京都ならではのリノベーションホテルも。 「京都ひとり旅」が楽しくなる!おしゃれなおひとりさまホテル&ゲストハウス5軒 TRAVEL 2020.09.28

どの季節に訪れても素敵な京都は、ひとり旅の目的地としても人気です。そこで今回は、そんな京都のおひとりさま旅行でおすすめのおしゃれなホテル&ゲストハウスをご紹介します。京都だからこその滞在を叶えてくれるはずです。

1.おひとりさま女子旅におすすめ!“京都でやりたいこと”を叶えるなら〈京都悠洛ホテル Mギャラリー〉/三条京阪

見て、食べて、体験して。京都は女子の欲望をすべて叶えてくれる街だ。だから滞在中はいつだってせわしない。それはそれでいいのだけれど、何度目かの京都なら、ゆっくりできるようホテルでの滞在時間を長くとってみることをおすすめする。2019年の春にオープン以来、多くの女性客のハートをつかんでいる〈京都悠洛ホテル Mギャラリー〉。支持される理由のひとつは、〝おひとりさま〞でも気負いなく訪れることができるダイニングとバーラウンジの存在。フレンチのシェフが腕を振るうディナーや、コンペで優勝経験のあるバーテンダーによるカクテル、パティシエールによる繊細なデザートを、心ゆくまで味わう時間は至福の時。アクセス至便で安全。それでいて居心地良く、どこに身を置いても〝絵になる〞空間。女性に安らぎと幸福を約束してくれるホテルだ。

〈京都悠洛ホテル Mギャラリー(きょうとゆらホテル エムギャラリー)〉
「三条京阪」駅から徒歩2分の好立地。一見ホテルとわからないミステリアスな外観も隠れ家感を生んでいる。部屋はヘッドボードに西陣織の着物生地をあしらうなど、ヨーロッパの雰囲気の中に和の情緒が漂う。
■京都府京都市東山区大橋町84
■075-366-5800
■「スーペリアツイン」1泊1室30,000円〜(税サ込)
■全144室

(Hanako特別編集『今、泊まりたいのはライフスタイルホテル。』掲載/photo:Yoshiko Watanabe hair&make:Waka Onishi model:Kae text&edit:Yoshie Chokki)

2.コンパクトなスペースにうれしい機能が満載〈京都 グランベルホテル〉/祇園四条

ひっそりとした町家風の外観だが、チェックインカウンターは海外のテイスト。そのギャップに驚く。「祇園の継承×日本のクリエイティブ」をコンセプトに、気鋭のデザイナー斉藤上太郎氏のファブリックと輸入物の家具を組み合わせるなど、和と洋を組み合わせた内装が面白い。地下1階の大浴場〈KOMOREBI こもれび〉は、浴室の中に小さな日本庭園があり、スパのような雰囲気。

京都 グランベルホテル

キングサイズのスクエアベッドがある客室「プレミアムキング」。全室に「AppleTV」が導入されている。コンパクトながら十分な機能と遊び心が両立した客室で、「予算は抑えたいが、ビジネスホテルでは味気ない」というお客のわがままに見事に応えてくれる次世代型ホテルといえる。

〈京都 グランベルホテル〉
1階のレストラン〈TAKEDOKORO竹処〉では、京都の名物など、和洋種類豊富な朝食ビュッフェをいただける。
■京都府京都市東山区大和大路通四条下ル大和町27
■TEL:075-277-7330 
■1室26,800円~ 
■全105室

3.無骨さがたまらないリノベーションホテル。〈RC HOTEL 京都八坂〉/祇園

蔓がからまる古いマンションをリノベーションした新感覚のホテル。配線が剥き出しになったコンクリート打ちっぱなしの客室に、アンティークの家具が並び独特の雰囲気を作り出している。場所は観光客で賑わう八坂通り沿い。窓からは八坂の塔が見えて、現代的な客室デザインとコントラストのある風景を作り出している。エントランスには小さなバーを併設。

