋を持ってて」

【にごり酒】まるで乳酸菌飲料のような甘酸っぱさ「純米にごり原酒 英雄 -ひでお-」~『伊藤家の晩酌』第二十二夜3本目~

テツヤ「へぇ。にごり酒が浸透してきてるね。」
ひいな「ね」
テツヤ「でも、やっぱり新しい活路を見い出そうと思ったら、従来の冬のイメージより、夏に飲めるイメージで新たに売り出したほうがいいと思うな」
ひいな「にごり酒は、夏でもおいしい!ってことで」

【ひいなのつぶやき】
自由な楽しみ方ができるのも、にごり酒のうれしみのひとつ。ロックでも、お燗にしても、おすすめです!
ひいなインスタグラムでも日本酒情報を発信中

伊藤 ひいな
伊藤 ひいな / 唎酒師

「東京生まれの24歳。大学入学時から割烹料理店でアルバイトをはじめ、20歳のお酒の解禁とともに日本酒にハマる。唎酒師の資格も取得し、日本酒の知識を増やすべく日々邁進中。父はHanakoをはじめ多くの雑誌で引っ張りだこの人気フォトグラファー、伊藤徹也。酒好き気質は間違いなく父親譲り!」

伊藤 ひいなさんの記事一覧 →
2021年4月1日以降更新の記事内掲載商品価格は、原則税込価格となります。ただし、引用元のHanako掲載号が1195号以前の場合は、特に表示がなければ税抜価格です。記事に掲載されている店舗情報 (価格、営業時間、定休日など) は取材時のもので、記事をご覧になったタイミングでは変更となっている可能性があります。
TOPに戻る