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〈シンシア ブルー〉や〈タクボ〉、〈慈華〉のシェフが監修! 自宅でミシュラン星つきシェフの味!お魚ミールパック「Fishlle! (フィシュル) 」をレポート。
ミシュラン1ツ星獲得のイタリアン〈TACUBO〉やミシュラン1ツ星獲得の中華〈慈華〉、フレンチ〈シンシア ブルー〉のシェフたちが監修した極上の魚料理が、家庭で簡単に味わえるミールパックがお魚のサブスクサービス「Fishlle! (以下、フィシュル) 」から新登場!一足先にその味を確かめてきました。
お魚サブスクサービス「フィシュル」と「Chefs for the Blue」がコラボ。
![(左から)〈シンシア ブルー〉シェフの吉原誠人氏、オーナーシェフの石井真介氏、〈タクボ〉のオーナーシェフ田窪大祐氏、「フィシュル」の井口剛志氏。 (左から)〈シンシア ブルー〉シェフの吉原誠人氏、オーナーシェフの石井真介氏、〈タクボ〉のオーナーシェフ田窪大祐氏、「フィシュル」の井口剛志氏。](https://img.hanako.tokyo/2022/07/27170016/38508F2F-8150-4A3C-B1A9-7326938FB614-10929-0000014E1A2E49C8.jpg)
2021年3月、魚のフードロスを減らすことにより「日本における水産業の発展」と「作り手、使い手、社会を豊かにすること」を目的にお魚のサブスクリプションサービスをスタートさせた「フィシュル」。味には関係のない理由で規格外とされる「未利用魚」を積極的に利用することで、魚のフードロス削減と漁業者の収入の底上げを図り、「SDGs12」「SDGs14」への貢献を目指しています。
ちなみに未利用魚とは、十分な水揚げ量がなかったり、形が悪かったり傷がついていたり等の理由で価値が付かず、流通される前段階で通常の流通にのらなくなってしまった魚のこと。総水揚げ量の約30〜40%が未利用魚とされています。
今回お魚ミールパックを監修するシェフたちは、「Chefs for the Blue(シェフス フォー ザ ブルー)」のメンバー。フードジャーナリストと東京のトップシェフ約30名を構成メンバーに、2017年に立ち上がった料理人チームです。
のせるだけ、焼くだけ、茹でるだけで完成するお魚ミールパック。
![ミールパックを使ってアレンジした料理たち。 ミールパックを使ってアレンジした料理たち。](https://img.hanako.tokyo/2022/07/27170022/4C39C8A8-0132-4841-AFED-8731A83F8D09-10929-0000014D44753B4F-1536x1024.jpg)
そんな「Chefs for the Blue」と「フィシュル」がこの度初めてコラボレーションし、冷凍お魚ミールパックの高級ラインとして発売がスタートしました。生食用(90g)が3種類、加熱用(140g)3種類の計6種類が揃います。
冷凍お魚ミールパックは、自宅での難しい調理は不要。のせるだけ、焼くだけ、茹でるだけで、名店シェフの味をおうちで楽しむことができます。それでは各シェフ監修のお魚ミールパックと、そのおいしいアレンジレシピをご紹介しましょう。
〈シンシア ブルー〉シェフ監修の「スモークマリネ」「山椒ベニエ」。
![フィシュル フィシュル](https://img.hanako.tokyo/2022/07/27170009/C774CE7C-3806-47BE-B410-89344C3111B9-10929-0000014DDA378E1A.jpg)
〈シンシア ブルー〉のオーナーシェフである石井真介氏と同店シェフの吉原誠人氏が手がけたミールパックが「スモークマリネ」とフリットのようにしていただく「山椒ベニエ」。いまの時期はタカノハダイという未利用魚を使い「スモークマリネ」を、ヒモタチウオという未利用魚を使い「山椒ベニエ」を作っています。
![フィシュル フィシュル](https://img.hanako.tokyo/2022/07/27170002/8ADEA780-B6A9-434A-8224-68EC017FD45D-10929-0000014DCF7AA1DD.jpg)
「スモークマリネ」は解凍してから、ディルやドライトマト、ピンクペッパーをトッピングしてシンプルにマリネでどうぞ。その名の通り、スモーキーなタカノハダイは、食感がしっかりしており、脂は少なめで、ドライトマトの甘さやディルの爽やかさが華やかさを添えています。
