「具は旬の食材1点のみ!ザクッと感が命の春巻き」|真佑のお弁当奮闘日記 LEARN 2023.01.11

料理研究家のウー・ウェンさんを義母にもち、ウー・ウェンさんのクッキングサロンでアシスタントを務める井上真佑さん。ウー・ウェンさんとの日々の仕事と著書から学び、義母としてのウー・ウェンさんのアドバイスを受けながら、井上さん自身の工夫を加えて作ったお弁当の中身とは?

食生活の変化

講義中の先生。
講義中の先生。

「きのこは毎日食べましょう」
「冷たいものは内蔵を冷やします」
「塩は効果的に使って減塩効果です」
「忙しいときに炒め物をしないでください」

私が先生(ウー・ウェンさん)の教室に入って変化したことはたくさんありますが、1番は“食生活への意識”だと思います。教室では、始めに30分ほど講義があり、最近の話題や季節の話、レシピのことなど様々なお話をします。その後に先生のデモンストレーションを見て、実習、試食という流れ。そんな授業の最中、よく先生が伝えているのが冒頭の言葉(ごくごく一部ですが)。私は実習の準備をしながら、その言葉を月に10回ほど聞いています。

実践できているかと言われると、私も、実の息子である主人も、冷たいお酒が大好きですし(ビールはグラスまで冷やします)、塩を入れるタイミングを間違えて後から足すこともありますし、きのこは毎日食べません。でも、スーパーで買い物するときや、コンビニで飲み物を買うとき、自宅で料理をするときに、ふと先生の声が脳内から聞こえるのです。
「今日は何を食べよう…そういえば、最近食べていなかったきのこにしよう」「冷たいものばかり飲んでいるから(たいてい胃腸の調子が悪いとき)、今日はあたたかい飲み物にしよう」など、出てくる出てくる。毎月聞いていると刷り込まれていき、無意識に変わってくるのだな。これが生活に根付くと言うことなのかも、と実感しています。
生徒さんの中にも、教室に来るようになってから食生活の意識が変わり、冷え性が改善されたという方がいらっしゃいました。月に1回でも、繰り返し頭の中に刷り込まれると意識が変わり、行動が変わり、体が変わっていくのですね。体を心地よくするのも、健康にするのも、私次第。これからも、無理のない範囲で頑張りたいと思います。

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