推し活が温活に? 気軽にできる意外な温活アクション4選

推し活が温活に? 気軽にできる意外な温活アクション4選
LIFEHACK JOURNAL no.38
推し活が温活に? 気軽にできる意外な温活アクション4選
HEALTH 2026.10.15
女性の約7割が抱える「冷え」は、夏の終わりに深刻化。猛暑を乗り切っても、実は体の中は冷えた状態になっているという。そんな時こそ、秋に向けた温活で冷え知らずの体へシフトチェンジしていこう。
illustration_Yusuke Itoh text_Ami Hanashima
教えていただきました
正木民子
正木民子
鍼灸師、正木治療院院長

まさき・たみこ/愛知県内の外科クリニックリハビリ室勤務を経て、2003年に名古屋市に女性専門鍼灸院〈正木治療院〉を開業。健康や美容に悩む女性と向き合い、これまで3万人以上を施術。

1. 残暑と「冷え」の関係性について知る。

温活をより実りあるものにするために。冷えにまつわる基礎知識やメカニズム、残暑特有の隠れた冷えの正体まで総ざらい。

「冷えは万病のもと」の言葉どおり、放置すると不調の連鎖を引き起こすという。「日本の気候は夏と冬が長い二季化が進み、体を慣らす移行期である春や秋は短い傾向。冷えを感じやすい人ほど、一年の体調を左右する残暑の冷えとりは重要です」(正木民子さん、以下同)

冷えで自律神経は大忙し。

では、冷えを放っておくと体の中ではどんなことが起きてしまうのだろうか。

「体調を整える司令塔の自律神経が、平熱の36〜37度に戻そうと必死に働き始めます。体温調節のために過剰に動くことで疲労が抜けず、〝なんとなく不調〞が蓄積していくのです。さらに東洋医学において、老化の始まりとされる42歳前後は環境の変化や社会的ストレス、更年期などが重なり、自律神経が乱れやすい時期。そこに冷えによる負荷がかかると消化不良や月経不順、免疫機能の低下など影響は大きくなるばかりです。冷えを次の季節まで持ち越さないように、自分の体温や体の状態を見直すことから始めてみましょう」

冷えとり温活大全
冷えとり温活大全

東洋医学をベースに、女性特有の不調に通底する症状「冷え」に負けない体質を目指す一冊。日常から手軽に実践できるアクションで、“なんとなく”不調を解消する温活法が満載。1,980円(三笠書房)