![フィシュル フィシュル](https://img.hanako.tokyo/2022/07/27165949/IMG_6744.jpg)
「山椒ベニエ」は解凍、湯煎してから油で揚げていただきます。アレンジレシピでは、トースターで焼いたお好みのパンに、レタス、トマト、ベニエを順番に重ね、タルタルソースをたっぷりとかけ、仕上げに刻みのりをのせたハンバーガーが紹介されました。カラッと揚がったベニエは山椒や海苔の味わいやうま味が強く、和風バーガーのような印象を受けました。これはベニエだけでもビールが進みそうです。
〈タクボ〉シェフ監修の「イタリアン・カルパッチョ」「フルッティ・ディマーレ」。
![フィシュル フィシュル](https://img.hanako.tokyo/2022/07/27170019/CA232911-D5D3-4C36-8271-C93952CB755E-10929-0000014E3A3D53AB.jpg)
〈タクボ〉のオーナーシェフである田窪大祐氏が手がけたミールパックが、「イタリアン・カルパッチョ」と「フルッティ・ディマーレ」。
![フィシュル フィシュル](https://img.hanako.tokyo/2022/07/27165958/3C57B9A8-505C-4961-B837-1F8AD44AAD47-10929-0000014DADBC4B3F.jpg)
ドライトマトとハーブとレモンでマリネした「イタリアンカルパッチョ」は解凍し、そのままでもいただけますが、プラスでグリーンリーフやケイパー、スライスしたレモンをトッピングし、バルサミコ酢やオリーブオイルをまわしかけるとより一層おいしくいただけます。この日使用されていたのはブリの若魚である「ヤズ」という未利用魚。脂がのっていて、ブリのような味わいが感じられます。
![フィシュル フィシュル](https://img.hanako.tokyo/2022/07/27165952/IMG_6743.jpg)
イタリア語で海のフルーツを意味する「フルッティ・ディマーレ」は、未利用魚にトマト、ケイパー、白ワインを合わせてシンプルに仕上げています。この時期は「マルアジ」という未利用魚を使用していました。
イタリアではパスタとして親しまれている「フルッティ・ディマーレ」、アレンジレシピでも海鮮のうま味たっぷりなトマトパスタを紹介していただきました。ミールパックを解凍後、湯煎してパスタを茹で、加熱したソースをフライパンに入れて軽く沸かし、茹でたパスタを和えてお皿に盛り付けたら完成です。脂が甘いマルアジはソースに魚介のうま味とコクを出しており、パスタとの相性も抜群でした。
〈慈華〉シェフ監修の「黒酢生姜マリネ」「麻婆胡麻」。
![フィシュル フィシュル](https://img.hanako.tokyo/2022/07/27170012/690F8709-3E79-450E-9B6B-B4D01AA67870-10929-0000014E030F2C29-1536x1024.jpg)
〈慈華〉のオーナーシェフである田村亮介氏が手がけたミールパックが、「黒酢生姜マリネ」と「麻婆胡麻」。
![フィシュル フィシュル](https://img.hanako.tokyo/2022/07/27170006/668E8CF4-73DA-4340-A09A-8E2E8D1EF78E-10929-0000014DD4FF9435.jpg)
「黒酢生姜マリネ」を使ったアレンジとして紹介いただいたのが、パクチーとネギが香るサラダ。油を180度まで熱し斜め薄切りにした白ネギにかけて香りを出し、解凍した魚のマリネにまわしかけ、カットしたパクチーやきゅうり、塩ひとつまみ、米酢大さじ1を入れて和えたら完成です。この日使用されていたのはカルパッチョと同じく「ヤズ」という未利用魚。最高級の黒酢を使ったヤズのマリネは、しっとりとしていて脂も適度にのっていてコクがあり、葱油と生姜が食欲をそそる一皿でした。
お好みでアレンジを加えれば、食卓が一流レストランに早変わりする「フィシュル」と一流シェフたちのコラボミールパック。こんなにおいしそうで、おしゃれで、食欲をそそるお魚料理が簡単に自分のお家で食べれるのはとっても幸せですよね。行き場を失った魚たちについても目を向けられるこの取り組み、長く続いてほしいものです。