天空の吊り橋、出演者600人の水上劇、世界一の髪長族、ギネス認定の滝のホテル…。驚きだらけの中国・桂林レポ。
「Trip.Best」ランキング1~6位に全部行ってみた!
前回、中国・上海の4つの最新スポットに突撃した編集部I。今回は、未踏の地・桂林(けいりん)の旅レポートをお届け! 雄大な世界遺産、圧巻の水上パフォーマンス、そして未知なる少数民族との出会い…。驚きだらけの「桂林探検」へレッツゴー。
(取材協力/Trip.com)
そこに広がるのは、幻想的な山水画の世界…。
世界遺産の景色が待つ街、桂林って?

約1ヶ月ぶりにニーハオ! 編集部Iです。
前回は、私が“第二の故郷”として勝手に慕っている「上海」の“今”を、現地から鼻息荒くレポートさせていただきましたが、今回の旅先は、広西チワン族自治区の北部に位置する街「桂林(けいりん)」。
上海に住んでいたころ、休日のたびに、中国のあちこちを旅しまくっていた私ですが、桂林は実は未踏の地。でも、一生に一度は訪れてみたい憧れの場所でもありました。
桂林といえば、真っ先に思い浮かぶのが「山水画」や「水墨画」と称される幻想的な山と川の景観。約2億5,000万年前(!)から形成されたという、不思議な造形の「カルスト地形」の一部が広がる街として、世界遺産にも登録されているんですよ。「カルスト地形」ならではの奇岩・巨岩を眺めながら、「漓江(りこう)」という川を進むリバークルーズが特に有名です。

未知なる街で「今行くべき場所」を知るなら、
「Trip.Best」のランキングが一目瞭然!
さて、自称“中国ツウ”の私でも、桂林と聞いて思い浮かべるスポットは、世界遺産とリバークルーズくらい。実際のところ、現地でどこに行けば、刺激的な景色や体験と出会えるのか……正直、見当もつかないぃぃぃ〜! (自称中国ツウ返上)
ガイドブックやネットの情報も、北京や上海といった大都市なら見つけられるけれど、地方都市の桂林となると、なかなか良い情報がない…という現実問題も。
そんな時に役立つのが、私がプライベートの旅でも超愛用している「Trip.com」の、「Trip.Best」という機能です。1億件以上(!)のユーザーのレビューなどを独自に分析し、毎月都市ごとに更新されているランキングなのですが、上海など著名な街はもちろん、「桂林」もバッチリ掲載されているのがスゴイ。

※こちらの画面は、2026年9月時点の編集部Iのスマホ上のものです。
ランキングは主に「ホテル」「観光スポット」「ナイトライフ」「レストラン」に分かれており、さらに例えば「レストラン」の中でも、「世界の旅行者が選ぶ(海外からの旅行者向け)」「人気店」「高級」などと、目的別に分かれているのがニクイ〜!
ということで、今回の桂林旅のガイド役は、この「Trip.Best」に一任!
「観光スポット」カテゴリーの中の「世界の旅行者が選ぶ」ランキングの1位から6位まで(※2026年9月時点)を順に巡りながら、桂林という街のスゴさを目の当たりにしていきたいと思います。それではいきなりですが、ランキング1位のスポットへ急行!
【世界の旅行者が選ぶ、Trip.Best「桂林」第1位】
高所注意!
山間を進むロープウェイで、天空の吊り橋を目指す。

「Trip.Best」世界の旅行者が選ぶ、桂林の観光スポット第1位は、ドコドコドコドコ…(太鼓の音)ジャン!
「陽朔如意峰(ようさくにょいほう)ロープウェイ」!!
え? 桂林といえばのリバークルーズが1位じゃないの!? と私もちょっとビックリしたのですが、これこそが、世界の旅行者のリアルレビューで変化する「Trip.Best」のランキングのおもしろさ。定番の観光地とはまた違った、今まさに話題となっているスポットを知ることができるのです。
「陽朔如意峰ロープウェイ」は、2020年に開業した全長約2キロのロープウェイで、終点の駅は、桂林を代表する峰「元宝峰」に直結。高い山と山の間をぐんぐん進んで一気に天空を目指す、今大人気のスポットなのです。

8人乗りのゴンドラで、約20分間の空中散歩へ。周囲に広がるのは、世界遺産に登録されてる、世界最大級の「カルスト地形」ならではの奇岩や連峰の数々。足元がスケルトン状態になっているので、真下に広がる田園風景まで観察できて楽しいのですが、高所に弱い人は要注意!



