【京都】どら焼き、松露、最中など。絶対に食べたいあんこ菓子4選

【京都】どら焼き、松露、最中など。絶対に食べたいあんこ菓子4選
【京都】どら焼き、松露、最中など。絶対に食べたいあんこ菓子4選
FOOD 2026.10.15
あんこ好きにとって京都はパラダイス! こしあん、粒あんなどの種類違いだけでなく、甘さや食感が異なるあん菓子がよりどりみどり。京都人の山本稔子さんが愛する定番中の定番を教えてもらいました。
photo_Elephant Taka, Yuko Shimada, Yoshiki Okamoto text_Akiko Kobayashi
教えていただきました
山本稔子
パティシエール

やまもと・としこ/東京・代官山〈イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ〉で製菓を学ぶ。〈シトロン・シュクレ〉を開業し、現在は菓子教室〈シトロン〉を主宰。スイーツとお酒をこよなく愛する。

1. 丸めずに纏める、儚き白あんの菓子。〈御倉屋〉の「夕ばえ」

丸めずに纏める、儚き白あんの菓子。〈御倉屋〉の「夕ばえ」
「夕ばえ」の命名者は『広辞苑』の編者である新村出(しんむらいずる)。1個324円、10個入り3,348円。

“他店にない菓子”を常に心掛けていた後藤常三さんが1947年に創業した和菓子店。代表銘菓のひとつが「夕ばえ」だ。いんげん豆の一種で、クセのない大手亡豆に砂糖、ハチミツなどを合わせて作るこしあんを、丸めないように注意しながらふんわり纏め、こんがり焼いている。「手で持つだけでも崩れてしまう柔らかさ、儚い口どけが唯一無二。自分のご褒美用に求めています」(山本さん、以下同。)

information
御倉屋
御倉屋

住所:京都府京都市北区紫竹北大門町78
TEL:075-492-5948
営業時間:9:00~18:00
定休日:毎月1・15日休、不定休あり
Instagram:@mikuraya1947

店舗は数寄屋造の名工の作。黒糖をボーロに絡めた焼菓子「旅奴」と「夕ばえ」は取り寄せ可。

2. 和菓子職人が作るどら焼きは季節限定も。〈どらやき亥ノメ〉の「どら焼き」

和菓子職人が作るどら焼きは季節限定も。〈どらやき亥ノメ〉の「どら焼き」
右から、あずき303円、青えんどうバター346円、白小豆と虎豆346円。

ふっくら焼き上げた生地に挟むのは、甘さを控えて素材それぞれの風味を生かす様々なあんこ。その顔ぶれは、貴重な大粒品種で炊く粒あんから青えんどう豆とバター、最高級の白小豆と虎豆を使う白あんと、実に多彩。焼きリンゴ、栗尽くしなどの季節限定も合わせて、常に7~9種のどら焼きが並ぶ。「どら焼きの概念を変えてくれた存在です」。店頭には団子類もラインナップ。

information
どらやき亥ノメ
どらやき亥ノメ

住所:京都府京都市北区大将軍西鷹司町23-31
TEL:なし
営業時間:11:00~16:00
定休日:日~木休
Instagram:@dorayaki.inome

どら焼きは地方発送も可能。店主の大塚英晃さんは京都の〈中村軒〉などで修業を積み、2018年に独立。

3. 現代の名工が手掛けるかわいい和菓子。〈二条駿河屋〉の「松露」

現代の名工が手掛けるかわいい和菓子。〈二条駿河屋〉の「松露」
「粒あんで作る松露はめずらしいそうです」と甲さん。16個入り2,350円~。

日本のトリュフとも称される球状のキノコに似ていることからその名がつけられた「松露」は、香り高い丹波大納言小豆で作る粒あんに糖蜜をかけたひと口サイズの和菓子。茶道の家元好みであることも知られているが「実は深煎りのコーヒーにも合うんです」。千代紙と和紙でできた小箱に行儀良く並べられ、季節ごとに内容が変わる干菓子が添えられる様は何とも優雅。

information
二条駿河屋
二条駿河屋

住所:京都府京都市中京区二条通新町東入ル大恩寺町241
TEL:075-231-4633
営業時間:9:00~19:00
定休日:日祝休

献上菓子で知られる〈駿河屋〉の暖簾(のれん)分けで1934年に創業。「松露」の日持ちは10日。

4. “種”と呼ばれる最中の皮を焼き続けて。〈種嘉商店〉の「種実」

“種”と呼ばれる最中の皮を焼き続けて。〈種嘉商店〉の「種実」
上から、落花生(ぴーなっつ)、扁桃(あーもんど)、胡桃(くるみ)。種はそれぞれのナッツを模したオリジナルの型で焼いている。各250円。店内には種の焼型がずらり。

1947年の創業以来、和菓子屋を支える存在として最中の種を焼き続けてきた専門店。2020年、自家製のナッツペーストやキャラメリゼしたくるみ入りの最中「種実」を販売する直営店を3代目がオープンさせた。「砕いたナッツが練り込まれた種が香ばしくて。食べ切りサイズなのも気に入っています」。甘さ控えめ、トロッとなめらかな粒あんは京都の〈今村製餡所〉に特注。

information
種嘉商店
種嘉商店

住所:京都府京都市中京区車屋町通二条下ル仁王門突抜町317
TEL:075-201-3016
営業時間:11:00~17:00
定休日:木金土休
席数:10席
Instagram:@taneka.monaka

店舗の奥は工房。今も卸し用の最中種を製造している。

Videos

Pick Up