コンクリート打ちっぱなしの客室。
コンクリート打ちっぱなしの客室。

現代アーティストの展覧会や屋上での野点など、イベントも開催。

〈RC HOTEL 京都八坂〉
敷地内にはテイクアウト専門のカフェ〈ROCCA&FRIENDS TRUCK〉が出店。
■京都府京都市東山区八坂上町370
■075-354-5406
■2名1室料金 18,000円~ 
■10室 

4.築105年の登録有形文化財を一部残す建物をリノベーション。〈TSUGU 京都三条 -THE SHARE HOTELS-〉/四条河原町

京都市営地下鉄烏丸線・東西線「烏丸御池」駅徒歩5分、四条河原町もほど近い立地にオープンした〈TSUGU 京都三条 -THE SHARE HOTELS-〉。〈KUMU 金沢〉や〈LYURO 東京清澄〉などを手がけるリビタによる、リノベーションホテル〈THE SHARE HOTELS〉ブランドの6号店目となるホテルです。

〈TSUGU 京都三条 -THE SHARE HOTELS-〉は、登録有形文化財を一部残す建物の魅力と歴史的価値を最大限に活かすため、文化財の象徴的な尖塔を望める窓を設置した客室を作るなどデザインにもこだわりが。客室は、個室タイプ11種類の全49室を展開。一人からグループまで幅広い旅行者に対応しているので、様々なシーンで利用できるのが魅力です。ちなみに共用部デザインと客室設計協力は〈KUMU 金沢〉を手掛けた YUSUKE SEKIが担当。コンクリートの既存躯体を活かした空間をベースに、和紙などを用いたディテールを採用し、和と洋が交差するコンテンポラリーな空間に仕上げています。調理家電や調理道具を充実させたシェアキッチン、ソファスペースにはテレビや雑誌もあるので、友達同士でおしゃべりしたり、他の宿泊者と交流することも可能。電源やWi-Fiもあるので、PCで作業をすることもできそうです。

かつて全国各地から人やものが集まり、新しい文化を生み出した京都にて、ローカルの魅力を集め発信している〈TSUGU 京都三条 -THE SHARE HOTELS-〉。旅をしながら様々な人や文化に出合いたい、そんな人にぴったりなホテルだと感じました。

〈TSUGU 京都三条 -THE SHARE HOTELS-〉
■京都府京都市中京区三条通柳馬場西入桝屋町75
■075-213-2900
公式サイト

5.写真とアート作品がひしめく風変わりな空間で過ごす〈ゲストハウス Talbot〉/烏丸御池

2016年に閉店したゲストハウス〈パンとサーカス〉を運営していた山田晋也さんと榎本大輔さんが、三条会商店街の中に新たにオープンした宿。名だたるアーティストの作品が飾られている1階のエントランス。積み重ねられている写真集や作品集も手にとって閲覧可能。旅先で撮った写真を旅先で焼いて大切な人に送るというテーマの「泊まれる写真ラボ」として、1階部分に暗室を備え、写真現像のワークショップなどを行う。

チェックインカウンターは、宿泊客以外も立ち寄れるバーにもなっており、ドリンクや軽食をオーダーできる。

〈ゲストハウス Talbot〉
宿の名は写真技術の先駆者の一人で、カロタイプの発明者ウィリアム・ヘンリー・フォックス・タルボットから。
■京都府京都市中京区西ノ京池ノ内町1-2 
■TEL:080-7085-0102
■1名3,000円~ 
■ドミトリー10床、個室1室

(Hanako1141号掲載/photo:Kunihiro Fukumori text:Ai Kiyabu)

【お知らせ】Hanako.tokyoでは基本的に本体価格を掲載しておりますが、2019年10月1日の消費税率改定以前に取材・掲載した記事にある(税込)表記の金額については、旧税率での掲載となっております。ご了承下さい。

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