弘中綾香の「純度100%」~第23回~
2020.03.27

第23回 言いたいコト、書きたいコトバ…混じり気ナシ! 弘中綾香の「純度100%」~第23回~

ひろなかあやか…勤務地、六本木。職業、アナウンサー。テレビという華やかな世界に身を置き、日々働きながら感じる喜怒哀楽の数々を、自分自身の言葉で書き綴る本連載。今回は前回から引き続き、初のインド旅について。
弘中 綾香
弘中 綾香 / テレビ朝日アナウンサー

「1991年生まれの入社8年目。夢は革命家で、当面の目標はラジオ番組を持つこと。現在の担当番組は『激レアさんを連れてきた。』(土曜夜10時10分~)など。公式インスタグラムはhttps://www.instagram.com/hironaka_ayaka/

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「インドに行ってきた」(その2)

 「インドに行ってきた」とドヤりたい、という不純な理由はさておき、とりあえずインドマスター御一行さまのツアーに帯同(という名のお邪魔)をさせてもらえることになった。

 初めて行く人は私だけということなので、皆さんの足手まといにならないようにと、インドについての事前情報収集は念入りにしていこうと思った。まずは何かとアグレッシブな友達に聞いてみた。けれども、インド経験者が見つからない。「え。今年もヨーロッパじゃないの?」「インドで自分探し?」など、今までの趣向と違う選択に驚いた様子。周りからの期待通りの反応に心の中でにんまりしつつ、情報提供者を探す。
 すると、かのベンゾーさん(本連載第19回参照)が出張で1週間近く行ったことがあると言うではないか。聞いてみると、「とにかく水に気をつけて!それが歯磨きのときのうがいだとしても、ミネラルウォーターを使うように。シャワーのときも口に入らないようにね!あと、ビオフェルミンを毎食後飲んでね!」と、なんとも実践的なアドバイスをくれた。ありがたい!でも、ということは、蛇口から出る水道水は飲まないようにした方がいいのか…。基本的情報をもっと集めなくてはと思い、とにかく片っ端からインターネット検索してみることにした。
 調べてみると、やはり水事情は芳しくない。私が行くデリーは国際線の空港もある大きな都市なのだが、それでも気をつけるべきとのこと。日本のきれいな水道水に慣れていると、痛い目を見るらしい。ベンゾーさんが言うように、口に入る水はペットボトルの水にした方がいいようだ。水だけではなく、フルーツや生野菜も気をつけなくてはとの情報が。というのも、水洗いした際についてしまう水でお腹を壊す、らしい。水滴でさえもダメージを与えるなんて、耳を疑うような情報だが、帰ってからもすぐ仕事が待っているので体調は崩せない。念には念を入れ「生もの」はすべて避けるように心がける。
 また、落とし穴は、飲み物に入っている氷だということも学んだ。缶のジュースやコーラを頼んだとしても、ノンアイスにしてもらうこと。他にも女性はあまり肌を見せないようにすることや、一人で歩かないように、タクシーのぼったくりに気をつけろ、など基本的な注意事項を頭に入れる。

 ベンゾーさんとインターネットにより、自分に関係するような旅の心得、知識は手に入れた。けれども、まだこれじゃ足りない。インドという国の歴史や文化、宗教観についても押さえておきたい。何も知らずに街に降り立ったときと、ちゃんと前知識を頭に入れてからの場合は、どうしたって後者の方が自分の中の気づきが多い。とはいえ、インド史なんて学んだことない。またまた検索すると、オリエンタルラジオ・中田敦彦さんのYouTubeオリジナルコンテンツ『中田敦彦のYouTube大学』でインド史の授業があるのを発見。世界史の流れも踏まえながら、わかりやすく教えてくれる。天性のプレゼン能力。旅程に入っていたタージマハールのマメ知識も含まれていて、概要を捉えるのにとてもためになった。加えて『世界の宗教がまるごとわかる本』も手に入れて、ヒンドゥー教の項目を、注意深く読む。あまりなじみのない宗教だからこそ、この機会に触れておこう。大枠はこれで大丈夫。
 さあ、ぐっと焦点を絞って、より深い情報を手に入れるために旅行記を手に取る。沢木耕太郎さんの『深夜特急3-インド・ネパール‐』。90年代に出版されたものとあって、2020年のインド旅行とはかけ離れているところもあるけれど、インドの持つザラッとした質感は十二分に伝わってきた。中谷美紀さんが書いた『インド旅行記〈1〉北インド編』も読んだ。この本はインド旅行を現実的に考えているすべての方にお薦めしたい。自らすべて手配して、バックパックひとつで色んな都市を回られた中谷さんだからこそ書ける、生きた情報の多さ。ガイドブックを読むよりも勉強になった。描写力を備えた瑞々しい文章もさることながら、私はスタンスがとっても素敵だな、と思った。
 インドは訪れた人が好きか嫌いかに二分される、というのは有名な話だが(私は行く前からあまりの情報に、もしかしたら二度と行きたくないと思うかも、とすでに弱気)、中谷さんは旅行中も、そしてそのあと振り返って執筆されているときも、どちらの立場でもない。自分が経験したことをありのままに書いていて、清々しいほどフラット。ほかの旅行記やブログでは、最初を読めば筆者がどちらの立場かわかりやすいのだけれど、そういった主観がいい意味で全く無かった。ぜひ読んでほしい。
 
 ああ、インドに出発する前の準備だけで長々と書いてしまった。次回は出発します!(つづく)

次回:4月9日更新予定

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photo:moro_non

【弘中のひとりごと】
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