木村ミサと本日のティータイム。 奥代官山の日本茶スタンド〈TEA BUCKS〉でいただくこだわりのお茶。日本茶の新しい可能性がここに。 LEARN 2019.06.25

今回の場所は奥代官山という今ホットなスポット。そんな奥代官山の隠れ家的なお茶屋さんへティートリップ。私がずっと行きたくてたまらなかった〈TEA BUCKS〉で至福の一杯をご紹介します。

TEA BUCKS

代官山駅から住宅街へと歩いて行くとヒョンと現れた隠れ家的なお店。ヘアサロンが2階で、その路面に〈TEA BUCKS〉はあります。元々〈TEA BUCKS〉の店主がバックパッカーとして世界を旅している時に、ヘアサロンのオーナーと南米で出会った縁から一緒にお店を始めることになったそう。素敵な巡り合わせってあるんですね。そして私がここを知ったきっかけが、そのオーナーの悠馬さん。私が上京して、初めて一緒に撮影をしてくれた方なのです。巡り合わせのパワー!ありがとうお茶!

【本日の一杯目】「釜炒り玄米茶」

TEA BUCKS

本日の一杯目は、「釜炒り玄米茶」。佐賀県嬉野の茶葉を使ったもの。古来より受け継がれてきた釜で茶葉を炒る製法で作られています。80度前後で70秒くらい蒸らすのが肝。注ぐととにかくきれいで、クリーンな黄金色が透明のカップと鮮やかな緑のストローとマッチします。香りも釜炒り茶の香ばしさと国産玄米の香りが日本を感じてホッとしますね。

TEA BUCKS

大人のみなさまに朗報!なんと、お茶ハイが飲めちゃいます!この美味しい「釜炒り玄米茶」で作るお茶ハイが飲めるなんて嬉しすぎます。こちらではお茶に合わせたリキュールでお酒も提供しています。
お茶菓子をいただきながら、昼間からお茶ハイ。何倍でもいけるくらい飲み心地もよく、これぞベストオブお茶ハイ。

【本日の二杯目】「紅ほうじ茶ラテ」

TEA BUCKS

そして、今回一番気になったのが、「紅ほうじ茶ラテ」。紅ほうじ茶とは、紅茶・烏龍茶風味を持った高発酵させた茎を焙じて、そこに完全発酵させた紅茶をブレンド。よって、烏龍茶・ほうじ茶のそれぞれの美味しいところを厳選してブレンドさせた、“いいとこ取り”なお茶なのです。茎を焙じているのでカフェインも大きくカットされているのもありがたい。

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お味は、烏龍茶のような、ほうじ茶のような、紅茶のような…。全てのうまみを楽しみながら飲める不思議な味。でも曖昧なわけじゃない。一回飲んだら中毒になるくらいに一番ハマってしまう魅力を持っている。もっと「紅ほうじ茶ラテ」が世に広まって欲しいくらいタイプなお茶に出会えた。

店主のこだわりが光るティースタンド。

〈TEA BUCKS〉/代官山

お茶を淹れるまでの過程も見ながら待てるのも楽しみの一つ。店主の丁寧な計り、アナログな秒時計もまた良い。そして、茶香炉から香るお茶の香りを楽しみながらリラックスした気持ちで待つのも至福のとき。

〈TEA BUCKS〉/代官山

ここにいたのはお昼過ぎ。常連さんがやってきた。週に何回も通うくらい居心地がいい場所なんだそう。ここへははじめて来たのに、店主の柔らかな喋りと静かな立地が閉店までいたくなる雰囲気を醸し出し、一瞬で常連になりたくなりました

【今回のお持ち帰り】

「ゆず緑茶」
「ゆず緑茶」

今回のお持ち帰りは、そんな常連さんのオススメの「ゆず緑茶」。マイボトルに入れてシェイクするだけで美味しいお茶ができる画期的な代物!ゆずの香りがしっかりたちつつ、たくさんシェイクしたので抹茶のような味わいにも。少なくすればスッキリとした味も楽しめます。
ジャケも可愛い(TバックとTEA BUCKSをかけている洒落たロゴ)。〈TEA BCKS〉のお茶とお供におチルな代官山の昼下がりをお過ごしください。

(photo:Kenichi Kurosaki)

〈TEA BUCKS〉

■東京都渋谷区恵比寿西2丁目12−14
■日・火〜土曜日 11:00〜23:00

☆前回の「本来の日本食文化を伝える、オーガニックなお茶〈HAPPA STAND〉へ。」はこちらから。
☆『本日の至福、この一杯より。』連載ページはこちらから。

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