47都道府県・全グルメガイド 【岡山県・倉敷市のおすすめ】水辺の古民家カフェでピッツァやパフェを。地元民が愛するスポット5選。 TRAVEL 2023.12.27

現在発売中の2024年1月号「47都道府県、おいしいあの町へ」では、地元在住の食通が教える、47都道府県のおいしい食を求める旅を紹介しています。Hanako Webでは、誌面では紹介しきれなかった47都道府県のオリジナル記事を限定で公開。

今回ご紹介する岡山県のガイド役は民藝店店主の山本尚意さん。注目エリアとしてピックアップしてくれたのは、倉敷市。水路に面した倉敷らしいロケーションにある〈水辺のカフェ 三宅商店 酒津〉や、古くから愛されるぶっかけうどんの進化系〈やまこうどん〉の「まぜうどん」など、地元民が大好きなスポットを特別に教えてくれました!

【目次】岡山県・倉敷市エリアの地元民おすすめスポット5選。

1.倉敷らしい暮らしの象徴的カフェ〈水辺のカフェ 三宅商店 酒津〉

倉敷は“民藝の聖地”のひとつと言われています。日本で2番目に民藝館ができ、白壁やなまこ壁の蔵、独自の倉敷格子や倉敷窓など、古くからの文化のある暮らしを大切にしています。美観地区だけでなく、町の中心から少し離れた酒津エリアにある〈水辺のカフェ 三宅商店 酒津〉も、その好例。古民家に必要以上に手を入れず、元々の暮らしの形を引き継いでいるところにも共感します。水路に面した倉敷らしい暮らしの象徴的な存在。店主さんが近隣の農家に足を運び、サイズが小さいなどの理由で、出荷できないけれど味は遜色なしの果物や野菜を入手。ジャムやソース、ピッツァ生地の酵母に活用して、新たなおいしさを生み出しているのも素晴らしいです。

水辺のカフェ 三宅商店 酒津(みずべのかふぇ みやけしょうてん さかづ)

住所:倉敷市酒津2829 
TEL:086-435-0046
営業時間:11:00〜16:00LO(土日祝9:00〜)
定休日:無休

2.倉敷で古くから愛される名物〈やまこうどん〉

〈やまこうどん〉のまぜうどん

〈やまこうどん〉(倉敷市浜町2-852-1)の名物「まぜうどん」は、倉敷で古くから愛されるぶっかけうどんの進化系。自家製の細切り麺を茹でたてで、いりこベースの濃口だしとたっぷり具材とともに混ぜて食す。もちもち食感の麺がクセになります。

3.民藝の器で楽しむ〈日本料理店 雲〉

〈日本料理店 雲〉の日本料理

端正な日本料理を、民藝の器で楽しめる貴重な存在〈日本料理店 雲〉(倉敷市中央1-4-13 倉敷SOLA内)。窓の外に美観地区の街並みや川の流れも楽しめて、倉敷に旅している感も満点です。

4.ホッとする素朴な味わい〈藤戸饅頭本店〉

〈藤戸饅頭本店〉の「藤戸まんぢゅう」

〈藤戸饅頭本店〉(倉敷市藤戸町藤戸48)の「藤戸まんぢゅう」は、地元の麹で仕込んだ酒粕を絞り毎朝こしらえる甘酒を生地に使用。皮は極薄でこし餡が透けて見えるほど。こし餡はやさしい甘さで、ホッとする素朴な味わい。

5.〈融民藝店〉で日常の暮らしに彩りを

〈融民藝店〉の内観

〈融民藝店〉(倉敷市阿智2−25−48)では、岡山県内はもちろん全国の作り手の器や工芸品、染め織物を取り扱い。日常の暮らしになじむものばかりで、使う楽しさを伝えます。

One More Place 神様のおわす山から倉敷を一望する。

〈阿智神社〉

美観地区の一画にある〈阿智神社〉(倉敷市本町12-1)の鳥居をくぐると空気が一変。気持ちがあらたまります。小高い「鶴形山」の頂上に位置し、民藝一派の建築家・浦辺鎮太郎によるクラシックな市役所も遠望。心が晴れる眺めです。

photo_Nobuaki Murakami, text&edit_Mutsumi Hidaka

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