IMG_3749_atari

木のぬくもりと、自然派インテリアに包まれる。 こだわりの宿。丹後半島の端・久美浜湾に面したコテージスタイルのホテル〈waterside cottage Heron〉へ。 Learn 2018.04.04

デザインを学ぶ傍ら、自らもバッグのブランドを立ち上げた、ハナコラボメンバーでもある安藤さん。デザイン学校の卒業記念に、有名ショップの元ディレクターが作った宿〈ヘロン〉への旅のレポートをお願いしました。

有名ショップの元ディレクターが作った宿〈waterside cottage Heron〉

〈ヘロン〉の建物は木造。部屋は全部で2室、部屋とカフェの棟は廊下で分かれている。
〈ヘロン〉の建物は木造。部屋は全部で2室、部屋とカフェの棟は廊下で分かれている。

京都市内から車で2時間半、〈waterside cottage Heron〉に到着した。大きな椎の木とガラガラと開ける木製のゲート。イングランドの田舎の家に来た気分だ。〈ヘロン〉は人気ショップ〈ビショップ〉でディレクターとして活躍した須田悦子さんが心機一転、始めた宿。限られた予算で、できることは自分たちで作り上げたそうだ。桂離宮の整備などを担当する名工務店の〈安やす井い杢もく〉に協力をあおぎ、スタッフと共に室内の漆喰の壁を塗り、川を望むテラスの石畳は模造紙を置きながら須田さんが並べ方を考えた。インテリアは須田セレクトでヨーロッパに民芸がミックスアレンジされている。

Shop

IMG_4140_atari

カフェスペースはショップも併設。オーナーの須田さんが選び抜いたプロダクトが並ぶ。リネン、器、衣類からオリジナルジャム、調味料まで質の高い日用品がいっぱい。

「モノが好きですね。いいと聞いたら自分で試してみないと気が済まない。ここで使うもの、売るものは納得しておすすめできるもの」とオーナーの須田さん。

Room

IMG_5201_atari

久美浜湾から分かれる小さな川ぞいに佇む〈ヘロン〉。かぶと山と穏やかな海を眺めて過ごせる絶景の宿。インテリアは白木と白の漆喰を基調としたシンプルスタイルだ。

Meals

IMG_5277_atari
Break fast
Break fast

海・山の幸に恵まれた久美浜。水揚げされた魚から近くの牧場で作られたチーズまで素材の宝庫だ。朝食は地卵と近所の牧場の牛乳で作ったフレンチトーストに露地のフルーツを添えて(宿泊代に含まれる)。

Tea Time
Tea Time

カフェはアンティークの椅子が配され、パチパチと音を立てる暖炉のあるフロアを制服であるクルーセーター姿のスタッフが行き交う。本日のスイーツは濃い卵色のヴィクトリアケーキ(540円)…。物語のような世界が広がる。

IMG_4953_atari
Dinner
Dinner

お待ちかねの夕食は、季節のパエリア(この日は久美浜湾のかきと魚介、写真は4人前)とかきを使った温かい前菜。心づくしのお料理。さあ、いただきましょうか。

Vessel

IMG_5376_atari

須田さんが長きにわたって集めた器が惜しみなく使われることも〈ヘロン〉の魅力。写真はイタリアの作家クリスチャンヌ・ペロション作。ヨーグルトにレモンと蜂蜜を添えてサーブ。

And...

IMG_4395_atari

日に3度、久美浜湾からカモがやってきたら餌タイム。最初は1羽だったのが、今は20羽も。〈ヘロン〉のアイドルだ。丸々と太ったカモはデコイの置物のよう。名前も付けられている。

「お客様には地元の素材で食事を召し上がって、自然を満喫していただきたい。デザインはあくまでも快適な滞在をお手伝いするツールです」という須田さんは〈ヘロン〉オープン後も備品をあれこれとアップデート。目標は、自分の好きなモノをスーツケース1個に厳選することだそうだが、彼女のモノ選びの旅はまだまだ続きそうだ。

〈waterside cottage Heron〉/京都・久美浜
■京都府京丹後市久美浜町2983-1
■TEL10772-82-0101  
■IN/15:30 OUT/11:00 全2室 
■ツインルーム2人利用スタンダードプラン(朝・夕食込み)1人25,000円(税・サ別) ※料金は時期により異なる場合もあり。

(Hanako1152号P72.73掲載:photo : Kunihiro Fukumori styling : Mari Nagasaka model : Momoka Ando)