吊り橋を渡った先には、また山があり、その山の頂上まで10分ほど登ると360℃パノラマの円形展望台が!(吊り橋の恐怖により、その後の写真を撮る余裕がなくスミマセン…)
さらに吊り橋や展望台以外にも、断崖絶壁に架かる足元スケスケのガラス橋(!)なんていう恐怖スポットもあり、勇気がある人はぜひトライしてみてください…。
桂林といえばの山の景色を、下から眺めるだけでなく、ロープウェイで昇って、さらに空中にかかる橋を歩いて目の当たりにするという体験。さすが中国、スケールも発想もとんでもない!
【世界の旅行者が選ぶ、Trip.Best「桂林」第2位】
出演者数は約600名! 川も山も全部を舞台にした、
巨匠チャン・イーモウが手がける野外パフォーマンス。

「Trip.Best」世界の旅行者が選ぶ、桂林の観光スポット第2位は、2004年に誕生した屋外ナイトスペクタクル「印象・劉三姐(いんしょう・りゅうさんしゃ)」!!
中国を代表する映画監督、チャン・イーモウ(代表作に『HERO』など)が総監督を務める、壮大な野外パフィーマンスなのですが、あまりにもスゴすぎて、もはやこのためだけに桂林に再訪してもいいくらいだと思ったよ……(わたし的には桂林Best、ダントツ第1位!)
チャン・イーモウといえば、2008年の北京オリンピックや、2022年の冬季北京オリンピックの開・閉会式でも演出の総監督を任された巨匠。つまり、オリンピック並みの壮大な規模感のショーを見ることができるというワケ。こんなん、一生に一度は見とかないと損でしょ!

ショーの舞台は、桂林といえばの川「漓江」の湾曲部そのもの。川の上をステージに、背景に並ぶ12の連峰をまるごとライトアップし、山、川、森までを演出に活用。そして、演者はなんと約600名! ほとんどがプロの役者ではなく、地元の漁師や住民だという点もユニークです。

ストーリーは、中国の歌人・劉三姐の伝説をテーマにしたもので、そこに、チワン族やミャオ族といった少数民族の風習や、地元の農業・漁業の様子を融合したもの。
全編中国語で展開されるものの、そのほとんどが歌やダンスをメインとしたものなので、ストーリーがわからずとも、パフォーマンスの壮大さに圧倒されているうちに、あっという間に70分間の上演時間が過ぎていきます。

個人的に特に驚いたのは、川の向こう岸に広がる、はるか遠くの森や村まで、客席から目視できる範囲全て(!)が舞台となっている点。
約600名の演者が同時に、舞台のあらゆる箇所で独自の動きをしており、まるで自分がパラレルワールドに迷い込んでしまったような没入感…! 600名全員が続々と登場する大団円も鳥肌モノでした。写真や文章ではなかなかこのスゴさを的確にお伝えできないので、ぜひ一度、ご自身で体験していただきたいです。
【世界の旅行者が選ぶ、Trip.Best「桂林」第3位】
これぞ、レペゼン桂林アクティビティー!
開運効果もある?4時間のリバークルーズ。

桂林といえばの「漓江(りこう)の川下り」は、さすがに根強い人気。「Trip.Best」世界の旅行者が選ぶ、桂林の観光スポット第3位には、「漓江三星クルーズ」がランクインしました!
「漓江」は、桂林を南北に流れる大きな川。その両岸に広がる「漓江風景区」を眺めながら、トータル83km、約4時間の長丁場クルーズです(さすが中国、クルーズの規模感もデカイ…)。
昔ながらの小船で川下りをするのも楽しいですが、最近は、快適な遊覧船でビューンと進むのがトレンド。「Trip.Best」にランクインした「漓江三星クルーズ」も、「三星」=三つ星ランクの遊覧船に乗るプランなのです。

「漓江三星クルーズ」の見どころといえば、川沿いに続々と登場する、奇妙な形の山や岩の数々。中国南部に広がる世界最大級の「カルスト地形」ならではのもので、中には、人のように見えるもの、動物のように見えるもの、さらに、拝むとご利益がある?とウワサされている、仏様のような形の山まで。いくつ見つけられるかなー?


そして個人的に一番萌えた岩山が、次の写真のもの。まぁちょっと、見てみてくださいなっ!

ちなみに上写真の猫ちゃん山、現地では「コウモリ山」とされているらしく、その理由は、コウモリが羽を広げた姿に似ているから。中国でコウモリは幸福の象徴なので、この山も、見ると幸せになる…とかなんとか。でもコウモリというより、猫ちゃん…だよね? 猫ちゃんも、私にとっては幸福の象徴だよ?
他にもいろんなオモシロシェイプの山があるので、時にご利益を期待しながら(仏様の形の山を見つけたらぜひ拝んでみてね)、時にツッコミながら(言われないとわからない形のものもけっこうある)、約4時間、たっぷり楽しみました。
【世界の旅行者が選ぶ、Trip.Best「桂林」第4位】
息をのむ棚田の絶景と、
世界一の「髪長族」が待つ村へ!

