上品な味わいで余韻を残す「ODAGAKI モンブラン」1,200円。
2021.09.29

みんなの憧れ!の焼菓子とケーキ屋さん。 “日本一”のモンブランを求めて。【丹波篠山】全国から栗好きが足を運ぶ〈小田垣商店 本店ショップ ODAGAKI mamedou 小田垣豆堂〉へ。

散歩がてらふらりと立ち寄ったり、大切な人へのギフトに選んだり、目的のおやつを求めて出かけたり。ほっと一息つきたい時間にやさしく寄り添ってくれる、話題のおやつをご紹介します!今回訪れたのは、〈小田垣商店 本店ショップ ODAGAKI mamedou 小田垣豆堂〉。松茸、黒豆と並ぶ丹波篠山の特産品の栗。やさしい香りと素朴な甘み、ぴかぴかに光る艶を持つ丹波栗は、古くから朝廷や幕府に献上されてきた最高級ブランド。その“日本一”とも称される和栗の里を訪ねて。9月17日(金)発売Hanako特別編集『ケーキ、焼き菓子、おやつを買いに。』よりお届け。

和栗のやさしい甘みと風味がもたらす、圧倒的な幸福感。

カフェの利用客のみ眺めることができる、杉本博司氏が手掛けた石庭“豆道”。黒豆に見立てた敷石の通路など、随所にユニークな仕掛けが。
カフェの利用客のみ眺めることができる、杉本博司氏が手掛けた石庭“豆道”。黒豆に見立てた敷石の通路など、随所にユニークな仕掛けが。
江戸時代後期から大正時代初期の間に建てられた建物は国の登録有形文化財。庭を眼前に望む無垢の杉材のカウンター席ほか、個室も。
江戸時代後期から大正時代初期の間に建てられた建物は国の登録有形文化財。庭を眼前に望む無垢の杉材のカウンター席ほか、個室も。
スイーツの相棒には黒豆茶を。2種類の焙煎を行い、2段階の抽出方法で淹れられる。
スイーツの相棒には黒豆茶を。2種類の焙煎を行い、2段階の抽出方法で淹れられる。
ショップには、黒豆ほかオリジナル商品が並ぶ。
ショップには、黒豆ほかオリジナル商品が並ぶ。
カフェの利用客のみ眺めることができる、杉本博司氏が手掛けた石庭“豆道”。黒豆に見立てた敷石の通路など、随所にユニークな仕掛けが。
江戸時代後期から大正時代初期の間に建てられた建物は国の登録有形文化財。庭を眼前に望む無垢の杉材のカウンター席ほか、個室も。
スイーツの相棒には黒豆茶を。2種類の焙煎を行い、2段階の抽出方法で淹れられる。
ショップには、黒豆ほかオリジナル商品が並ぶ。

山に囲まれた篠山(ささやま)盆地に広がる丹波篠山。この地で1734年に創業し、黒豆の卸店として歩んできた老舗〈小田垣商店〉。扱う最高品質の「丹波黒」は、一流の料理人を筆頭に有名和菓子店も惚れ込むほど、その大きい粒と凝縮した旨みで知られている。そんな同店が、国の登録有形文化財である本店や庭園を現代美術家・杉本博司氏と建築家・榊田倫之(ともゆき)氏が主宰する新素材研究所の設計により改修し、カフェ〈ODAGAKImamedou 小田垣豆堂〉を2021年4月にオープン。自家製の黒豆茶とともに、“日本一”と称される丹波の栗を使ったスイーツを“ご当地”で味わえると、全国から栗好きが足を運んでいる。

上品な味わいで余韻を残す「ODAGAKI モンブラン」1,200円。
上品な味わいで余韻を残す「ODAGAKI モンブラン」1,200円。

スイーツの筆頭にオンメニューするのは、いちばん人気の「ODAGAKI モンブラン」。味の要となるのは、毎年秋に収穫した栗を使って作るモンブランペースト。最高の食べごろを逃さず収穫し、特別製法で一気に味を閉じ込めることにより、一年中、和栗の風味を楽しめるという。舌にのせた瞬間、広がるのは研ぎ澄まされたようにシンプルで素朴な甘み。と同時に、すーっと心が和らいでいく不思議な感覚がやってくる。その正体をつかもうと、ひと口、またひと口とスプーンを動かす。アーモンドの焼菓子、ほんのりカスタード、生クリーム、渋皮煮、甘露煮、そして黒豆。異なる食感の存在は確かだが、和栗のやさしい甘みはふわっと口内を包み込むものの、すぐに跡形もなく消えてしまう。気づけばお皿は空に。なんと儚はかないモンブランだろうか。

渋皮栗甘露煮のクリームがトッピングされた「丹波栗のソフトクリームパフェ」1,000円。
渋皮栗甘露煮のクリームがトッピングされた「丹波栗のソフトクリームパフェ」1,000円。

「丹波栗のソフトクリームパフェ」で再トライをするも、結果は同じ。ひんやりとクールダウンした口の中に温度がまた戻ると、あのやさしい甘みは消えてしまう…。ただ、どちらも食後に訪れるのは、圧倒的な幸福感だ。“地元にある素材を、純粋に生かしただけ”というシンプルさこそ、最強。山間の小さな町で出会った、自分史上最高の“モンブラン体験”。誰かに話したくなるのも、当然だ。

〈小田垣商店 本店ショップ ODAGAKI mamedou 小田垣豆堂〉/丹波篠山

〈小田垣商店 本店ショップ ODAGAKI mamedou 小田垣豆堂〉/丹波篠山

神戸・三宮から車で約1時間。電車の場合はJR宝塚線・福知山線「篠山口」駅よりバスかタクシーで約15分。
■兵庫県丹波篠山市立町19
■079-552-0011
■10:00~15:30LO(ショップは9:30~17:30)木・年末年始休(ショップは年末年始のみ休)
■34席

(Hanako特別編集『ケーキ、焼き菓子、おやつを買いに。』掲載/photo:Kunihiro Fukumori text:Yoshie Chokki)

編集部
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