この夏は八重山へ出かけよう! 島料理の人気店&バーで夜の石垣島を味わう。 FOOD 2023.07.16

沖縄本島から南西へ約400km。石垣島をはじめ大小32の島々から成る八重山諸島は、雄大な自然と、独自の伝統文化を持つ、季節を問わない注目のデスティネーション。島ごとに異なる個性があり、アイランドホッピングするのも楽しい。目覚めた瞬間から一日中楽しめる、島ならではの朝、昼、晩ごはん。夜は、地元の人から評判の人気店へ。一日のラストはバーで乾杯。海で遊んで、島グルメに舌鼓を打って、お土産を買って。この夏は八重山へ出かけよう!

石垣島でしか味わえない、島ならではの料理&時間。 1.〈舟蔵の里〉約3,000坪の敷地に八重山の里を再現。

あかようら懐石4,620円。ぐるくん唐揚げ、ラフテー、こーじゅしーなど、八重山の味が一堂に。
あかようら懐石4,620円。ぐるくん唐揚げ、ラフテー、こーじゅしーなど、八重山の味が一堂に。

築100年を超える赤瓦の琉球古民家を移築して、食事処、茶房、ギャラリーに。郷土料理棟で味わえるのは、伝統的な島料理の数々。一度は食べたいメニューを懐石スタイルで供するセットは、リピーターからも支持される。ディナータイムの楽しみは歌三線(さんしん)のライブ。料理、空間、音楽で八重山文化に触れられる。

2.〈La Bugaloo〉ラテン&カリビアン料理のニューカマー。

手のひらサイズのタコスは各500円。モヒート900円。
手のひらサイズのタコスは各500円。モヒート900円。

2022年8月オープン。ビタミンカラーに彩られた店内に、ラテンミュージックが心地よく響く。メニューに並ぶのは、島の食材をふんだんに使った、ラテン&カリビアン料理。マグロのフリットをのせたタコスもあれば、島らっきょうやハーブでマリネしたジャークチキンなども。約50種揃うラム酒も併せて楽しみたい。

3.〈えいこ鮮魚店〉元気印の店主が営む店は地元で大人気!

手前から、刺身盛り500円、マグロのレアカツ1,000円、うむずなー(イイダコ)ちゃんぷるー1,200円。
手前から、刺身盛り500円、マグロのレアカツ1,000円、うむずなー(イイダコ)ちゃんぷるー1,200円。

鮮魚の刺身や天ぷらを販売する“さしみ屋”が営む居酒屋。ウリは、店主・與那覇(よなは)英子さんが目利きしたマグロや島魚だ。質のよさはもちろん、ボリューム満点の盛りつけも人気の理由。チャンプルーやフーチバー(ヨモギ)の天ぷらといった島料理から、マグロのレアカツなどオリジナル料理まで、幅広いメニューを味わえる。

4.〈pizza da tutti〉島食材を使ったピッツァと料理に感動!

手前から、初夏の島野菜満載ピッツァ1,870円、自家製サルシッチャと這いコショウのトマト煮1,100円、グラスワイン935円〜。
手前から、初夏の島野菜満載ピッツァ1,870円、自家製サルシッチャと這いコショウのトマト煮1,100円、グラスワイン935円〜。

薪窯を使ったナポリピッツァの人気店。「近くの農家さんが育てた野菜や、島にしかないハーブを使うのが楽しい」と、店主の丹治智規(たんじともき)さんは笑う。旬の島野菜をのせたマリナーラベースのピッツァは溌剌とした野菜の濃い味わいに、島らっきょうが爽やかな風味を添える。東京やナポリの名店での経験を元に、島で磨きをかけた腕前は多くの人を虜に。

一日のラストはバーで乾杯。 1.〈日本酒Bar ちどりあし〉日本酒でゆるゆると過ごす島時間。

一見、住宅にしか見えない隠れ家バー。「リゾートバイトがきっかけで訪れた沖縄に、気づいたら10年暮らしています」と店主の松永若菜さんは話す。日本酒にはまったことを機に発酵を学び、4年前に店をオープン。おすすめは無農薬や自然発酵タイプだという。

2.〈かぶやぁ〉笑顔がステキな女性店主が待つ小さなバーへ。

旅仲間で飲み友でもある店主・長川千佳子さんと松本尚子さんがともに営むバーは、今年で9年目。「気の合うラムがきっと見つかる」と話す通り、ラム、それも国産ラムを推している。約100種揃うラムはソーダで割ったり、島の果物を使ってカクテルにしたり。女子1人でも安心して訪れられる気安さも魅力だ。

photo:MEGUMI text:Yumiko Ikeda edit:Ai Sakamoto

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