【SDGs A to Z: E (Eco material) 】進化するエコ素材。 SUSTAINABLE 2023.06.14

植物由来の原料を使ったり、新素材を発見したり、廃棄されてきた「ごみ」をリサイクルしたり…。環境への負荷を減らしたいという意識の高まりとともに、新しい技術の開発や斬新なアイデアが生まれ、エコ素材の進化が加速中。素材のバリエーションが増えたことで、エシカルな洋服やインテリア小物、雑貨、アイテムの幅が広がっている。これからは「エコ素材が使われているか」も、買い物の選択肢のひとつとして考えていきたい。

木の実由来の素材、カポック

カポック タオル

中綿に木の実由来の新素材「カポック」を使ったスリープケット。カポックはインドネシアなどに自生する植物の木の実のワタ。木の実のため、木を伐採する必要がなくエコ。夏は1枚で、冬は毛布代わりに。スリープケット 140×200㎝各39,800円(KAPOK KNOT|KAPOK KNOT
MIYASHITA PARK STORE TEL:03-6450-6588)

サボテンの繊維のヴィーガンレザー

ヴィーガンレザー スニーカー

サボテンがレザーに!?そのつくり方はとてもエシカル。サボテンを粉砕し、太陽光で乾燥させて粉末にし、植物由来の樹脂と合わせて成型。大胆なパステルカラーはヴィーガンレザーならでは。サボテンレザーのスニーカー各16,500円(オニツカタイガー|オニツカタイガージャ
パン お客様相談室 https://www.onitsukatigermagazine.com/store/

不要なプラがミックスされたリサイクルプラスチック

リサイクルプラスチック 鉢

ひとつとして同じ模様のない、リサイクルプラスチックでつくられた鉢。様々なプラスチックの組み合わせがつくる、不規則なマーブル模様や微妙な色味の変化を楽しんで。軽量なのにタフでカジュアルな仕上がりなので、ベランダや庭など、場所を選ばずしっくりとなじむ。リサイクルポットL 3,300円、M 2,200円、S 1,650円(アラヘアミー TEL:080-9458-0108)

様々な色や不純物が含まれたリサイクルガラス

リサイクルガラス ベース 花

大量に廃棄されていた、不純物や様々な色が混合したガラスくず。それらを混ぜ合わせてリサイクルされたベースは、色やニュアンスが異なる一期一会の一点ものに。左から、丸いベースS 5,940円、花をいけたベース3,300円、ボトル形のベース3,960円、丸いベースSS 3,630円、SSS
2,640円(Sghr ガラス|スガハラショップ 青山 TEL:03-5468-8131)

昔ながらの栽培方法のコルトレイクリネン

コルトレイクリネン ハンカチ

優しい肌触りとコシ、そして光沢感のあるハンカチはコルトレイクリネン素材。コルトレイクリネンは、ベルギー・コルトレイクのジョス・ヴァネステ社が厳選した農場で作られた、その年の品質の良いフラックス(リネンの原料)に付与されるエンブレム。肥料や農薬をほとんど使用せずに栽培される。ハンカチ各1,600円(ヴラスブラム|ヴラスブラム目黒店 TEL:03-5724-3719)

生分解性の土に還る素材

鉛筆 生分解性

短くなった鉛筆は、土に還して植物を育てよう。鉛筆に種入りカプセルがついた、エコ心をくすぐるアイテム。本体は森林認証を得た木材、芯はグラファイトと粘土、カプセルは植物性セルロースで、すべて自然環境に還る生分解性素材。種はバジルなど全6種類。鉛筆各528円(EARTH FRIENDLY|EARTH FRIENDLY SHOP TEL:050-3578-2411)

サトウキビ由来のバイオマスプラスチック

バイオマスプラスチック 皿

フィンランドのオルテックス社製のプレートとカップは、サトウキビ由来のバイオベースプラスチックが原料。焼却処分時の二酸化炭素排出量が従来の半分に。レンジや食器洗い機でも使用OK。軽くて割れにくいので、キッズ用にも○。キャンププレート各660円、キャンプディーププレート各660円、キャンプマグ各550円(オルテックス|サンク TEL:0422-26-8735)

縫製工場の残布を使ったアップサイクルコットン

バイオマスプラスチック 残布

廃棄予定の残布が、ポルトガル人デザイナーと熟練した職人たちの手織りで、素敵なラグにアップサイクル。使われているのは、ポルトガルの縫製工場で発生する良質でまだまだ使える残布。伝統的な手織りの技術に遊び心と高いデザイン性が加わったラグは、インテリアのよいアクセントに。GURラグ 70×120㎝ 19,800円(イデーショップ 自由が丘店 TEL:03-5701-7555)

無農薬で育てられたオーガニックコットン

オーガニックコットン インナー

エコ素材の代表格、オーガニックコットン。農薬や殺虫剤を使わずに栽培され、空気や土壌を汚染せず、生産地周辺の環境に配慮できる。また、生産者の農薬被害も防げる。綿特有の着心地のよさとふんわりとした風合いの、肌触りのよいアイテム。オーガニックコットンのキャミソール5,830円、Tシャツ6,820円(ネストローブ|ネストローブ 表参道店 TEL:03-6438-0717)

カーボンニュートラルなバンブー

バンブー 耐熱容器

農薬や化学肥料なしで自生し、短期間で成長する竹。再生力があるので繰り返し収穫できて、まさにサステナブル!多くの酸素を生み出し、二酸化炭素をよく吸収してくれる。日本は放置竹林の問題もあり積極的に選びたい。竹製のふたを外せばレンジ、オーブンOK!竹と耐熱ガラス容器スクエア 4サイズセット7,480円(マナ オーガニックリビング TEL:098-800-1137)

photo : Akiko Baba styling : Reiko Ogino text : Shino Iisaku edit : Nao Yoshida

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