2. 放置すると大変なことに。冷えが起こすトラブル。

冷えからのダメージは千差万別。初期のかすかな兆候から、女性特有の症状までしっかり目を向けたい。

温活イメージイラスト

「自律神経の乱れ」

体を活発に動かす交感神経、睡眠中やリラックスする時に優位になる副交感神経のバランスが乱れ、ストレスや疲労感が溜まりやすい。

「 肌、髪、爪へのダメージ 」

血流の巡りが悪くなり必要な栄養が届きにくくなる。顔のくすみやクマが目立つ、抜け毛が増える、爪が割れやすいなどの症状がある。

「代謝が落ちる」

呼吸、心拍など人間の生命維持に最低限必要なエネルギーとなる基礎代謝が低下。脂肪も燃えにくくなり、太りやすく痩せにくい体に。

「胃や腸が不調」

食べ物を消化・吸収する働きが弱まり、内臓機能の働きにも影響が出やすい。主に消化不良や胃もたれ、便秘などを引き起こす。

「生理不順」

子宮や卵巣の血流が滞り、女性ホルモンのバランスにも影響。重い生理痛、経血量の変化などに加え、排卵が遅れて生理周期も不安定に。

3. 意外と知らない冷えの6種。

東洋医学で提唱している冷えの種類。冷え方が違えば温活のアプローチも変わるはず。まずは自分のタイプを知ることから始めよう。

1. 末端冷えタイプ

手や足の先による冷え。皮膚が薄く血管が細いため日常で気づきやすいが、ストレスや自律神経の乱れの影響を一番受けやすい。

2. 下半身冷えタイプ

残暑で汗をかきたくないなど、運動不足により下半身の筋肉量が低下。腰、お尻、太ももが冷たい、足がむくみやすいなどの症状がある。

3. 内臓冷えタイプ

冷たい飲食物の過剰摂取、過労やストレスによる血行不良で胃腸が冷えてしまうこと。体の内側なので自覚しにくく見過ごされやすい。

4. 全身冷えタイプ

朝起きると全身が冷たい、体温が35度台になりやすいなど、慢性的な体の冷えを指す。自律神経の乱れや筋肉不足で引き起こされる。

5. 巡り冷えタイプ

気温差に弱く、体温調節が苦手なので日によって顔や体が火照りやすい、冷えやすいと安定しないのが特徴。頭痛や肩こりも多い。

6. 部分冷えタイプ

肩、首、腰の特定部分が冷え、こりや痛みを感じるケース。デスクワークなど長時間同じ姿勢を繰り返すことによる血行不良が主な原因。

4. 温活の3ステップを覚えよう。

冷えた部分を温めるだけの対策は、一時しのぎに過ぎない。冷えない体をつくる体質改善こそ、いま知っておきたい温活における新常識!

自分の力で熱を生み出せる〝発熱体質〞になることこそ、温活の理想形だという。

「いくら体を温めても、自分で熱をコントロールする力が弱いと、その効果は持続しません。発熱体質になるためには、熱を作る〜流す〜保つの温活ステップが非常に大切です。この3つのバランスが機能して、初めて冷えない体が手に入ります。残暑の時季は熱を作る、流すを重点的に。寒い時季に入ったら、熱を保つことも意識しましょう。特別なことをしなくても、日常のちょっとした動作から体を温める力に結びつけることができます」

How to 温活

筋肉・内臓・脳を動かし、三大熱源を作る。

全身の約7割の熱を生む筋肉は、特に太ももやお尻といった大きい筋肉を動かすと効果的。朝昼晩の丁寧な食事でしっかり内臓の働きを促し、笑う、夢中になるなど感情の揺れで脳を活性化させよう。

「ゆるめる・ためない・感じる」で熱を全身に流す。

肩の力を抜いて深呼吸、時には弱音を吐いてみる、入眠前のデジタルデトックスなど体をゆるませる習慣づくりを。筋肉と神経のオン・オフを体に覚えさせることで熱の通り道を確保し巡りをよくさせる。

加温・保温で全身に巡った熱を保つ。

湯たんぽで熱を加え、腹巻きやレッグウォーマーで巡った熱を保つなど、アイテムも活用して熱を逃がさない工夫を。特に、三首(首・手首・足首)や体幹ゾーン(お腹・腰・背中)は優先的にガード。

5. こんなことも、温活です。

泣いてすっきり、推しにときめくといった興奮や感動で熱くなることも、実は温活への近道。意外なアクションからも最高の温もりケアを手に入れて。

1. 肉食女子になる。

温活イメージイラスト

焼肉は香ばしい匂いや旨みで脳を癒し、適度な脂質の摂取で体内燃焼力を引き上げる絶好の温活フード。赤身肉中心によく咀嚼して味わおう。

2. 100均で爆買いする。

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予算を決め宝探し感覚で。店内を歩き回る&上下運動で下半身の筋肉が働き、使い方や置き場所を想像するワクワク感から自律神経も整う。

3. 涙活をする。

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思いきり泣くと呼吸や表情筋、涙腺がフル稼働で体の熱やストレスを放出。副交感神経が高まり、デトックス状態になることで熱生産も活発化。

4. 推し活をする。

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推しにときめく高揚感やライブでの熱狂は、脳のドーパミン系や交感神経を刺激。準備から観賞後の談笑まで、体に熱を生むトリガーになる。

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