Videos

Pick Up

記事4_top_1Peachで行く、奄美大島 (直行便!) の旅④ | カヌーで巡るマングローブ原生林、海が青すぎる展望台…世界自然遺産を体感!絶滅危惧種を含むユニークな動植物が数多く生息する鹿児島県の奄美大島。奄美群島のひとつである徳之島、沖縄島北部、西表島とともに2021年に世界自然遺産に登録され、海外からも熱い視線が集まっています。 サンゴを育む奄美ブルーの海と白砂がまぶしいビーチ、アマミノクロウサギをはじめとする天然記念物も暮らす亜熱帯の森やマングローブの原生林。地球の宝ともいえる、奄美ならではの美しい自然を味わってみませんか? 奄美大島は「アクセスが良くない」というイメージもありますが、LCCのPeachが運航する直行便なら、成田空港から約3時間、関西空港から約2時間。そして時期によっては片道4,990円からとリーズナブル! “遠い楽園”が身近になるPeachの直行便で奄美大島2泊3日の旅に出たのは、ハナコラボパートナーである藤井茉莉花さん。今回は美しい海岸と展望台、マングローブの森でのカヌーツアーを体験した絶景&アクティビティ編をお届けします。 ※奄美群島のアクティビティの情報は、「あまみシマ博覧会」のサイトでも探せます。 https://www.amami-shimahaku.com/ 公式サイトはこちらTravel 2023.03.22 PR
お散歩がてら“おいしい”を満喫!東京・町田のレトロなグルメスポット5選お散歩がてら“おいしい”を満喫!東京・町田のレトロなグルメスポット5選いま最も注目を集めるスポット・町田。活気あふれる商店街を始め、地元の人に愛される洋食店、100年以上続く名店など、気になるお店が盛りだくさんなんです。そこで、今回は“レトロ”をキーワードに、いま行くべきグルメスポットを厳選。次の休日、きっと町田に行きたくなる!(PR/町田市)Food 2023.03.22 PR
SPpeachPeachで行く、奄美大島 (直行便!) の旅。2021年に世界自然遺産に登録された鹿児島県の奄美大島。一年を通して比較的温暖で豊かな森も美しい海も楽しめ、旅先に選ぶ人が増えています。 簡単におさらいしておくと、奄美大島は鹿児島本土と沖縄の間の洋上に浮かぶ離島。加計呂麻島や徳之島、沖永良部島など周辺の島々を合わせて奄美群島と呼び、フェリーや飛行機を使って群島ホッピングも可能です。 そんな奄美大島、いざ行くとなると「アクセスが良くなさそう」「航空券も高くなるのでは」と心配の声が聞こえてきますが…。大丈夫です! 日本のLCCを代表するPeachなら、奄美への直行便があるのです。成田空港から約3時間、関西空港から約2時間、そして(時期にもよりますが)片道4990円からとリーズナブル。これは、躊躇していたら損!Travel 2023.02.28 PR
サントリーvol3SP文筆家・塩谷舞による「今日、サントリーホールで。」Vol.3「何か豊かなものに触れて気持ちを切り替えたい。美術館で何かいい展示してないかな、映画館は……」。そんな日常の選択肢に加えて欲しいのが「コンサートホール」。クラシックといって構える必要はありません。純粋に音を楽しむのはもちろん、目を閉じてゆっくりと息を吸いながら、最近の自分のことを振り返ったり、あるいは遠くの場所や知人のことを思い出したり。ホールを出るころには心と体がふわっと軽くなる。文筆家・塩谷舞がサントリーホールで体験して綴る、「コンサートホールのある日常」。Learn 2023.02.28 PR
サントリーホールのオルガンは、オーストリアのリーガー社謹製。職人たちが1年がかりで手作業で作ったパイプをはるばる船で運び、半年かけて設置したのだとか。文筆家・塩谷舞による「今日、サントリーホールで。」Vol.2「何か豊かなものに触れて気持ちを切り替えたい。美術館で何かいい展示してないかな、映画館は……」。そんな日常の選択肢に加えて欲しいのが「コンサートホール」。クラシックといって構える必要はありません。純粋に音を楽しむのはもちろん、目を閉じてゆっくりと息を吸いながら、最近の自分のことを振り返ったり、あるいは遠くの場所や知人のことを思い出したり。ホールを出るころには心と体がふわっと軽くなる。文筆家・塩谷舞がサントリーホールで体験して綴る、「コンサートホールのある日常」。Learn 2023.01.27 PR
