沖縄 ザ・リッツ・カールトン沖縄
2021.10.28

世界自然遺産に登録されたやんばるの森を歩くアクティビティにも挑戦。 〈ザ・リッツ・カールトン沖縄〉がプロデュースする『ネイチャーガイドと巡る比地大滝』を体験。

沖縄県名護市にあるラグジュアリーゴルフ&スパリゾート〈ザ・リッツ・カールトン沖縄〉は、沖縄らしい体験を宿泊客に提供しています。前半では充実したホテルの施設や、レストランの食事を紹介しましたが、翌朝、固有種を含む昆虫や植物を目にできるトレッキング『ネイチャーガイドと巡る比地大滝』を体験してきましたのでご紹介します。

早起きの価値あり。やんばるの希少な鳥類や昆虫に出会うツアー『ネイチャーガイドと巡る比地大滝』へ。

トレッキングに出かける前に撮影した〈ザ・リッツ・カールトン沖縄〉ロビー付近。変化する空や海の表情も見逃したくありませんね。
トレッキングに出かける前に撮影した〈ザ・リッツ・カールトン沖縄〉ロビー付近。変化する空や海の表情も見逃したくありませんね。

〈ザ・リッツ・カールトン沖縄〉では、さまざまなアクティビティを用意しています。今回体験したのは、『ネイチャーガイドと巡る比地大滝』。2021年7月26日「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」がユネスコの世界自然遺産に登録されたことから、このガイドツアーが企画されました。

トレッキングの入り口になる比地大滝管理事務所。
トレッキングの入り口になる比地大滝管理事務所。
サンドイッチやオレンジジュースなどリッチな気分の朝食を鳥や虫の声が聞こえる中でいただきます。
サンドイッチやオレンジジュースなどリッチな気分の朝食を鳥や虫の声が聞こえる中でいただきます。
〈沖縄ネイチャーオフィス〉の嵩原建ニさん。沖縄のシナモン(ニッケイ)は、カラキ(方言名)と呼ばれ、その木について説明してくださいました。
〈沖縄ネイチャーオフィス〉の嵩原建ニさん。沖縄のシナモン(ニッケイ)は、カラキ(方言名)と呼ばれ、その木について説明してくださいました。
トレッキングの入り口になる比地大滝管理事務所。
サンドイッチやオレンジジュースなどリッチな気分の朝食を鳥や虫の声が聞こえる中でいただきます。
〈沖縄ネイチャーオフィス〉の嵩原建ニさん。沖縄のシナモン(ニッケイ)は、カラキ(方言名)と呼ばれ、その木について説明してくださいました。

集合場所は、ホテルから車で1時間ほどの国頭村にある比地大滝管理事務所。集合時間は7時45分なので、ツアー参加者には朝食ボックスがついています。管理事務所のテラスで〈ザ・リッツ・カールトン沖縄〉の朝食ボックスをいただき、出発前に見所などネイチャーガイドさんからレクチャーを受けることが可能で、やんばるの生態系や動植物についての知識を得て、より深く森について学ぶことができるというものです。

ガイドを担当してくださるのは、〈沖縄ネイチャーオフィス〉の嵩原建ニさん。鳥類をメインに植物や昆虫にも詳しい専門家です。出発前から、あたりにキーンキーンという金属音のような甲高い音が聞こえていたので、何の声か尋ねてみると、沖縄の秋に鳴くオオシマゼミという蝉の声とのこと。奄美大島や沖縄本島に分布しているツクツクボウシの仲間です。

トレッキングは比地川に沿って進みます。
トレッキングは比地川に沿って進みます。
遊歩道は整備されていますが、滑りやすい場所も。
遊歩道は整備されていますが、滑りやすい場所も。
一晩だけ花が咲くサガリバナ。花びらよりおしべが立派です。
一晩だけ花が咲くサガリバナ。花びらよりおしべが立派です。
アオノクマタケランは生姜の仲間。沖縄の在来種です。
アオノクマタケランは生姜の仲間。沖縄の在来種です。
触れると葉が閉じるオジギソウは外来種。
触れると葉が閉じるオジギソウは外来種。
トレッキングは比地川に沿って進みます。
遊歩道は整備されていますが、滑りやすい場所も。
一晩だけ花が咲くサガリバナ。花びらよりおしべが立派です。
アオノクマタケランは生姜の仲間。沖縄の在来種です。
触れると葉が閉じるオジギソウは外来種。

