京都の本屋さんは個性派ぞろい。「もう一つの顔を持つ本屋」4軒
2020.09.15

時間に追われない旅を。 京都の本屋さんは個性派ぞろい。「もう一つの顔を持つ本屋」4軒

スマホから流れてくる情報から少し距離を置き、ゆっくり、のんびり、本屋さんを訪ねる京都旅はいかが?個性が光る4軒、見つけました。
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1.野菜と本を通して、「うつろい」を楽しむ。〈本と野菜OyOy〉/京都・烏丸御池

〈本と野菜OyOy〉/京都・烏丸御池
烏丸御池の新しいランドマーク、〈新風館〉の中にオープン。店内にはカフェスペースがあり、野菜たっぷりのスープや手作りの豆花(トウファ)をいただける。

オーガニック野菜を取り扱う京都の〈坂ノ途中〉と〈かもめブックス〉で知られる東京の〈鷗来堂〉がコラボした新店舗。店に並ぶ3,000冊の選書を手がけるのは、スタッフの佐藤由香子さん。「スペースが限られているので、いろんな世界の入り口に立てるような本を、と選んでいます」。

〈本と野菜OyOy〉/京都・烏丸御池
京都を中心に約250軒の取引農家から届く野菜類。
〈本と野菜OyOy〉/京都・烏丸御池
佐藤由香子さんに選んでもらった4冊。江戸時代の食物の図鑑や安西水丸氏の旅エッセイなど、相談しながら選ぶ時間も楽しい。

〈本と野菜OyOy〉
■京都府京都市中京区烏丸通姉小路下ル場之町586-2 新風館1F
■075-744-1727
■11:00〜23:00 無休
■20席/禁煙

2.間口14m、奥行き2mの細長い建物が目印。〈ba hütte.〉/京都・出町柳

〈ba hütte.〉/京都・出町柳
京都を拠点に活躍する木村松本建築設計事務所が手掛けた住居兼店舗。建築好きが見学に訪れることもあるそう。

「本はすべて自分が好きで購入したもの。だから次の読み手に引き継ぐのに、オンラインではなく顔を見て売りたかった」とは、オーナーの清野郁美さん。奥の立ち飲みコーナーを作った理由は「私がお酒も好きなので(笑)」。地元の人を中心に、明るい時間から喉を潤しに訪れる人で店は活気に満ちている。

〈ba hütte.〉/京都・出町柳
クラフトビールからハイボール、ワイン、日本酒までそろう。
〈ba hütte.〉/京都・出町柳
店内には本だけでなく雑貨もあちこちに。

〈ba hütte.〉
■京都府京都市左京区山端壱町田町38
■075-746-5387
■13:00〜19:00 火水休
■禁煙

3.壁一面を覆う大きな本棚が出迎えてくれる。〈CAVA BOOKS〉/京都・出町柳

〈CAVA BOOKS〉/京都・出町柳
カフェの名前は〈出町座のソコ〉。日替わりランチからアルコール類まで、豊富なメニューでゲストに応える。

商店街の中というロケーションで映画、本、カフェがそろった複合施設〈出町座〉。その1階で展開するカフェ兼書店では、上映開始前に小腹を満たしたり、観賞後は映画に関する本を求め訪れたり、思い思いの時間を過ごすゲストが集う。棚には絵本からアートブックまで、幅広くそろう。

〈CAVA BOOKS〉/京都・出町柳
「きゅうり3種サンド」600円。
〈CAVA BOOKS〉/京都・出町柳
絵本作家tupera tuperaがイラストを手掛けたオリジナルブックカバー。

〈CAVA BOOKS〉
■京都府京都市上京区三芳町133
■075-203-9862
■10:00〜22:00台(上映時間によって変動)無休
■15席/禁煙

4.居心地抜群で長居必至。通いたくなる本屋さん。〈開風社 待賢ブックセンター〉/京都・丸太町

〈開風社 待賢ブックセンター〉/京都・丸太町
イベントの開催情報はHPで告知。

京都出身の鳥居貴彦さんが昨春、自宅の1階にオープン。「新刊と古本が半々」という店内で目を引くのは、スペースの半分を占める畳の小上がり。あまりの居心地の良さに「昼寝をしていった親子もいる」とか。また、ちゃぶ台を囲み、講師を招いて勉強会を開くなど、イベントスペースとしても活用中だ。

〈開風社 待賢ブックセンター〉/京都・丸太町
売れ行きナンバーワン(笑)」という沖縄、伊江島の手作りピーナッツ糖。奥様が沖縄出身ということもあり、沖縄にまつわる本も充実。
〈開風社 待賢ブックセンター〉/京都・丸太町
風が心地よく通り抜けるのは町家ならでは。

〈開風社 待賢ブックセンター〉
■京都府京都市上京区大宮通椹木町上ル菱屋町818
■080-3166-1385
■11:00〜19:00 日月休

プラスαの顔をもつ、個性派ニューフェイス。

ゆっくり歩くからこそ、見えてくるものもある。町の本屋さんは、まさにそれ。人々の生活にすっと溶け込み、街になじんでいるぶん、いつもであれば、目的地に向かってまっしぐら!なツーリストは見落としてしまいがち。でも実は、京都の本屋さんは個性派ぞろいだ。なので、この機会にぜひ。食にまつわる本棚の横に野菜や調味料が並ぶ〈本と野菜〉、細長い建物からお酒片手にはみ出す人でにぎわう〈ba hütte.〉。まるでタイムスリップしたかのような気分が味わえる〈開風社 待賢ブックセンター〉では不定期でイベントを開催。そう、「もう一つの顔を持つ本屋」というのが、最近オープンしたニューフェイスの共通点なのだ。その先駆けともいえるのが、2018年に映画館とカフェも一緒にオープンした〈出町座〉。購入した本をその場で読みながらちょっと一杯、の心地よさをここで知った人も多い。時間に追われない旅ならではの、〝やりたいことリスト〞に加えたい。

(Hanako1188号掲載/photo:Noriko Yoshimura, Yoshiko Watanabe (Demachiza)text:Yoshie Chokki)

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