ハナコラボ日記/前田紀至子のいつかの旅のはなし 第7回 その歴史は明治から!富士屋ホテルで堪能する正統派ロマンティック。 LEARN 2018.02.04

日々国内外を旅している前田紀至子による、週末旅から長期旅行まで淑女らしく旅を愉しむためのトラベルガイド。今回は、一度は泊まってみたい、憧れの富士屋ホテルで1泊2日の箱根旅へ行ってきました。

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富士屋ホテルといえば、美しいものを愛する目の肥えた女性たちから絶大なる支持を得ているクラシックホテル。130余年の歴史を堪能すべく、いざ箱根へ!

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表参道から出ている特急ロマンスカーなら、乗り換えなしで箱根湯本まで直行!

朝ごはんを食べて美しい景色を眺めていると、あっという間に到着です。

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ホテルの敷地内に足を踏み入れると、可愛らしい雪だるまが歓迎してくれました。大雪の直後の嬉しいサプライズ。スタッフの方々による温かくも可愛らしい企みに、宿泊への期待も高まります。

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元々は正面玄関だったという回転扉。羽を広げた白い鳳凰の彫刻など、見れば見るほど素敵な佇まいにうっとり。

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まずは、メインダイニングの〈ザ・フジヤ〉で昼食を。この季節に嬉しいオニオングラタンスープは、こっくりとした、深みのある甘めの味わい。身体の芯から温まるおいしさは必食。

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メインダイニングでデザートまで堪能したら、お部屋でひと休み。それぞれに花の名が付けられた花御殿は、果てしなく乙女心をくすぐる空間。

花御殿の1階に位置する、花御殿スイート〈ばら〉は、窓からは宮ノ下の町並みや箱根の大自然が一望できる上、お部屋の絨毯やドアには薔薇が描かれていて、舞い上がりそうなほど幸せな気持ちに。

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お部屋のお風呂には、宮ノ下の天然温泉が引かれているという贅沢さ。極上のプライベートバスタイムで、心も体も幸せ最高潮に。

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花御殿は、お部屋のドアにそれぞれの花の絵が描かれているのも醍醐味の一つ。私は時計草の儚げながら耽美な雰囲気がお気に入りでした。

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ティータイムを兼ねて、少し館内の散策を。エントランスの龍の彫刻や赤い階段のエキゾティックさは、海外の方ならずともたまらない!

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ティーラウンジ〈オーキッド〉では、移りゆく四季の景色と日本庭園を眺めながら絶品スイーツを。運が良ければ、ジョン・レノンがお茶を飲んだ席に座れることも。

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窓から澄み渡った光が差し込む階段は、ウェディングフォトでも大人気のフォトジェニックさ。

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真っ直ぐ伸びた廊下も、思わずシャッターを押したくなる場所の一つ。赤い絨毯と窓や木目のコントラストが素晴らしく、まるで明治時代にタイムスリップしたかのような不思議な気持ちに。

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富士屋ホテルの隅々まで感動したら、ついつい富士屋ホテルグッズを色々と買い込みたくなるもの。フロント横の〈ピコット〉では、人気のレトルトカレーやドレッシング、クッキーの他、ベルスタッフの制服を着たテディベアやホテル内のモチーフをデザインした手ぬぐいなど、センスの良いアイテムが盛りだくさん。思わず、お財布の紐がゆるんでしまいそう。

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夕食後は、オーセンティックなクラシックバー、〈ヴィクトリア〉で一杯。ウイスキーエキスパートが厳選したモルトウイスキー群を前にすると、興奮せずにはいられません!

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ホスピタリティとクラシックな魅力が詰まった富士屋ホテルでの滞在はあっという間に時間が過ぎてしまうもの。できることならば、数日間ゆっくりと過ごしたいと思うほどでした。

箱根で過ごした濃厚で幸福な1泊2日間。夫婦や女子旅、家族など、どんな泊まり方でも最高の時間が過ごせること間違いなしの富士屋ホテルですが、4月1日から2020年まで、耐震補強工事や客室の改装、温浴施設の増設のために休館となるのだとか。

3月の週末は埋まってきているようですが、平日はまだ予約が取れるとのことなので、今のうちにぜひ一度泊まりに行ってみてはいかが?

今回の旅の場所〈富士屋ホテル〉

〈富士屋ホテル〉
■神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下359
■TEL 0460-82-2211(受付時間 9:00 ~ 20:00)
■FAX 0460-82-2210
■チェックイン/アウト 15:00/11:00
詳細はホテルHPからご確認ください。
HPはこちら(http://www.fujiyahotel.jp

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