沖縄特有の植物についても教えてもらえます。ゲートを入ってすぐの場所に立っていた木は、沖縄の方言でカラキと呼ばれるシナモン(ニッケイ)とのこと。

入り口から近い場所では、針葉樹の松が生えていますが、進めば進むほどイタジイという木に代表される広葉樹類が増えます。いずれは日陰でも大きくなる広葉樹が松の木に覆い被さるなど、森に生きる木が変化していくのだとか。本来なら沖縄には生息していなかった台湾や本州から持ち込まれた植物も見られます。

リュウキュウハグロトンボ。オスは体が青色をしています。
リュウキュウハグロトンボ。オスは体が青色をしています。
リュウキュウハグロトンボ。メスは黒い体をしています。
リュウキュウハグロトンボ。メスは黒い体をしています。
とても華奢なリュウキュウルリモントンボ。
とても華奢なリュウキュウルリモントンボ。
準絶滅危惧種のアオミオカタニシは、緑色に見えますが殻は透明なんです。
準絶滅危惧種のアオミオカタニシは、緑色に見えますが殻は透明なんです。
リュウキュウハグロトンボ。オスは体が青色をしています。
リュウキュウハグロトンボ。メスは黒い体をしています。
とても華奢なリュウキュウルリモントンボ。
準絶滅危惧種のアオミオカタニシは、緑色に見えますが殻は透明なんです。

ネイチャーガイドの嵩原さんは、ただ歩いているだけでは気付きそうにない鳥や昆虫を指さしては、すぐに名前も教えてくれます。貴重な生物を自分の目で見られるだけでなく、どんなものを食べているかなど理解も深まります。

おかげで、リュウキュウハグロトンボやリュウキュウルリモントンボなど珍しいトンボ、準絶滅危惧種のアオミオカタニシなどのほか、かわいい目をしたカエルやシリケンイモリなど沖縄の珍しい動物をいくつも写真に収めることもできました。

昭和初期から戦後間もない時期まで炭焼きをしていた跡地。周辺の木を切って、ここで炭にして売りに行っていたのだそうです。
昭和初期から戦後間もない時期まで炭焼きをしていた跡地。周辺の木を切って、ここで炭にして売りに行っていたのだそうです。
遊歩道にはそれなりにアップダウンがあります。
遊歩道にはそれなりにアップダウンがあります。
途中には吊り橋も。
途中には吊り橋も。
昭和初期から戦後間もない時期まで炭焼きをしていた跡地。周辺の木を切って、ここで炭にして売りに行っていたのだそうです。
遊歩道にはそれなりにアップダウンがあります。
途中には吊り橋も。

道の途中には、昭和初期まで近隣の人たちが利用していた炭焼きの跡を見ることもできます。また沖縄では山菜を取って食べることはあまりせず、リュウキュウチクという竹を建築に使ったり、炭を作ったりといった形で森の恵みを利用してきたとのこと。

比地大滝。
比地大滝。

比地川に沿って1時間ほど歩いた先にあるのが、目的地の比地大滝。落差約26メートルと、沖縄本島一の落差を誇ります。早起きして歩いた甲斐を感じられる景色です。

往復で2時間半ほどのツアーですが、本州とは異なる亜熱帯の山を歩く貴重な機会。リフレッシュできただけでなく、あらためて自然と人々がいかに共存していたか、そして外来種が山に入り込んでいることもわかる学びの多い時間です。

〈ザ・リッツ・カールトン沖縄〉は、その土地ならではの体験を提供することをとても大切にしているとのこと。今回体験した『ネイチャーガイドと巡る比地大滝』も出発時間が早く、一般の人よりも貴重な鳥や昆虫に出会える確率が高いよう考えられています。

せっかくの休暇を考えるなら〈ザ・リッツ・カールトン沖縄〉が提供するとっておきの体験で、より一層充実した休暇を過ごすことを候補にしてみてはいかがでしょうか?

〈ザ・リッツ・カールトン沖縄〉
■沖縄県名護市喜瀬1343-1
■0980-43-5555
公式サイト

『ネイチャーガイドと巡る比地大滝』概要
■1名あたり 9,000円、子ども6~15歳 5,300円、5歳以下 無料
 テイクアウトの朝食を含む
■午前7時45分 比地大滝管理事務所前集合
■所要時間 約3時間、行程は往復約3キロ
※小雨決行
〈ザ・リッツ・カールトン沖縄〉ゲストサービスで予約受付

野崎さおり
野崎さおり / フリーライター

「おいしいと楽しいに貪欲なフリーライター。郷土料理や外国の料理へも興味は尽きません。趣味は現代アート鑑賞とパン屋さん巡り。」

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