夏の島で、キンキンに冷えた喉越し爽快なホッピーを。 わざわざ飲みに行きたい岡山〈犬島ホッピーバー〉とは?島へのアクセス・観光情報も。 LEARN 2019.08.08

岡山といえば、瀬戸内海と島々が織りなす景観も楽しみたい。ノスタルジックなアート島「犬島」にホッピーバーが開店。船に乗って、島へホッピングしに行こう!Hanako『よくばる夏の旅2019』「島のホッピーバーへ。」よりお届け。

ホッピーをわざわざ島へ飲みに行くという贅沢。

犬島は岡山市唯一の有人島。最寄りの宝伝港からフェリーで約15分の船旅。
犬島は岡山市唯一の有人島。最寄りの宝伝港からフェリーで約15分の船旅。

犬島に個性的なバーがあると聞き、岡越え山越え、さらに風光明媚な瀬戸内海を渡りやってきた。

犬島は1時間で一周できる島。島暮らしを感じながらお散歩できる。
犬島は1時間で一周できる島。島暮らしを感じながらお散歩できる。

この島は人口約50人が暮らす小さな島。昔ながらの集落が残り、手付かずの自然が生い茂る。近年、犬島に残る銅製錬所の遺構を使った美術館・〈犬島精錬所美術館〉を中心にアートが楽しめる島として瀬戸内国際芸術祭2019の舞台のひとつにもなっている。

蒸した夏の島で、キンキンに冷えた喉越し爽快なホッピーを。

集落の古民家を改築したホッピーバー。屋根を伝い落ちる雨水を受け止める花崗岩の巨石が目印。
集落の古民家を改築したホッピーバー。屋根を伝い落ちる雨水を受け止める花崗岩の巨石が目印。

そんな犬島にある〈犬島ホッピーバー〉。その名の通り、ホッピーが主役のバーだ。しかもここはホッピー財団が手がける事業の一環として初めてオープンしたレアなお店。

犬島の風土や文化に根ざした庭。
犬島の風土や文化に根ざした庭。

〈ホッピービバレッジ〉の石渡美奈社長が島を訪れた際、犬島に恋して出店を決意。建築家の妹島和世さんデザイン監修の下で改修し、誕生した場なのだ。観光客はもちろん島民も集う場になった。

犬島レモンサワーをはじめ、近郊の農産物を使ったドリンクも日替わりで登場。
犬島レモンサワーをはじめ、近郊の農産物を使ったドリンクも日替わりで登場。
喉越し爽快なホッピーは島で飲むと何倍もおいしい。
喉越し爽快なホッピーは島で飲むと何倍もおいしい。
つまみをビーフジャーキーにして玄人感!
つまみをビーフジャーキーにして玄人感!

蒸した夏の島でキンキンに冷えたホッピーが飲めればなにもいらない。この夏、最高においしい一杯を飲むためにわざわざ犬島へ行く価値は十分にあり。

〈犬島ホッピーバー〉

全体監修および家具デザインは「犬島 ランドスケーププロジェクト」を手掛ける建築家・妹島和世さんによるもの。営業は基本的に瀬戸内国際芸術祭の期間中の金曜から日曜。芸術祭終了後も引き続き、犬島で営業予定。
■岡山県岡山市東区犬島281-1
■03-3583-8255
■14:00~21:00(日~19:00) 不定休 
■14席/禁煙

犬島を100%満喫する、おすすめスポット&アクセス。
岡山市街から直接島へ行ける「岡山京橋クルーズ」。

京橋クルーズ

岡山市の中心部・旭川河川敷の京橋から乗船し、川を下り、犬島へ行ける新航路が登場。これまでは中心部から電車や車を乗り継ぎ、港から船に乗っていたところを船だけで犬島へ。乗船時間は約1時間。片道2,000円(税込)。7月19日~8月25日に定期便が運航。※毎週火曜日は運休。
okcruise.co.jp

瀬戸内国際芸術祭2019で自然と共にある歓びを体験。

犬島 くらしの植物園 写真:井上嘉和
犬島 くらしの植物園 写真:井上嘉和

瀬戸内国際芸術祭2019は瀬戸内海の島々や港を舞台とした現代アートの祭典。夏会期が8月25日(日)まで開催中。犬島では〈犬島精錬所美術館〉をはじめ、集落の中に点在する「犬島 家プロジェクト」「犬島 くらしの植物園」が参加しており、会期外でも鑑賞可能。
setouchi-artfest.jp 
benesse-artsite.jp

Hanako『よくばる夏の旅2019』特集では、日本全国の楽しみ方を多数ご紹介しています!

HANAKO201909_001

(Hanako1174号掲載/photo : Shinpei Kato text : Asami Asai (Kokohore Japan))

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