「Trip.Best」世界の旅行者が選ぶ、桂林の観光スポット第4位は「龍脊梯田(りゅうせきていでん)」。
「龍脊」とは龍の背中、そして「梯田」は棚田のこと。まさに龍の背中のウロコのように、向こう側の集落までにょろにょろとのびる棚田の風景が圧巻!

ここのおもしろいポイントは、棚田の絶景を遠くから眺めるだけではなく、田んぼの間にある農道を実際に歩きながら、30分ほど山を下っていくルートになっているところ! 農作業をする地元の方々の様子を観察したり(みなさんフレンドリーで、ニーハオと挨拶してくれる)、年季の入った農具たちの「用の美」を垣間見ることも。


「龍脊梯田」は、棚田の絶景はもちろんのこと、棚田のふもとにある髪長族(!)の村も必見スポットなんです。
集落の名前は「黄洛瑶寨」。ここに暮らす少数民族・ヤオ族の女性たちはなんと、髪の毛を切るのは一生にたった一度、16歳で成人する時のみ!
それ以外はず〜っと髪を伸ばし続け、その長さは2メートルに達している人もいるのだとか(それゆえ「世界一の長髪村」とも呼ばれている)。そのなが〜い髪を器用にまとめて、まるで帽子のようにセットしているのがなんとも素敵!

集落には、木造のステージがあり、そこでなんと「長髪ショー」を見ることができました! 村の女性たちが歌って踊って、さらに長い髪をほどいて、また結んで…。長髪族ならではの、前代未聞の髪の毛ショー(笑)




ちなみに髪長族の女性たち、なんと市販のシャンプーは一切使わないとか!
ではその長髪、どうやってケアしているの?と聞けば、米の研ぎ汁を発酵させた液にハーブを加えた“自家製シャンプー”で、3日に1度くらい、髪の毛を木櫛で丁寧にとかすだけ。
こんなに長髪なのにそれで大丈夫!? …というのは、もはや愚問。村のみなさんの漆黒のツヤ髪こそが証明です。それにしても、年配の方でも、白髪も枝毛も切れ毛もナシ。となると、その発酵液とやらが気になるぞ…!


【世界の旅行者が選ぶ、Trip.Best「桂林」第6位】
まるで「象の鼻」のような奇岩と、
ホテルが「滝」に変わるギネス認定スポット!?

「Trip.Best」世界の旅行者が選ぶ、桂林の観光スポット第5位は「桂林漓江景勝地」!
…なのですが、「桂林漓江景勝地」は、ランキング第3位の「漓江三星クルーズ」で見られる川沿いの絶景を指すので、実質「漓江三星クルーズ」と同じ? なので、5位は飛ばして6位を発表〜!
6位は、唯一の街なかスポット「象山風景区」!
1〜5位でご紹介したスポットは、全て桂林中心地から車で1〜2時間の山深い立地にあったけど(だからこそ、びっくりするような風景や人に出会えた)、こちらは街のど真ん中にある人気の観光地。見どころはなんと言っても、象の形をした奇岩!


象が鼻を伸ばして、漓江の水を飲んでいるように見えることから、その名前が付けられた「象鼻山(ぞうびざん)」。上写真の左側が鼻の部分。確かに…象の鼻に…見え…る! イカダに乗って近くまで行くこともできますよ。それにしても、見たことのない奇妙な岩山が本当に多いよね、桂林。
そして! この「象鼻山」のほど近くに、すんごいスポットがあったので、最後にご紹介させてください。その名も「桂林漓江瀑布酒店」。
酒店=ホテルなのですが、何がスゴイって、毎晩8時半になると現れる大規模な滝!
ホテルに滝とは?? と、最初聞いたときには、脳内にハテナがたくさん飛び交ったのですが、その正体がコチラ(次の写真)でした。

ホテルの屋上から地階まで、客室の窓に沿って、おびただしい量の水がザーザーと流れ続けています。高さ約45メートル、幅約72メートルのビッグスケールの滝は「世界最大の人工の滝」としてギネス記録にも認定されているとか。滝だけでも充分スゴイけど、なぜホテルで!? なぜ壁面に? と気になることばかり。想像の斜め上をいくスゴイ風景がある、それが桂林!
さてさて、風光明媚なだけじゃない、驚きだらけの桂林レポ、いかがでしたか?
天空の吊り橋、出演者600人の水上劇、絶景すぎる棚田、世界一の髪長族、そしてギネス認定の滝のホテル…(あと、猫ちゃんの形の岩山も!)。いずれも、写真と文章では本当のスケール感はなかなか伝わらないもの。だからこそ、一生に一度は、ぜひ桂林へ。(お供は「Trip.com」そして「Trip.Best」でね)
それではまた次回、地球のどこかでお会いしましょう〜。再見、桂林!


















