〈アジア食堂RASCAL〉の人気サイドメニューも健全。 人気フォー専門店が鎌倉に移転オープン!〈PHO RASCAL〉の並んでも食べたい名物フォーとは? LEARN 2019.05.04

新鮮な魚介が水揚げされる港があって、とれたての瑞々しい野菜が手に入る生産地も目と鼻の先。しかも舌の肥えた住人が少なくない鎌倉、逗子、葉山は料理人にとって理想のロケーション。新店開業が続く中、ほかの土地で人気を博した実力店も続々移転オープンし、食のシーンを盛り上げています。Hanako『ひみつの鎌倉』「移転しても人気者。」より、鎌倉に移転オープンしたフォー専門店〈PHO RASCAL〉をご紹介。

大磯の人気アジア食堂が、昨年9月鎌倉に〈PHO RASCAL〉として移転オープン。

鎌倉 〈PHO RASCAL〉

大磯の山際にある一軒家で約13年。アジアのハーブやスパイスの効いた無国籍料理で人気の〈アジア食堂RASCAL〉が2018年9月に鎌倉へお引越し。営業は夕方までの、フォーをメインにした店としてオープンした。場所は若宮大路に面した見通しの良いところ。

窓から光が差し込む明るく広々した店内。カウンターの向こうのキッチンでは、大磯時代と同じように、店主の新井秀明さんが料理の腕をふるう。
窓から光が差し込む明るく広々した店内。カウンターの向こうのキッチンでは、大磯時代と同じように、店主の新井秀明さんが料理の腕をふるう。

大きな窓からは目の前に横須賀線、その奥に踏切を横切る江ノ電がチラリと見える。鎌倉らしいロケーションに、旅気分も盛り上がる。

カウンターの棚には、フォーに欠かせないライムがガラス瓶にたっぷり。チリや砂糖、酢を入れたスパイスセットも。
カウンターの棚には、フォーに欠かせないライムがガラス瓶にたっぷり。チリや砂糖、酢を入れたスパイスセットも。
木目を活かした椅子やテーブル、白を基調にしたシンプルなインテリアはカフェのような雰囲気で、女性1人でも入りやすい。
木目を活かした椅子やテーブル、白を基調にしたシンプルなインテリアはカフェのような雰囲気で、女性1人でも入りやすい。

連日行列!看板メニューのフォーはいかに?

フォーは常時3種類。ベーシックな「チキンのフォー」、「ベジタブルのフォー」のほか、本日のフォーが登場。写真は鯛やスズキの刺身をトッピングした「白身魚とゴマのフォー」950円。
フォーは常時3種類。ベーシックな「チキンのフォー」、「ベジタブルのフォー」のほか、本日のフォーが登場。写真は鯛やスズキの刺身をトッピングした「白身魚とゴマのフォー」950円。

看板メニューのフォーは、大きめのどんぶりにたっぷりと。澄んだスープは鶏とハーブで仕込み、塩で味を調えたもの。なのに深い旨みがあって、最後の一滴まで余さず平らげられる。なめらかな食感で、噛むと少しばかりモチモチとした食感を楽しめる平たいライスヌードルとの相性もぴったりだ。

ヤムウンセンにスーチカ…大磯時代の人気サイドメニューも健全。

香草やナッツ、干しエビたっぷりで酸味が効いた「ヤムウンセン」(800円)
香草やナッツ、干しエビたっぷりで酸味が効いた「ヤムウンセン」(800円)

このフォーが評判を呼び、移転オープン1年を待たずして行列のできる店に。休日ともなると用意した70〜80食が早い時間に完売になることも。しかしこの店、フォーだけで帰るのはあまりにももったいない。タイ風春雨サラダ・ヤムウンセンや鶏とキャベツのベトナムサラダ・ゴイガー、沖縄の塩漬け豚・スーチカ、ラオス北部の汁ビーフン・カオソーイなど、実は大磯時代にも人気を博したサイドメニューが充実している。

カリッと焼き上げた「スーチカ」600円は脂身までおいしい。
カリッと焼き上げた「スーチカ」600円は脂身までおいしい。

鎌倉散歩を楽しんだ昼下がり、ビールを飲みながら料理をシェアして、のんびりしっかり食事を楽しむのもオツなもの。

〈PHO RASCAL〉

店名のラスカル(アライグマ)は店主の名前、新井さんから。
■神奈川県鎌倉市小町1-15-5 
■0467-25-1238 
■11:00~17:00(フォーは売り切れ次第終了) 月、第1・3日休 
■16席/禁煙 

Hanako『ひみつの鎌倉』特集では、鎌倉の楽しみ方を多数ご紹介しています!

Hanako『ひみつの鎌倉』

(Hanako1172号掲載/photo : Shin-ichi Yokoyama text : Mutsumi Hidaka)

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