記事3_top_1Peachで行く、奄美大島 (直行便!) の旅③ | 絶景サンセットから、夜の森でアマミノクロウサギに遭遇!絶滅危惧種を含むユニークな動植物が数多く生息する鹿児島県の奄美大島。奄美群島のひとつである徳之島、沖縄島北部、西表島とともに2021年に世界自然遺産に登録され、海外からも熱い視線が集まっています。 サンゴを育む奄美ブルーの海と白砂がまぶしいビーチ、アマミノクロウサギをはじめとする天然記念物も暮らす亜熱帯の森やマングローブの原生林。地球の宝ともいえる、奄美ならではの美しい自然を味わってみませんか? 奄美大島は「アクセスが良くない」というイメージもありますが、LCCのPeachが運航する直行便なら、成田空港から約3時間、関西空港から約2時間。そして時期によっては片道4,990円からとリーズナブル! “遠い楽園”が身近になるPeachの直行便で奄美大島2泊3日の旅に出たのは、ハナコラボパートナーであるフォトグラファーのもろんのんさん。今回はサンセットの名所と森のナイトツアーを体験した絶景&アクティビティ編をお届けします。 公式サイトはこちらTravel 2023.03.14 PR
記事2_top_1Peachで行く、奄美大島 (直行便!) の旅② | とれたての海鮮丼から、島唄居酒屋で歌って踊って!?2021年に世界自然遺産に登録された鹿児島県の奄美大島。一年を通して比較的温暖で、豊かな森も美しい海も楽しめ、「沖縄より混雑していない」ことでも注目されて、旅先に選ぶ人が増えています。 簡単におさらいしておくと、奄美大島は鹿児島本土と沖縄の間の洋上に浮かぶ離島。加計呂麻島や徳之島、沖永良部島など周辺の島々を合わせて奄美群島と呼び、フェリーや飛行機を使って群島ホッピングも可能です。 そんな奄美大島、いざ行くとなると「アクセスが良くなさそう」「航空券も高いのでは」と心配の声が聞こえてきますが…。大丈夫です!日本のLCCを代表するPeachなら奄美への直行便があるのです。成田空港から約3時間、関西空港から約2時間、そして(時期にもよりますが)片道4,990円からとリーズナブル。これは、躊躇していたら損! そこで、ハナコラボ パートナーである藤井茉莉花さんが奄美大島2泊3日の旅へ。 奄美に魅せられて移住し、現在は多拠点でライターや通訳士として活動する藤原志帆さん(https://enjoy-amami.com/)に教わったおすすめスポットをまわります。 今回は海鮮丼、島唄割烹、お土産のセレクトショップなど、グルメ&お買い物編をお届けします。 公式サイトはこちらTravel 2023.03.07 PR
記事1_top_1Peachで行く、奄美大島 (直行便!) の旅① | 島とうふにスパイスカレー、超地元スーパーでおかいもの。2021年に世界自然遺産に登録された鹿児島県の奄美大島。一年を通して比較的温暖で、豊かな森も美しい海も楽しめ、旅先に選ぶ人が増えています。 簡単におさらいしておくと、奄美大島は鹿児島本土と沖縄の間の洋上に浮かぶ離島。加計呂麻島(かけろまじま)や徳之島(とくのしま)、沖永良部島(おきのえらぶじま)など周辺の島々を合わせて奄美群島と呼び、フェリーや飛行機を使って群島ホッピングも可能です。 そんな奄美大島、いざ行くとなると「アクセスが良くなさそう」「航空券も高いのでは」と心配する声が聞こえてきますが…大丈夫です! 日本のLCCを代表するPeachなら、奄美への直行便があるのです。成田空港から約3時間、関西空港から約2時間、そして(時期にもよりますが)片道4990円からとリーズナブル。これは、躊躇していたら損! そこで、ハナコラボ パートナーでフォトグラファーでもあるもろんのんさんが奄美大島2泊3日の旅へ。 奄美に魅せられて移住し、現在は多拠点でライターや通訳士として活動する藤原志帆さん(https://enjoy-amami.com/)に教わったおすすめスポットをまわります。 まずは、島とうふの定食にスパイスカレー、超地元スーパーでショッピングなど、グルメ&お買い物編をお届けします。公式サイトはこちらTravel 2023.02.28 PR