”ここにしかない”名物モンブランも。 京都で食べたい“看板ケーキ”4選。カフェインスタグラマーが注目カフェを巡る! FOOD 2020.06.29

観光地として絶大な人気を誇る古都・京都。京都には、地元ならではの繊細で美しいケーキを味わえるカフェがたくさんありました。今回は、いつもどこかのカフェで過ごしているという、インスタグラマーきょんさんがセレクトしたカフェをご紹介します。

1.”ここにしかない”名物モンブランを求めて。〈Sweets Cafe KYOTO KEIZO〉

日常的風景が流れる三条会商店街内で、ひときわ目を引く開店を待つ人の列が。列の先にはあるのは、商標登録を得た"10分モンブラン”が食べられるカフェ〈Sweets Cafe KYOTO KEIZO〉。名物モンブラン以外にも、季節ならではの限定創作メニューも登場。期待値をさらに超えてくるスイーツの数々をご覧あれ!

看板スイーツであるこちらの10分モンブラン、なにがどう10分なのかというと、このモンブランに与えられた賞味期限が”10分”だから。手元に届いたその瞬間から、時間が経過するのと同時に食感も刻一刻と変化する、いわば命を宿したモンブランなのです。国産和栗の奥ゆかしい甘みと口内で”サクッ”と響き渡るメレンゲの食感を有り難く味わって。

〈Sweets Cafe KYOTO KEIZO〉
■京都市中京区御供町293
■10:30~18:30(18:00 L.O)月休(祝日の場合は営業・翌火休)

2.錦糸モンブランの専門店へ。和栗が描く美味の新境地。〈丹波くり・和栗専門 紗織〉

目の前には鴨川を臨む好立地。二階にも席があり、自然光が生み出す陰影がgood。丹波地方で生まれ育った最高級丹波くりのみを使用して作る錦糸モンブランを、和三盆&サトウキビから作られたサクッと食感のメレンゲと合わせる珠玉の逸品。

オリジナルの絞り機を使い、絹のように繊細な1mmの錦糸モンブランを生み出すその瞬間は、延々と眺めていたくなるほどに美しいのです。他にはない、栗だからこそ表現できる淡い甘さに尊さすら感じます。国産和栗を使用した「絽」も合わせてチェック。

「和栗と季節の果物タルト」2,000円(税別)
「和栗と季節の果物タルト」2,000円(税別)

「紗織」やパフェに合わせていたような糸状の錦糸とは異なり、タルトには花弁スタイルの栗クリームが添えられることで、タルトとは思えない優美な姿に。10月中は長野県産の黄桃が添えられており、香ばしい自家製タルトの食感、黄桃の瑞々しい味わい、そして栗のきめ細かい甘さ、それぞれが一体となった幸せフレーバー。

〈丹波くり・和栗専門 紗織〉
■京都府京都市下京区木屋町通高辻上る泉泉屋町170番1
■10:00〜18:00(17:30 L.O)不定休
■Instagram:@wagurisenmon.saori

3.個性派ミルフィーユとの美味しい出会い。アートなスイーツを求めて〈piu cafe〉

そのお店にしかない"何か"は、足を運びたくなるきっかけを与えてくれますよね。今回ご紹介する〈piu cafe〉さんで提供される独自の進化を遂げたミルフィーユは、まさにそのきっかけを与えてくれる、写真とお腹に収めたくなること間違いなしの唯一無二な存在でした。

重ねたパイ生地の上に、丸っとした桃をどーっん!と乗せた、アーティスティックなミルフィーユ。アート作品として美術館に展示されていても違和感なく溶け込めそう存在感は、写真に収めたくなること必然。しかも、見た目だけでなく、瑞々しい桃とパリサク食感のパイ生地が織りなす口福たる味わいは、お腹に収めたくなること必至!食べると同時に喉を潤してくれる桃にも感謝を。

ミルフィーユのほかにもタルトやシフォンケーキなどスイーツメニューは数多くあり、中でもぜひ一度食べていただきたいのはチーズケーキ!シンプルに食べたいならベイクド、味わいや食感に変化球を求めたい方は「りんごとクランブルのチーズケーキ」を。りんごの風味がふわっと触れるとともに、クランブル生地の香ばしい歯ざわりが絶妙なアクセントに。

〈piu cafe(ピウカフェ)〉
■京都府京都市北区大将軍西町131 KNOBビル 1F
■11:00〜19:00(9月まで)火休
■Instagram:@/piu_cafe

4.いちごを使った贅沢スイーツが並ぶ!京都の中心にあるいちごスイーツ専門店〈maison de frouge〉

一年を通して苺のお菓子と出会うことができるお店〈maison de frouge〉は京都の中心街・烏丸エリアにあります。視界に映るのは、主役である苺たちを生かした美しいスイーツたちの数々。ここを訪れれば、苺が持つポテンシャルの高さに改めて気づかされることが多々あるでしょう。

ショーケースには美しく並ぶ苺スイーツの姿が。特有のフォルムにときめきを感じるミルフィーユ。はじめてこの姿を見たとき、目をしばらく離すことができませんでした。まずは、添えられたハサミを使ってリボンのテープカットを執り行い、フィルムをそっと外していただきます。下層と上層にパイ生地、中間層にチョコレートを敷き、その中に苺、木苺、カスタードクリームやムースなどを閉じ込めた逸品。食べる前から食べ終える最後の瞬間までずっと楽しめる、苺スイーツ界のエンターテイナーです。

「苺とベリーのムース」630円
「苺とベリーのムース」630円

本体並みに大きな苺を丸ごと一粒ドンっと乗せ、同時に無重力かのごとく軽い口当たりも楽しめるという贅沢ケーキ。果肉そのままの味わいと、トロトロと解けていく優しい甘さとの絶妙なバランスが生み出す一体感は、余韻も格別です。

日常生活の中で、苺と出会う機会は多くある。けど、こうやってじっくりと向き合える時間ってそうそうない気がするのです。しかもそれが一年中、いつ訪れても体験できるというのですから。また、使用される苺は季節によって異なるので、同じスイーツであってもまた違った味わいが楽しめちゃうのです!そう、まさにここは、苺と苺を求める人とを繋ぐ、架け橋となってくれるお店です。

〈maison de frouge〉
■京都市中京区 東洞院通三条下ル三文字町201
■11:00〜19:00 月休(祝日の場合は営業、翌日休み)
■Instagram:@maison_de_frouge

(photo&text:Kyonn)

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