
いま東京で絶対に行っておきたい店いま東京で絶対に行っておきたい店 Magazine No. 1123 2016年11月24日 発売号
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その他日本料理 鍋 あんこう鍋・穴子料理たまる「食べたい日にふらりと寄ってほしいから、予約は取らない」。江戸の粋を料理と態度で貫き通す荒木町の知る人ぞ知る名店。主人の御子柴さんは父の代からの、春夏は穴子、秋冬にあんこう鍋を出すスタイルを崩さない。日々道具の手入れを怠らず、あんこうのさばき、仕込み、調理を一人でこなす。白身魚の昆布〆、あん肝の味噌漬けは比類なき逸品。主人は一見無愛想なようで、礼に厚く人情家。
熟練の技と仕込み時間を要するあんこう鍋を毎日供する店は、東京広しといえどもこの店くらい。あんこう鍋は二人前から注文可。
その他西洋料理 restaurant eatrip原宿の裏路地に、奇跡のように現れる緑豊かな一軒屋レストラン。フードクリエイティブチーム「eatrip」を主宰する野村友里さんの食への意識が器や花あしらいなどすべてに表れ、彼女の家に招かれたような居心地の良さがある。「人の体と心を養う食は、万国共通」の理念通り、食材に敬意を込めた型にはまらぬ創作料理が自然派ワインとともに楽しめる。
テーブル席はコースのみ(5,000円または8,000円)。週末はランチあり。
イタリアン ピッツェリア PIZZERIA CANTERA昨年3月にオープンし、ピッツェリア激戦区の原宿で話題になったこの店の最大の特徴は、全粒粉のピザ。北海道産小麦「春よ恋」を店内の石臼で挽いた新鮮な全粒粉で作った生地は、香ばしさもひとしお。これに、宮崎産のモッツァレラチーズや地鶏など、国産の食材を活かしたトッピングが好相性。眺めのいいテラス席は予約OKなので、おしゃれなヘルシーピザをゆったりと召し上がれ。
ピザのハーフ&ハーフ1,780円。和梨のモヒート980円は季節限定なのでお早めに。(各税込)
やきそば 鉄板家 シュウ(旧店名:真打みかさ 自由が丘)毎日製麺する切りたて麺は、本店よりもやや細めながらもちもち! 1カ月以上熟成させるソースも女性を意識してマイルドに。焼きそば(ソース)750円で、麺の存在感を味わって。
ビストロ フレンチ Pignon「フレンチの技法を生かしながらも、旅行先で得たインスピレーションを元に、自分なりにおいしく進化させた料理を作ることが多いです」と吉川倫平シェフ。スパイスやハーブを使い、味に奥行きを感じられるように仕上げた料理は、盛り付けも斬新。1皿で満足できる料理を提供したいとポーションは大きめ。何度も訪れたくなる!
吉川シェフの巧みな技が眺められるオープンキッチンのカウンター席が特等席。
カフェ コーヒー専門店 デリ ハンバーガー ビアバー ベーカリー 寿司 FOOD & TIME ISETANマルシェやグロサリーが複合的につながる、品川駅の新しい憩いの場に。
ビストロ NINE STORIESスープをお魚のグリルにかけていただくブイヤベースに、そば粉をふんだんに使った食べ応えのあるパスタ。女子好みのフードと、クラフトビールの品ぞろえが自慢。ゆったりとしたテーブル席から、サクッと飲めるカウンターまで備えているので、気分に合わせて使い分けたい。
2014年にオープン、すっかり街の定番に。
餃子 您好シャキシャキ、ザクザクとしたおいしい歯ごたえを残すため、肉や野菜は全て手で刻んでいく。餃子=家庭料理であることの信念を守るため、この手間を惜しまない。小気味よいスピードで包まれていく餃子を見ながら、カウンター席で待つのもまた良し。焼き餃子と水餃子では包み方をわずかに変え、口に入れた時の食感の良さを追求している。
席の約半分を予約席にし、残りは当日席に取っておく。
中華 敦煌曙橋という渋いロケーションながら5カ月先まで満席で、実際取材中にもひっきりなしに電話が。そのたびに丁重にお断りする女将の様子に、「さすが」とテンションが上がる、上がる。
小さな看板が目印。
うどん こくわがた大阪人の両親を持つ店主・寺尾将幸さんは、自身の舌を信じ、だしはなじみの関西風に、麺は香川で習得した讃岐風にこだわる。毎日自ら手打ちする麺は、ところどころ捻れたり太くなったりしてだしや醤油とよく絡む。「うどんは個人の好みだから、どれかをオススメすることはない」と頑固な印象だが、8〜9割の常連客に交じる慣れないお客さんにはメニューの選び方を案内してくれる。
寺尾さんは〈おにやんま〉の出身。店内は立ち食い席が背中合わせに並ぶ。













